日本学術会議をネタにし、執拗にメディアや野党などが政権批判に懸命になっているが、日本学術会議と何なんだろうか。
殆どのメディアや野党などは、学術委員会が指名した6名を総理が任命しなかった事を問題視し政権批判に利用しようとしている。特に学術委員会が6名を任命しなかった事は「学問の自由の侵害」と批判した。メディアも野党もこれに添ってバカみたいに批判をする。
だが学術会議に関する俯瞰的報道、言動などは一切行おうとはしない。これまでの通りだが、非常に偏見的行動ではないか。
メディアや野党などは政治介入はあってはならないなどと言っているが、共産党の影響下にあった民科から、創立時から学術会議へ26名の民科員が送られている。
民科会員が多く送られる事になったのだろう。1950年代に民科が共産党に支配される事になり学術会議は共産党の支配される事となったのだろうが、これに関し重要人物が存在している。福島要一。
福島は東京帝京大学農学部農学科卒後、農水省官僚となるが49年学術会議が創立されれば会員となり農水省を退官する。
福島が会員となったのは30代。創設されたばかりには7部があり、福島は6部(農工)にいたが、僅か5年で辞めてしまう。その後は11期33年も学術会議委員だった。6部にいた時点からすでに中心人物となっていたのかもしれない。
福島も民科員の一員だった。創立の時から民科員を学術会議へ送り込む事に大きく関連していたんじゃないだろうか。
福島要一の著書「学者の森」40年の一部を載せてくれているサイトがある。「一般の方々もうすうす承知であろう。学術会議の選挙は第一期から第十二期までいわゆる有権者による一般選挙であった」と書かれてある。当時選挙権は修士以上の研究者にあるとされ、多くの共産党支持者により大学に所
属していなかった福島が当選していたとされる。
何期目からは分からないが7期連続当選していた頃には福島を中心に共産党に完全に支配されていた、と元会員の村上洋一郎が書いている。
そして破防法廃止、戦争を目的とする研究には絶対に従わない決意の表明などをしているが、共産党も破防法には反対していたし、自衛隊も認めようとはしていないんじゃないか。
学術会議は中国の千人計画とは関係ない、参加している者はいないと主張している。千人計画にわ学術会議に属していた者が参加している。全て元会員だが、新井健夫、土井正男、田村幸雄、福田敏男、前田龍太郎、森近似の6名。6名の中には学術会議のアジア学術会議の会員もいた。
学術会議は千人計画とは全く関わりがないと言っている様だが、そっちの方が完全なデマじゃないの
か。
83年5月に国会で中曽根総理が学術会議の推薦に対し「政府の行為は形式的行為」と答弁したようだが、03年小泉内閣が、学術会議に対し、03年に改革の為民営化を要求した。だが、学術会議はそれを拒否し代償とし人事は政府の裁量でいいとした。対し、小泉内閣は今回は民営化しないが、10年以内に改革を要求していた筈。
だが、政府の要求には答えず、一切改革に動こうとはしなかったし、民営化も可も嫌い現在も政府機関の団体として活動している。
「日本学術会議問題」が、いま本当に必要な議論の妨げになっている…!(現代ビジネス2020/10/12)の4~6に2003年からの学術会議の存在の意義が書かれている。
学術会議は菅総理の任命拒否を「学問の自由の侵害」と批判しているが、憲法第11条「国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。」に基づき、憲法第23条「学問の自由は、これを保障する。」とされているのではないか。
菅総理の任命拒否が「学問の自由の侵害」というのであれば、学術会議の方こそ、任命拒否が自由の侵害の理由を説明しなければならないのではないか。学術会議は任命拒否の批判ばかりをし、マスコミも学術会議の言い分を、菅政権批判に利用している。
何より朝日、毎日、読売、産経など新聞やテレビなどメディアは菅総理の任命拒否に最初からいつから意識するようになったのだろう。
菅総理が任命拒否を行ったのは9月28日。だがどのメディアも報道はしていなかった筈。この情報が先に流れたのは会員候補と推薦されながら任命拒否された松宮孝明のFacebookに29日に書かれていた情報。
どのメディアも全く反応はしない。メディアだけではない、野党も同じじゃなかったのか。
この情報をスクープしたのが、共産党のしんぶん赤旗。瑞穂図書館を考えるblogにその内容が書かれてある。
しんぶん赤旗のスクープが出てからあらゆるメディアや野党などが、任命拒否した菅政権批判に活発に動き始めた。メディアや野党などは、学術会議のつまらない情報をつまらない事に利用しようとしているとしか思えないが。
東京新聞の望月伊沙子が10月15日に「「デマです」と橋下徹氏のツイートに批判 学術会議問題で誤情報が拡散」なんて記事を書いていた。それまで学術会議などにほぼ興味は無かったんだが、望月伊沙子の記事を読んでから書きたくなり、学術会議に関し検索しまくり、自分なりに書いたんだが。
記事の最後の所に、「NPO法人「ファクトチェック・イニシアティブ」理事の立岩陽一郎氏は、「言論活動に携わる人たちが事実に基づく発信を心掛けるのは当然。メディアはあくまでも事実に基づく冷静な発信を心掛け、報道を行う必要がある」と語る。
さらに「影響力のある人々の発言について、ファクトチェックをたえずしていく仕組み作りが重要だ」とし、「市民は、発信者が根拠を示しているか、間違いを指摘された時、その事実を明示した上で謝罪するなど、誠実に対応しているかなど、発信者の態度を見極めていく必要がある」と言う。その上で今回の学術問題については、「学術会議への公的資金投入の可否ではなく、首相が学術会議が推薦した6人の任命を拒否したという点だ」と指摘。」と書かれてある。
望月伊沙子の記事を読めば単純な橋本の揚げ足取り。なのに、最後に「NPO法人「ファクトチェック
・イニシアティブ」理事の立岩陽一郎氏ことばが書けたなと、ただ呆れた。
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