女装子愛好クラブ

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素敵は真似で身につける

2022年12月08日 | ★女装の本・雑誌
さまざまな女性誌で活躍する美容ジャーナリスト・齋藤薫さん。
私は彼女が書くコラム・エッセイが好きです。
彼女の文章には「美しいこと」へのリスペクトが満ちています。
そして彼女の文章を読むことは、だらしない自分を叱咤激励することになるのです。
週末に『一生美人力』を読んだところ、「素敵は真似で身につける」というエッセイがありました。
女装子さんも「素敵」になりたいと思っている方が多いと思いますので、ご紹介します。

 あれはもう20年以上も前のことなのに、銀座で見かけた女性の姿、今もハッキリ覚えている。その人は、ネイビーのすとんとしたワンピースに、ネイビーとグレーのストライプのロングスカーフをさらりとあしらって、颯爽と歩いていた。それだけなのに、「なんて素敵!」と目が釘づけになったもの。
 どこの服かわからないし、その年のトレンドというわけでもない。難しそうなコーディネイトでもないのに「素敵!」と思わせる。とても簡単なことなのに、ひと目見た瞬間に人を魅了するオーラのようなものを放っていた。だからもう、そのままそっくり真似るしかないと考えてみたのだ。
 そこで翌日、早速同じようなロングスカーフを探して、もともと持っていたネイビーのワンピースと合わせてみた。完全にパクリ。しかしまずは真似てみないと「素敵」は身につかないと思ったから。同じことをやってみないと洗練のつくり方もマスターできないと思ったから。
 案の定、そっくり真似た素敵スタイルは、何度か「素敵!」と誉められた。なるほど、そうやって自分の中に「素敵」のレパートリーを増やしていけばいいのだと気づくのだ。それからは、街に出るたびに「素敵!」を探す。正直それほど頻繁に出会えるものじゃないが、要はその分だけインパクトも強く、目に焼きついて離れないわけで、これは絶対に自分の中に貯めていくべきと確信するのだ。それこそ20年間、その人の記憶が生き続けているほどなのだから。
 ちなみに「素敵!」の多くは基本シンプルだが、小物づかいで洗練をつくっているケースがほとんど。洗練されたオシャレって、服そのものよりも、むしろ小物づかいでっくりあげるものなのだって教えられた。だから今日も「素敵!」の小物づかいを探しつつ、街を歩いているのである。
                   出所:『一生美人力』斎藤薫著 から



>まずは真似てみないと「素敵」は身につかない
これは男性も同じですね。
スーツの着こなしでも、いいな!と思った人を真似てみることから始まりますね。
女装子の皆様、「女の素敵」をめざすヒントになりましたでしょうか。


コメント
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