26日午後(日本時間27日)にニューヨークで、日韓外相が会談を行った。韓国外相は、「過去の傷を治癒していこうとする勇気あるリーダーシップを期待している。真のパートナーシップのためには信頼が重要だ」だと切り出した様だが、韓国外相の言う過去の傷とは一体何なのだろう。
まず従軍慰安婦である事は間違い無いだろうな。その他日韓の歴史問題に於いて日本側の対応を求めたらしいが、何故日本側ばかりが求められなければならないのだろうか。
まず、従軍慰安婦だが、日韓併合より大きな人権問題などと重視していたのであれば、戦後から日本だけでは無く世界に向けて主張をしていただろうし、何よりも1965年に締結された日韓基本条約の交渉でも、この問題は取り上げられなければならなかった筈だ。
だが、その様な歴史的事実など一切ない。韓国は、戦後から日韓基本条約交渉まで従軍慰安婦に関する補償の要求など行ってなどいない。
従軍慰安婦問題が突然に勃発したのは、吉田清治の行動と朝日新聞の報道にあるのではないか。吉田清治の、従軍慰安婦が行われていたと示す著書を出し、朝日新聞が吉田清治を後押しする様に従軍慰安婦は行われていたかの様に報じていた。
これが切っ掛けとなり、韓国内で吉田清治の主張する慰安婦を問題視する様になり、日韓外交問題にまで発展する。
だが、問題を発端させた吉田清治は1995年に週刊新潮のインタビューで「まあ、本に真実を書いても何の利益もない。関係者に迷惑をかけてはまずいから、カムフラージュした部分もある。事実を隠し、自分の主張を混ぜて書くなんていうのは、新聞だってやることじゃありませんか。チグハグな部分があってもしようがない。」(Wekipedia)と語り、従軍慰安婦に関する主張は嘘であった事を自ら告白している。
だが、日本を責める絶好の道具となる従軍慰安婦問題を否定する吉田清治の発言を、韓国は一切無視する。
朝日新聞が1991年の大阪版で、植村隆の金学順への取材記事「元朝鮮人従軍慰安婦 戦後半世紀 重い口開く」を報じる。
吉田清治の著書と同時に、この記事が日韓外交へ大きな影響を与えたのだろうか。韓国は、吉田清治の出現や朝日の報道を喜んでいたんだろうな。
1992年に宮澤元首相が訪韓するが、従軍慰安婦を持ち出し宮澤へ強い批判を浴びせる。また、首脳会談では宮澤は8回も謝罪をし、真相究明を約束させられる。
この首脳会談も可笑しな展開だ。韓国では、従軍慰安婦の事実は全て明らかとなっているからこそ、日本を激しく責めたのだろう。なのに、何故日本へ真相究明を求めたのか。本当に事実だったと確信を得ていたのであれば、首脳会談の時点で補償要求を行っていた筈だ。
だが、韓国政府はその様な事など行っていなかったのだろう。
宮澤内閣では、朝鮮人女性を強制連行する資料は発見されなかったとするが、村山内閣では河野官房長官が「河野談話」を発表する。韓国は、これを日本が従軍慰安婦を行っていた証として活用している。
だが、韓国からは元従軍慰安婦と称する者は出現するが、従軍慰安婦が強制的に行われていた事を的確に証する証拠は何も示してはいない筈だ。改めて書くが、日韓併合の時より朝鮮民族により問題視されていたのであれば、戦後には即座に世界に向けて従軍慰安婦問題が主張されていただろうし、何よりも日韓基本条約交渉で主張していなければならなかった筈だ。
だが、その様な事など一切行ってなどいない。併合時、及び戦後においても問題視していなかった事は明らかだ。韓国の者達は、吉田や朝日の歪曲した報道により勃発した後から慰安婦問題を日本を責める道具として活用している。
韓国では、日韓併合や戦後にも従軍慰安婦問題の意識など無かったろうが、吉田の著書や朝日の報道に噛み付き、日本を責め、賠償道具としているに過ぎない。
今年になってからだが、韓国の最高裁は狂った裁判所なのだろう、日韓基本条約には併合時は加えられていないとし、併合時に日本企業が朝鮮民族を徴兵工としていた者の損害賠償請求権は有効だとし、日本企業に損害賠償を要求する、日韓基本条約を完全に無視する判決を平然と出している。
狂いまくった国の司法だからこそ、この様な国際法を完全に無視した判決も出す事が出来るのだろう。
国際法を無視してでも個人への補償を要求するのであれば、日本にも行う事は出来るんじゃないか。
戦後、サンフランシスコ講和条約が締結される手前に韓国の初代大統領・李承晩は国際法など一切無視し、突然にいずれの国の領海などに含まれない公海へ、韓国の排他的経済水域として李承晩ラインを引いた。
李承晩ラインでは韓国船の漁しか認める事は無く、重荷に本籍や中華人民共和国籍の船が、臨検、拿捕、接収、銃撃を受けている。銃撃により、漁船の乗組員が射殺された事実もある様だ。
そして、拿捕や接収などによる日本人の3929人にであり、拿捕された船は328隻。死傷者は44人で「抑留者は6畳ほどの板の間に30人も押し込まれ、僅かな食料と30人がおけ1杯の水で1日を過ごさなければならないなどの劣悪な抑留生活を強いられた」(Wekipedia)らしい。
国際法など無視し、勝手に引いたり相伴ラインにより大きな被害を負う事となった被害者への賠償は当然の事ではないのか。日本へ個人賠償を求めるのであれば、韓国も日本人被害者に対する個人賠償を実行する事は当然の事ではないか。
更に李承晩ラインにより、竹島を占領されてしまっている。竹島は1905年に国際法により日本の国土とされていたが、戦後GHQにより日本の領土から外された。そして1954年に韓国に占領されてしまった。
韓国は竹島はもとは隠岐島の西側にある干山島としており、、韓国の領土だと主張する。対し日本は竹島は、松島だとしていた。竹島は非常に小さな島であり、周囲に大きな島などは無い。
過去の地図を見れば、干山島は小さいのかもしれないが、その横には大きいだろうと思える隠岐島が存在している。その隠岐島から遠く離れ、日本に近い位置に松島とされていた島がある。
韓国の主張する隠岐島・干山島などが竹島であるなどとは到底思えない。
そして東京オリンピック招致を邪魔する為に、原発汚染水露出問題を大きく取り上げ、8県からの水産物輸入禁止を突然に決定する。ただ、8県の中には水産物輸出を行っていない県もある。
韓国の嫌らしい本性をまる見せの行為だ。8県には福島、青森、岩手、宮城、栃木、群馬、茨城、千葉とされているが、群馬県には周囲に海は無く、韓国への水産物輸出も行っていない。
一体何を基準として輸入自治体を選択したのか、なぜ韓国への水産物輸出など行っていない群馬を禁輸自治体としたのか。全く理解できない。
この事に関し、岸田外相は「科学的根拠に基づき、ただちに撤廃すべきだ」と主張するが、果たして韓国はどの様に応じるのだろうか。まともに応じる様な事はしないだろう。適当にはぶらかし、都合のいい様に言葉を並べ、自分達の行ないに間違いなど無いんだと言いたがるんだろうな。