産経や朝鮮日報が書いているが、昨年12月3日に訪日していたアメリカバイデン副大統領。韓国訪問の時に、朴に安倍首相は靖国参拝をしないと伝えていたと言う。
この事を、先月12日にバイデンは電話で直接伝えていたらしい。朴にいい加減な事を伝えただけでは無く、自分を擁護する目的もあったのだろうか、安倍首相が靖国参拝をしないと表明すれば、朴は首脳会談に応じるのではないかと。
安倍首相の靖国参拝は控えてもらいたいと遠まわしに伝えたつもりだったんだろうな。
だが、安倍首相より靖国参拝への強い意思を直接聞かされたバイデンは、参拝するかしないかの判断は首相が行う事だと、副大統領は安倍首相の靖国参拝に反対を示してはいなかったらしいじゃないか。
首相の判断により、決断すればいいと参拝を認める発言までも行っていた。
朝鮮日報もこの事に関し書いているが、バイデンが韓国訪問で朴へ伝えたと書いている。その前書きに、安倍首相がバイデンとの会談で不参拝の趣旨を語ったとしているが。
バイデンは韓国訪問の前に訪日している。その時に、安倍首相から靖国参拝はしないと断言されていたのか。その様な事など無いだろう。参拝への強い意思を持ちながら、不参拝などと二枚舌を行う訳が無い。
ましてバイデン訪日の第一の目的は、中国が突然に行った新たな防空識別圏への対応を会談する事ではなかったのか。韓国にも、この事を第一として訪れていた筈だ。なのに、何故、勝手に朴に安倍首相は靖国参拝をしないなどとデマを伝えたのか。
バイデンは個人では無く、アメリカ副大統領として朴にデマを伝えている。アメリカ政府の者達はバイデンが12日に電話で伝える以前より、この事実を知っていたのではないのか。
26日の安倍首相が参拝をした後に、駐日米大使館が突然に「失望」と批判発言を行った。アメリカ国務省も同じ様に批判を行っている。
アメリカは現在日中韓の関係が悪化し不安定となっている東アジアの状況が安定する事を望んでいるとして、日本を激しく批判した。だが、アメリカは中韓を刺激する事となり、より状況を不安定にしている。
アメリカが要求しているだろう東アジアの安定をより難しくしているのは、アメリカじゃないのか。朴には安倍首相は不参拝だと伝えるが、安倍首相には参拝は首相の判断としている。
アメリカの要求通りに、安倍首相は判断し、靖国参拝を実行した。何故批判されなければならない。
東アジアを不安定な状況としていたのは、従軍慰安婦問題であり尖閣諸島だった。バイデンは安倍首相が靖国参拝をしないとすれば、朴は首脳会談に応じるかもしれないと言ったらしいが、朴が不参拝と言うだけで首脳会談に応じる訳など無い。
韓国は、従軍慰安婦問題を最も大きく取り上げ、執拗に日本を責めていた。韓国自ら事実を証明しようとはせず、河野談話を利用しての幼稚な責めを一貫して行なっていた。
中国は尖閣諸島を絡めて日本を責めていた。だが、安倍首相が靖国参拝をした事を中韓は喜んでいたんだろうな。更に責める事ができる。中韓共同で責める事が出来ると。
そして、東アジアの安定を求めていた筈のアメリカは、安倍首相の靖国参拝を批判しまくる中韓を応援するかの様に、「失望」したと表明した。
中韓はより躍起となり靖国参拝で日本を責める様になる。東アジアの安定が寄り難しい方向へと進行してしまっている。
また、アメリカは状況の安定化のために日韓の改善を強く要求するが、「靖国参拝に過剰なまでに反応し、日本に自制を求めるオバマ政権は、米国内での市民団体による慰安婦像の設置など韓国側のエスカレートする「反日行為」は放置している。」(産経新聞2014.01.30)として、産経は現在の日韓への対応が日韓関係をより悪化させているとしているが、全くその通りだ。
戦時中の従軍慰安婦には米軍も絡んでいた意識から、韓国の主張する従軍慰安婦問題には鈍感な姿勢を見せているのかもしれないが、韓国をより活気付けさせている事は事実であり、中韓が日本を責める要因としていた靖国参拝までも批判すれば、中韓の日本責めをより激化させる事になる。
この程度の事などアメリカも理解はしていたろう。だが、中韓と同じ様にその原因は日本にあるとして靖国参拝を批判しているのだろうし、改善を日本だけに要求しようとしている。
中韓の言い成りになれと。
ふざけないでもらいたい。
本当に日中韓の改善を求めるなら、日本だけでは無く中韓にもその為の行動を要求しなければならない筈だ。何よりも、日中韓の改善を日本だけに要求する事は自分たちの失態の隠蔽を行っているだけではないのか。
アメリカは日本にとって本当に重要な友好国なのか。同盟国なのか。信じ難くなってきている。