27日、橋下が日本外国特派員協会で大阪市長では無く日本維新の会共同代表として会見に応じているが、福島瑞穂など一部の国会議員や韓国、アメリカなどが激しく、或いは抑えながらも感情的な反応を見せている。
民主、社民、共産、生活の党、みどりの風の女性議員6名が何故だか28日に日本外国特派員協会で会見を行ったらしいが、かなり批判的な発言を行っている。橋下は自らの発言を撤回しなかった事、その発言を詭弁としている。
在日米軍に関しては余計な発言があったかもしれないが、従軍慰安婦に関しては韓国やその他の国々に対し主張と反論を行っている。故に撤回の必要など無いし、詭弁とも思えない。
韓国だけでは無い、当初は日本のメディアや国会議員などからも従軍慰安婦に関する発言に対し、厳しい批判が殺到していたが、どの様な立場に追い込まれようとも今回の発言を撤退せず貫いた事には、しっかりとした事をやってくれたんじゃないかと思っているが。
対して、韓国だけでは無い、現在ではアメリカなどからも批判受ける様になっている従軍慰安婦に関する反論の発言が出れば、敏感に反応し多くの国会議員やマスコミは批判に集中していなかったか。
福島などは、韓国の言い分が正当であり、それに反論する橋下を詭弁者としたいのだろうか。実際は逆だろ。韓国こそが詭弁を吐きまくり、対しハッキリとした反論を行った。
そういった行為を何故批判しなければならないのか。福島達には反論を行わなければならない、韓国の言い分を正当化させてはならないといった強い意識は無いのだろうか。
韓国は93年に出された河野談話を元として、日本軍は強制的に従軍慰安婦を行ったと非難する。
故に、慰安婦に対する賠償金までも請求している。だが、河野談話に朝鮮総督府が強制的に行ったとする発言はあるのだろうか。無い筈だ。
だが、強引に強制的に行ったと非難を繰り返す。韓国は自ら主張する従軍慰安婦に関する証拠を示し、非難をしているのでは無く、日本が出した河野談話を利用して非難を繰り返しているに過ぎない。
この様ないい加減すぎる行為に対し、徹底した反論をする事は当然の事だろう。韓国が出す事の出来ない証拠をしっかりと示し、それを元とし徹底した反論を行わなければならない。
だが、これまでの政府は河野談話への意識が強いのだろうか、強い反論などしようとはしなかった。これまでの政治家が控えていた事を、橋下は堂々とやってくれた。
この事に関しては、高く評価したいと思っている。
これまでの橋下を批判していた者でも、今回の橋下の行為は評価する者は多くいるのではないだろうか。
だが、国会議員やマスコミは評価するのでは無く、批判を行った。アメリカでは慰安婦問題を批判する決議を行っている州議会も出ている。
これらを意識しての事だったとしたら、誤解されている事を何とかしなければならないのでは無く、アメリカなどをより感情的としてはならないと意識していたのだろうか。本当に意味ある日米関係、日本を意識した行動、報道を行っていたとは思えない。
非難するのでは無く、それに乗じた行動を自分達も行わなければならないと意識すべきではなかったのか。何故、それが出来なかったのか。自分には納得が出来ない。
韓国政府やメディアなどは、当然の事ながら橋下の会見には非常に感情的となり、発言し報道している。
橋下は会見で、韓国に対し慰安婦問題は国際司法裁判所へ提訴すべきだと主張していた。対し、韓国の外相は「韓国が(外交解決に向けた)協議を要請しているが、まだ日本が応じていない」と誑かす発言を行っている。
日本は慰安婦問題に関し、国際司法裁判所、或いは国際刑事裁判所へ提訴の要求などされても決して拒否する事はないだろう。逆に歓迎するんじゃないのかな。韓国の主張とは異なる、慰安婦の事実が明るみに出来るのだろうから。
故に、韓国外相は裁判所への提訴では無く、「外交解決に向けた協議を要請している」と発言する。日本は応じていないとするが、当然の事だろう。慰安婦問題に関し、韓国などと協議など行っても意味など無い。
逆に日本は竹島問題に関し、国際司法裁判所への提訴の要求を何度も行っている筈だが、韓国は応じない。
竹島が自国の領土とする確信と徹底的な証拠があるならば、応じているだろうと思えるが、これまで一切拒否している。国際司法裁判で提示できる証も無ければ、勝てる確信もない。逆にこれまでの嘘の主張があからさまとなってしまうと確信しているのではないのか。
故に、応じる事など出来ないのだろう。
そして韓国のマスコミも、橋下の会見は激しく非難している。朝鮮日報の「慰安婦:橋下氏、外国特派員協会で強制動員を否定」、聯合ニュースの「橋下氏がまた妄言「慰安婦証言の信ぴょう性に疑問」は橋下の発言をそのまま紹介しているだけで、発言に対する反論など一切書かれてなどいない。
中央日報の「嘲弄された橋下氏の詭弁・・・外信の鋭い質問に冷や汗」でも大雑把そのまま発言を紹介しているだけで、終盤にイタリアやフリー、ニューヨークタイムズの記者の質問などを紹介し、それらに対し行き詰った答弁をしていると書いてあるが、ユーチューブを見れば、しっかり答えていると思えるが。特に、フリーが質問した「飛田」に関しては、橋下は意味無い質問と意識したのか適当に扱っていた。
だが、これまでの韓国マスコミは従軍慰安婦に関し、統治下の日本軍が朝鮮半島の女性などに行った人権侵害と強く非難していたのではなかったか。
会見での橋下の発言は誤っていると言い切るのであれば、具体的な証拠を示し、どの部分がどの様に誤っているのか、的確に示すべきではないのか。
だが、韓国マスコミは単に非難するばかりで、一切行っていない。では無く、行う事が出来ないのではないだろうか。
何も証拠を得ていないのだろうから。
アメリカの国務省報道局の者も何だか引っかかる発言をしている。橋下は、外国特派員協会では日本維新の会代表として会見に応じていた筈だが、この会見での発言に対し「一地方の当局者」の発言にコメントは出来ないとしている。
改めて書くが、会見には日本維新の会共同代表として応じている。
大阪市長であると同時に、国会議員では無いが一つの政党の代表でもある。政党の共同代表である事は無視し、大阪市長である事だけを示しコメント拒否をしている。
産経新聞の記事に「 ベントレル氏は「世界には無数の市長や地方の当局者がいる」と指摘。地方の当局者らが「異様、不快または非難すべき発言をしても、いちいち反応することはできない」との考えを表明した。」としているが、16日には同じ市長へのぶら下がり取材で発言した事に国務省報道官は反応し激しく批判している。だが、今回は市長では無く日本維新の会代表として発言している。
市長の発言に激しく反応したのであれば、政党の共同代表としての発言にはしっかりと反応する事が当然ではないのか。だが、それを拒否した。何故なのだろう。
橋下は、会見で慰安婦制度は世界で行われていた事であり、世界各国は過去の事実をしっかり見なければならないといった発言を行なっている。
アメリカも、過去には大虐殺や大量の強姦、朝鮮戦争などで強制的に慰安婦とされた女性を、性欲発散の道具として利用するなど多くの戦争犯罪を行っている事は事実。
その過去を見る事が出来ないから、橋下の発言から逃げていたのかもしれないな。