雲上快晴

プーさん爺じが、何の変哲もない日々を綴る

釈然としませんね

2015年11月13日 | 隠居の世迷言
 湯本に「湯の岳」という小高い山があって、頂上からの見晴らしが素晴らしいという話を聞いたものですから、女将さんがやってきた先週の土曜日に行ってみました。

 あいにく靄がかかっていて視界が悪く、晴れていればさぞや綺麗だろうと思える紅葉も ↓ な感じでした。



 帰る途中、山の中腹にある「丸山公園」に立ち寄って散策していましたら、何やら大きな慰霊碑が建っている場所に出ました。



 ただ、慰霊碑の前にある献花台が景観を損ねているような気がして、近づいてみると、、、



 如何にも取ってつけたような献花台で、後ろが見えないように隠しているように感じたので、後ろに回ってみると、、、



 ありました、「建碑のことば」なる建立の経緯を綴った石碑が。

 この慰霊碑は、第二次世界大戦後、海外から引き上げてきた人たちが中心となって、異国の地の劣悪な環境下て命を落とされた方、祖国を目前した引き上げ船の中で病に倒れ亡くなられた方達の霊を祀るために建てられたものだと書かれていました。

 その文面の中には、引き上げが遅々として進まなかったことなどへの国に対する非常に激しい憤りも書かれてあって、多分そのせいでお上から「隠せ」とのお達しが出たんじゃないかと、、、この碑を建てた方達は悔しい思いをしているだろうな、、、と。

ここに刻まれている言葉が真実であるはずなのに、、、こういう歴史を伝えなければいけないはずなのに、、、


 深く一礼をしてきました。

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