雲上快晴

プーさん爺じが、何の変哲もない日々を綴る

これが繋がるということなのか

2007年02月26日 | 卓球
 この土日、隣県のクラブの監督さんが、子供たち5人を連れて合宿に来てくれたのです。
 うちの塾に練習に来ても、強い選手がいるわけでもないし、この時期に合宿を張る必要性はなかったはずなのですが、何故か来てくれたのです。

 これまでは、子供達だけの練習が常だったのですが、今回は、大人も混じってのダブルス合宿となって、延々夜中の2時過ぎまで奇声飛び交う練習となりました。

 この春、私立の有名中学に進学する子も来ていて、その子にとっては、技術レベルを上げるための合宿ではなかったはずなのですけれど、自分より格下の子達と接しても決して馬鹿にしたような態度をとらずに、真摯にボールを打っていた姿に心を打たれて、思わず使い古しではあるのですけれど、私の気持ちのこもっているユニフォームを2枚あげました。
 このユニフォーム、ゲゲゲの鬼太郎のチャンチャンコと同じくらい霊魂のこもったものなのですよ。ずうっとしまっておこうと思っていたのですが、あの子になら着てほしいと思ったのです。

 この前は、私のトレードマークであったオレンジのグランドコートをシンノスケにあげてしまったし、そのうち着るものが無くなりそうです。。。

何年かぶりで

2007年02月22日 | 卓球
 油切れのロボット女将さんとボールを打ちました。
 女将さんはチョットマンなのですが、バックハンドの攻撃をするときに、右足をついてから打つので、スイングが波打ってしまって入らないのです。
 体が突っ込むから、足が先に着いてしまうということが判らないようです。
 それに、右足一本では立てるけれど、左足一本では立てないから、どうしてもバックハンドの重心移動が出来ないようです。
 少しづつ矯正していくしかないようですね、子供たちに教える何十倍もの時間が掛かりそうですが・・・

 そんな中、女将さんと私が打っている横で、お兄ちゃん塾生とお母さんが多球練習を繰り広げていました。
 塾生とお母さんの基本練習が終わった後、女将さんと塾生、お母さんと私でボールを打ちました。
 お兄ちゃん塾生、一度だけカットマンと試合したことがあるだけなので、女将さんのチョットがなかなか返せなくて悩んでいましたが、しばらくするとなんとなくチョット打ちが続くようになって、一球一球に声を出して打つようになりました。
 チョット打ちが続くことが、ものすごく嬉しかったらしく、満面に笑みを湛えていました。
 お母さんはお母さんで、ミスするたびに自分を叱咤して、ほっぺを真っ赤にしながら練習してました。

 何かスポーツの原点を見ることが出来たような今日の練習でしたよ、「楽しいからもっとやりたい」、これっきゃないでしょう

親の愛情

2007年02月20日 | 卓球
 2人の塾生のお母さんが、一生懸命卓球を覚えようと、私の多球練習に入ってきました。
 「あっ違う、間違った」などと言いながら、真剣に卓球と向き合っているのです。

 こんな母親の下に育つ子供達は幸せですよ、文字通り体を張って自分の子供と接しようとしているのですから。
 今の子供達、平気でお母さんに向かって「ババア」とか言いますけれど、このお母さんの子達は絶対に言いませんよ、いえ、言えませんよ。

 親が真剣に子供と向き合えば、子供はまっすぐに伸びるものなのです、真剣に自分を見てくれないから、見てほしいと思ってはじけるのですよ。
 今の世の中、親御さん達も忙しくて大変なのも判りますけれど、一番大好きなのは子供でしょ、好きなものには時間を惜しまないでしょ、出来る限り共有の時間を作ってほしいなぁ、一真塾の父兄のように。

これで丸く収まる

2007年02月18日 | 卓球
 私より少し前にクラブを辞めた指導者からの電話がありました、話したいことがあるというので、家に来てもらい話を聞きました。

 話の内容は、想像していたとおり、クラブの父兄たちからの復帰要望がきて、自分としても力になりたいと思っているのだけれど、復帰にあたっては私に一言ことわりを入れたいというものでした。

 正直、「良かったぁ」と思いましたよ、彼が辞め私も辞めて子供たちは少なからず動揺していたはずなので、彼が戻ってくれるなら安心です。きっといいクラブ運営をしてくれるでしょう、私の懸念事項が一つ解決した気分でした。

 ですが、一つ気になったことは、「ホープス事務局業務に協力するかどうか、まだ、はっきりとは決まっていないという話を聞きました」と言われたのですけれど、ホープス事務局って、私個人が受けたものじゃなくてクラブとして受けたもののはずなので、クラブを辞めた私が、本来から言えば、やるべきことではないものだと思っていたのです。でも、私が代表の時に受けたものだから、そこは私としても責任があるので全うしなければと思って、父母会の時にも話をしたのですけれど、どうも本末転倒な話になっているようです。
 全て私が悪いのでしょうね。。。

鍛え直してみようと

2007年02月14日 | 卓球
 今日の塾での球出し、タンポポにはお兄ちゃんが出して、お兄ちゃんには私が出して、私にはタンポポが出して。

 先日のしんのすけとの真剣勝負を契機に、私もまだまだ老けちゃいけないな、と感じて、少し本気でなまった体を呼び覚まそうと思ったのです。

 タンポポの球出しはいいですよ、ミドルをえぐってくるようなボールばかりなので、フォアで打点を落として打つか、バックで即反応するか、いろんな触り方の実践になりました。

 それから、自分も多球練習に入ってみて感じたことは、とにかく時間が経つのが早いということ、球出しだけをしていた時の時間の感覚と全然違うのです。
 なんでなんでしょうねぇ、でもまあ、すごく楽しい時間を過ごすことが出来ました。
 やっぱ、卓球ってホントに楽しいわ。。。。。

敗者の美学

2007年02月12日 | 卓球
 県の団体戦がありました、この大会は某卓球メーカーが後援となってくれていて、メーカーの人も会場に来て観戦をしてくれました。
 そんな中、ある接戦の試合があって、負けてしまった子が、試合終了後に泣き出したのです。
 その場面を見ていたメーカーの人が私に言いました、「あの子は強くなりますよ、試合に負けて悔し涙を流せるというのはそれだけ真剣になっていた証拠です」と。

 たしかに必死に勝とうと思って試合をして、結果負けてしまったことが悔しくて泣いてしまったことはそのとおりだと思います。
 でもでもなのです、その子が今日の試合のために、本当に真剣になって、もうこれ以上は一球も打てない、もう一秒も起きていられない、という練習をしてきたのに勝てなかったのなら話は判るのですが、果たしてそうだったのでしょうか。
 試合に勝った選手の方が、負けた選手より一生懸命練習してきたというふうには考えられないでしょうか。

 どうも日本には、敗者の美学という慰めの考え方が蔓延しているようで何とも歯がゆいのです。
 敗者の美学より、勝者の実学、このあいだ聴いた二宮さんの言葉が蘇った今日の一出来事でした。

ああ男子クラス その4

2007年02月07日 | 回想録
 久しぶりだなぁ(毎回言っているような・・・)
 
 隔離病棟のような男子クラスだったけれど、楽しいこともそれなりにあったのだ。
 前にも書いたけれど、一学年10クラスのうち、家政科が2クラスあるのである、当然のことながら全員女子。
 家政科の授業には、料理実習があるのだ、そう、家政科の女の子たちと仲良くなると、授業で作った料理を持ってきてくれるのである。

 女性の気持ちはよく判らないけれど、自分が作った料理を持っていく先は、何故か男子クラスであって、共学クラスの友達の所へは決して行かないのである。
 でも、男子クラスに料理を持ってくるという行為にもかなりの勇気がいったと思うのだ、何故なら、女子が料理を持ってきた瞬間に、我々男子クラスの窓が一斉に開放されるからだ。
 お目当ての友達が赤い顔をしながら廊下まで料理を貰いにいく、貰えない奴等は「ヒューヒュー」と指笛を鳴らすのである。

 料理を貰うためには、家政科の女子と仲良くならなければならない、仲良くなるチャンスは? しっかりとあるのだ、修学旅行という勉学の名を借りた合コンの場が。
 2年の秋に行く修学旅行、共学クラスはクラスだけで行動するのだけれど、男子クラスと家政科クラスは何故か行動を共にするのである。
 1組(家政科)が9組(男子クラス)と、2組(家政科)が10組(男子クラス)と一緒に行動するのである。
 異性との接点を半年間も隔離され、日の当たらない教室に押し込められていた『青春』のエネルギーが一気に爆発する『七夕』のような時間、ここを逃したら明日からまた不完全燃焼の日々が待っているのである。
 だから男子クラスの面々は、この瞬間に最高のパフォーマンスを演じようと、半年前から用意周到に準備をしているのである。

 こうして、修学旅行を境に、多くのカップルが誕生し、実習で作った料理が運ばれてくる数が増えていくのである。
 料理を受け取った奴の、「俺って勝ち組?」っていう顔がホントに許せかなった。

 俺も「食いたかったぜー!!!」
 そう思ってるだろ、たなかしさん、YAMATOさん・・・

神奈川遠征

2007年02月05日 | 卓球
 先週の土日、県の選手強化施策として、神奈川の小中学生との練習試合を行ってきました。
 他の指導者の先生方がどう感じたか知りませんけれど、全く卓球が違いました、正反対の卓球でしたね。
 ラリーが続くほど力が抜けていく神奈川の選手たち、決め球のときなど片足を浮かせてボールに上手に体を預けていく、フワッと浮き上がるような感じ、一方栃木の選手たちは、どんどん力んでいく、スタンスが広くなって体が沈んでいくのです。
 これじゃ、やればやるほど差がつくでしょう。

 神奈川の卓球そのものが変わりつつあるようです、蟹のステップをしている子などほとんどいませんでしたよ、右足と左足を交互に出して。。。

 どうやら動き出したようです。