今が旧暦二十四節気でいう「大寒」、一年で最も寒さが厳しいころです。
大寒の名が示す通りこの数日の厳しい寒さにはうんざりです。
最低気温0度以下最高気温が5度以下の日が続きました。そのうえインフルエンザの
蔓延です。老人は特に気をつけねばなりません。
よく「年齢をかさねると月日の流れがどんどん早くなる」といわれますが
この数日は一日の長かったことか、週間天気予報にいつ暖かい日が訪れるか、
テレビの画面見つめ心待ちにしていた一週間でした。
寒い上におり悪く初天神縁日の日は一時前が見えななくなるほどの降雪。
受験シーズンということで、雪の中にもかかわらず合格祈願で訪れた参拝者も多く、
積もった雪で転ぶ(スベる)ことがないようにと、関係者は参道の雪かきと
凍結防止剤散布に余念がない姿に心を厚くしたり感謝したり。
蕾がほころび始めた早咲きの梅の花もまた固く閉じてしまう感じの寒さでした。
年明けてからの一か月、平均寿命の80歳を越しても自分で歩ける体を維持しようと、
肌を刺すような寒さの中での早朝ウオーキング(5時15分出発、約1時間6千歩、
2日歩いて1日休みというインターバル)続けてきました。
狙いはよくても体を壊しては元の木阿弥ではないか、午前でも午後でも歩こうと
思えばいくらでも時間はあるのに、と迷いつつ続けた一か月でした。そんな中
先日ふらっと立ち寄った書店に「ボケずに元気に80歳!」という本があり、
自分の今の思いを言い表した表題が気に入って即購入。
その本にボケないための7カ条とあってその第一が「とにかく歩くこと」と
ありました。(①とにかく歩くこと ②指先を使うこと ③アウトプットを
④ボランティアを ⑤自分ですることを見つける ⑥社交的でいること
⑦ボケ始めてもできることを)
本には”体は心を作り、心は体を作ります。歩かなくなると呆けが進行します。
散歩で外からの刺激を受けることによって身体も脳も活性化します” と。
「いつ歩くかより、まずは歩き続けること」と改めて思い知り、少し逃げの
気持ちが消えて元気が出ました。
久しぶりの太陽に誘われて植物園へ出かけ、写した椿の花で今回は終わります。