NHK大河ドラマ「西郷どん」を楽しく見ています。薩長連合軍が幕府軍を撃破した鳥羽伏見
の戦いも終わり、ドラマは江戸城無血開城に差しかかっています。
このドラマでは触れられていませんが、衣笠山麓一帯は薩長連合軍が緊迫した京都へ多数
の藩士を送り込み、軍事施設を設営した場所、特に火薬庫を設営した場所であることはあまり
知られていません。
当時、火薬庫を幕府軍の攻撃から守るために、この地域の農家が土倉に弾薬を隠し、戦い
時には弾薬を運ぶ協力をしたのだそうです。
この衣笠の地元民が明治維新に薩長連合に協力し新しい国造り取り組んだお礼にと、後年、
西郷隆盛が衣笠校に「敬天愛人」の墨書を寄贈しています。
さて、このあたりは私の早朝ウオークのコースで、つい先日の台風で本殿が倒壊した平野
神社、等持院、立命館大学キャンパス、きぬかけの路を通ります。
(平野神社の倒壊した拝殿あとから本殿を眺めて)
足を西へ、等持院前(現在工事中)を通過。
北へ歩進め大学構内へ。ここから望むから望む衣笠山の風景はきれいです。
山すそ沿いの道が「きぬかけの路」です。
さて、この時期に咲く花二つを紹介して今回はシメとします。
我が家の小さな庭にも植えてありますキンモクセイです。
まだ夜が明けない5時過ぎから歩き始めている私に、芳香を漂わせてそっと咲いているのを
知らせてくれます。
甘く強い香りは三香木(金木犀・クチナシ・ジンチョウゲ)の一つとして有名で、私のような
年配者には「トイレの芳香剤」としての記憶が思い出される強い香りです。
もう一つの花「十月桜」です。10月はじめごろから咲きだし、翌年3月終わりごろまで、
ソメイヨシノサクラが咲き始めるころまで咲き続けます。花径1.5㎝薄いピンク色の花
を咲かせ、平野神社では数本咲き始めています。