つい先週まで紅く色づいていた木々の葉も木枯しに舞い、枯れ葉を踏む足音、見守り隊で
挨拶を交わす子供たちのはく白い息にも師走を感じます。
12月7日は二十四節気の「大寒」、その前日には毎年恒例の北野天満宮中門に三輪画伯
の大絵馬が掲げられました。
北野の紅葉有料公開の最終週末ということもあって縁日のような人出でした。
翌7日(日)は千本釈迦堂(大報恩時)で師走恒例の「大根だき」が始まりました。
写真を撮りたくて初日の午前10時過ぎに立ち寄ったのですが、すごい人出で大釜の
ある特設テントの周りには報道関係者で取り囲まれて、一般人は近寄れませんでした。
下の写真は「報道」の腕章をつけたカメラマンの様子、TVのインタビューを受けている
子たちの二枚です。
粘って粘ってプロ・アマカメラマンたちの隙間から苦労しようやく写した写真です。
住職さんが記者さんたちに説明されているのをそばで立ち聞き、「千本釈迦堂の上人
が鎌倉時代に釈迦の悟りを開いた日合わせ盛大な法要を営み、梵字を墨書した大根
を魔よけとしてふるまったのが始まり」とか。このことより7・8日の両日で約1万5千人が
お参りされること、一椀千円であることのほうに関心寄せる罰当たりな私でした。
この時期の風物詩としてほかに二つ紹介します。
一つは校区の小学生の「チャレンジマラソン大会」です。鴨川堤を一人ひとり自分の力に
応じた目標に向かってチャレンジする行事を参観してきました。
元体育教師の私には遠い昔、自分が立案実施していた「適応マラソン」(29.2㎞)の思
い出がダブりました。走る距離や方法も異なりますがお手伝いの保護者の方々の多さ、
中には一緒にランニングされる方もあり、ビックリです。
二つ目は少年補導委員会主催の「餅つき大会」、蒸篭で蒸し、杵・臼でつく「餅つき」
は、80手前の老人には年の暮には欠かせない思い出です。
手作りの竈6基と木製の臼と杵5セットの本格的な餅つき、消防団・民生児童委員会
もお手伝いされて素晴らしい行事でした。もちろん子供たちも大喜び。
最後になってしまいましたが今週の花、平野神社の「寒桜」(十月桜)と水仙です。
10月初旬からポツリポツリと小さな花を開花させている寒桜は、寒くになるに
連れて花の数をましています。
もう一つの花「水仙」、例年1月に入ってから開花し始めるのですが今年は12月初めに
開花しました。境内の桜の木々の根元に植えられているあちらこちらで、小さいが凛と
した花姿で楽しませてくれています。