思った事をそのままに

毎日綴る事は無いと思いますけど、日常の生活やその他に感じた事を思うが侭に書きたいと思います。

いつまで、加計問題に拘る者がいるのか

2017-12-24 19:00:39 | 政治

もう2日前になるけけど、BLOGOS見てたら、田中龍作なんてジャーナリストの書いた松山地裁で加計裁判が行われているといったブログが紹介されていた。まだ岡山理科大獣医学部新設に関しいちゃもん付けてる者達がいるが、呆れるよ。

確かに9月に松山地裁へ住民提訴はされていた。毎日新聞の記事「「市の土地譲渡は違法」今治市長を市民が提訴」に書かれてあるが「提訴したのは「今治加計獣医学部問題を考える会」の黒川敦彦・共同代表(39)らで、「獣医学部新設に公益性はなく、学園が自己責任で行うべきだ」と主張。」と書かれてあるが、その前に「学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が愛媛県今治市に岡山理科大獣医学部を新設する計画を巡り、市民2人が6日、市が学園に無償譲渡した用地の評価額に当たる36億7500万円を払い戻させ、学園への補助金支出も差し止めるよう菅良二市長に求める住民訴訟を松山地裁に起こした。」とある。
提訴した、「今治加計獣医学部問題を考える会」はたった2人と思ったら共同代表4人のグループ。4人か、それ以上のメンバーがいるんだろうな。「今治加計獣医学部問題を考える会」で提訴したんなら、2人じゃなく最低4人が当然だと思うが、どうして2人だけでやったのか不可思議だ。今治市民の中に獣医学部を問題視する人々は果たしてどれだけいるんだろう、とも思えてしまう。

小泉内閣から始まった構造改革特区へ自民政権時代に何度も訴えるが、いずれも却下されている。だが、民主党政権となった鳩山政権は加計学園獣医学部の新設の実現を検討するとしている。
日本維新の会の足立康史も「永田町アホばか列伝」で、今治市と加計学園の新規設置を実際に検討のまな板に載せたのは民主党政権だと書いている。
安部政権ではない。鳩山政権でも、獣医師会や文科省などの岩盤規制にから実行する事など出来ずにあっさり終わったんだろうが。ただまな板に載せただけで、何もやっていなかったんだろうか。鳩山だからな。

更に、16年地方創生委員会委員だった民進党の高井崇志(現立憲民主党)が4月の委員会で石破地方創生大臣に今治市に岡山理科大獣医学部解説を強く要望していた。この事も、加計問題で沸き起こっていたメディアは殆ど報じていなかったよな。民進党などが加計問題で湧き上がってた時に、民進党に強く要望していた者がいたと。
産経新聞だけだろうか、「どちらも民進 「獣医学部実現」担当相に要望 加計氏父と30年来の付き合い」の中に高井崇志の行動や、加計孝太郎と当時民主党幹部だった江田五月の関係に関してもしっかりと書かれてある。江田五月は昨年7月25日の参議院選挙に議員退任したが、その後ブログ「新たな出発」をたて、昨年10月20日の記事で加計孝太郎との長い友好関係を自ら書いている。
安部と加計が一緒に写ってる写真を掲載しているブログも結構あるが、江田五月と賭けが一緒に写ってる写真を掲載するブログも意外と多い。

Not Quick a Nine「ブーメランが巨大すぎてブーメランが見えない……加計学園問題は民進党・高井たかし議員への忖度だった!!」にも高井崇志の獣医学部開設への行動、加計孝太郎と江田五月との関係が強く書かれている。

だが、更に報じられていなかった事がある。平成27年12月15日国家戦略諮問会議で有識者議員である竹中平蔵が石破議員に指定され「今まで中国・四国に特区はなかったわけでありますので、その点についても今回新たに入るということは意味があること。広島、今治が入るということだと思います。
今回、その中でとりわけ獣医学部等々を含むライフサイエンス系の問題にこの地域が取り組もうとしているところは、私は高く評価すべきであろうかと思います。この問題は成田で38年ぶりに医学部ができる。これは大変大きな話題、アベノミクスが進捗している象徴になったわけですけれども、獣医学部に関しては、それを上回る47年間新しいものがない。かつ、昭和50年、つまり約40年前から定員がふえていない。これは驚くべきことだと思います。そういう意味で、ここにぜひ獣医学部の問題も含めて、ライフサイエンスで頑張っていただきたいという思いがあります。」(5枚目)と発言している。
竹中議員の発言に加計と言う言葉は無い。会議の後、報道関係者を入室させ安部議長が会議に関し発言する。その一部に「例えば、しまなみ海道の『道の駅』の民間による設置、ライフサイエンスなどの新たに対応すべき分野における獣医師系の国際教育拠点の整備など、観光、教育、創業などの分野で、国際的な交流人口の流れを呼び込み、地方創生を実現します。」とあり、最後に「1つ1つの具体的事業を実現し、そのために必要であれば、新たな区域を指定してまいります。」と閉めている。

この時点で、安部は今治の獣医学部に加計が関わっているなどと聞かされていなかった事は事実だ。

国家戦略特区に提案していたのは今治市と広島県だろうか。「国家戦略特別区域」について|企画課|今治市」に国家戦略特別区域これまでの流れに国家戦略特区への提案書と添付資料が付けられている。今治市の提案書や添付資料などにも書けという言葉は無い。
昨年1月29日に、広島県・今治市を政令で国家戦略特区と定めたとしている。3月30日から広島県・今治市国家戦略特区会議が行われ、WGにより関連する省庁や事業などにヒアリングを行われる様になる。
諮問会議でも獣医学部が問題とされ、昨年11月9日の会議八田議員が「獣医学部の新設は、創薬プロセス等の先端ライフサイエンス研究では、実験動物として今まで大体ネズミが使われてきたのですけれども、本当は猿とか豚とかのほうが実際は有効なのです。これを扱うのはやはり獣医学部でなければできない。そういう必要性が非常に高まっています。そういう研究のために獣医学部が必要だと。
もう一つ、先ほど農水大臣がお話しになりましたように、口蹄疫とか、そういったものの水際作戦が必要なのですが、獣医学部が全くない地方もある。これは必要なのですが、
その一方、過去50年間、獣医学部は新設されなかった。その理由は、先ほど文科大臣のお話にもありましたように、大学設置指針というものがあるのですが、獣医学部は大学設置指針の審査対象から外すと今まで告示でなっていた。それを先ほど文科大臣がおっしゃったように、この件については、今度はちゃんと告示で対象にしようということになったので、改正ができるようになった。」(9枚目)報道関係者入室のあと安部議長が、「本日は、「獣医学部の設置」や「地域主体の旅行企画」についての制度改正を決定しました。このスピード感で、残された岩盤規制の改革にもできるものから着手し、そして実現していきます。」と発言している。この会議にも加計と言う言葉は無い。

今年1月20日の諮問会議によって、今治市は獣医学部の設置が決定された特区地域となった。それにより、今治市は大学建設の為の用地を無償譲渡する。校舎建設費192億円の半額96億円を県と共同で債務負担する事を市議会で可決した。

この事に関し毎日新聞が「大学用地を無償譲渡 加計学園へ 岡山理大獣医学部開設 /愛媛」に書いてた。また全てを読めないんだが、加計問題で安部政権を批判しまくっていた朝日が「愛媛)人口減に苦しむ今治市、獣医学部に期待高まる」なんて記事を書いていた。中に「今治市は県内2番目の人口を誇る自治体だが、人口減少のペースが早く、中心市街地の再開発など課題も山積する。ただ今年に入って四国初となる獣医学部の開設が決まり、打開策として期待が高まっている。」なんて事が書かれてあった。

批判しまくってた時とは、全く異なる事を書いてたなと思えるんだがな。