(2016.2.2 逢瀬公園内のサボテン園:郡山市逢瀬町 大きな画像)
2月2日、家に閉じこもってばかりいてはなんだかシャキッとしないんです。そこで“ワイフ君”と連れだって冬のの逢瀬公園へと出掛けてみたのです。
雪の残る真冬の自然公園、しかも平日とあって、車を入れた東口の駐車場には2台だけ。それもエンジン音がしているので、お仕事休憩中の方のよう。長靴に履き替えて、静かな公園へと歩き出します。
駐車場から続く道の両側は大きな桂の並木です。道路の雪には公園の管理車両のタイヤの跡と、沢山の足跡、それにソリと思われる細いスジが幾本。そして、ところどころに茶色いイヌのマーキング。
天気はいいのだけれど気温は低いようで、時折強く流れてくる風がやたらに冷たく感じます。
ひょろひょろと高く育った赤松たちが、面白い景色をつくりだしています。
桜の広場も雪だらけ。そういえば、何年か前にも雪のあるときにここへ来ました。
なるほど、ここの斜面でそり遊びをしたんですね。
ここは中央広場への入り口。
そして、これが中央広場の展望台。
上ってみます。
展望台から見たカスケード様式の庭園。その彼方には麓山、日山、移ケ岳、鎌倉岳、片曽根山、大滝根山、高柴山、矢大臣山、蓬田岳、宇津峰山、東山、等々阿武隈山系の山並みが一望出来ます。
ビッグアイが目印になっている郡山市街地の駅前周辺。
本館前の日本庭園。
幾度か来ているサボテン園。ちょうど先に見ていた方々と入れ替わり。
入ってすぐのところで、高さが3m以上もあろうかというサボテンの花が咲いていました。これは吉祥天(きっしょうてん)などと同じアガベの仲間。本体はちょうど斑入りのユッカを大きくしたようなものです。(百聞は一見にしかずとはよく言ったものです。ことばで説明されても分かりませんよね。全体の写真を撮っていなかったんです。スイマセン・・・)
そして、これが吉祥天。
葉とトゲのモノトーンっぽい色合いがたまらなくステキです。
他に花が咲いていたものとしては、この花月。“金のなる木”といえばお分かりでしょう。
ああ、先ほどの花が咲いていた“アガベの仲間”、この写真の吉祥天の右側の植物がそうです。この植物も吉祥天も同じ仲間ということで、その花もとてもよく似ているようです。
園内はこんな感じです。手前の大きな丸いサボテンは文鳥丸といって直径が50センチぐらいもあります。
これは多肉植物のベンケイソウの仲間。錦蝶(キンチョウ)の花。
このまん丸い大きなサボテンも文鳥丸といいたいところですが、これは一段とトゲの立派な金鯱(きんしゃち)といいます。そして直径が70センチもあろうかと思われるこの金鯱には「※天皇家由来の金鯱」と書かれているのです。これも後々の調査対象としておきましょう。
※昭和天皇が皇太子に即位された際、 メキシコの在留邦人から贈られたといわれる金鯱とのことだそうです。
(金鯱のつぼみ)
(金鯱のトゲ)
おっと、またまた花が出てきましたが、これは先の金蝶と同じベンケイソウの仲間“白姫ノ舞”(しらひめのまい)。
わたしの解説より絶対信頼がおけますので、皆さまは次からの写真を参考になさって下さいますようお願いいたします。
これは“白衣ホリダ”というんだそうです。変な名前ですよね。
そして、この2棟の温室からなるサボテン園は上記のとおり寄贈されたものなのだそうです。
サボテン園を楽しんだあと、トイレ休憩に立ち寄ったところに置かれていた『ご自由にお持ち帰り下さい・・・』と書かれた大きなお皿。ありがたくちょうだいして公園を下ります。
公園内を自由に歩くには、やっぱり長靴が最高でした。
スタートの駐車場まで戻って来ました。とりあえず、きょうのお遊びはここまで。次はどこへ行っちゃいましょうかね・・・。
「サボテン」は、あの棘だらけの無骨な中からとてもきれいな花が咲くのが面白くて好きです(^^)v
今の時期はサボテンの花が少ない時期なのかも知れませんでした。いつもながら、ただでないサボテンの大きさについ感激してしまうのです。あの“金鯱”とやら、大きいの一つ欲しいところですね。