この一週間の冷え込みは厳しく、連日最高気温が一桁、最低気温0.0度の日もありました。
TVでは夜のイルミネーションの美しさが話題となっているとき、私は相変わらずの北野近辺
の早朝風景です。
夜明け前、白く色づく吐く息の向こうに青空駐車の車の屋根、参拝する北野天満宮の本殿の
屋根にはうっすらと霜が降りていて銀色に光っていました。
寒さで背を丸めながら、夜明けごろに参拝で訪れる神社で、黙々と境内を掃く老人、夫婦睦まじく
お参りされる老夫婦たちと挨拶を交わすと、何とも言えないぬくもりを感じ、今日も頑張ろうと元気を
もらいます。
上右のご夫婦、右側のご主人は目が不自由で、左手を奥さんの肩において歩いておられるが、
その軽やかな足の運びとピッチの速さ、お二人の呼吸のあったウオーキングには感心させられます。
下段車椅子の老夫婦、天神さんの大鳥居までは足の不自由なご主人を車椅子でお連れして、参道に
入るとご主人の歩行訓練におつきあいされてます。ゆっくりといたわるように寄り添って。
伴氏社にお参りのご高齢の夫婦のように、ご夫婦仲睦まじく言葉を交わしながら早朝散歩されている
老カップルも多く、その方々と挨拶を交わすだけで心があったかくなります。
私もこのような夫婦のように、年老いて傘寿を超えるころにはなっていたいと思ったりして。
このあたりで、北野天満宮の事始めの催し「大福梅の授与」の様子を紹介しておきます。
13日の午前8時30分には写真のように約60人の方とTVのカメラが。
信心心の乏しい私は、一袋に数粒入っている塩付けの梅を待ちかねたように並んで求められる姿や
「購入するのに「授与」とは?」と、並んで求めている女房に話しかけて叱られましたが。
最後にこの時期に見られる花を3種類(山茶花・ツワブキ・寒桜)紹介して今回は終わります。