福島市(二本松市)方面からみちのく自転車道へ乗り入れるには、もちろん旧4号線や広域農道を利用する方法など多くの選択枝がありますが、わたしは二本松市から県道73号線を利用するのがルート的に分かりやすく、アップダウンもそれ程ではないのでおすすめいたします。
今回は特に二本松市南トロミ~本宮市高木までをご案内するにあたり、実走してみましたので写真(一部地図も併用)を使ってレポートしたいと思います。
この間の県道73号線は阿武隈川の東側のルートとなります。阿武隈川に一番近いところを走る道路となりますからまず迷う心配がありません。もしも途中で怪しいなと思えば兎に角西へ向かって阿武隈川にぶつかればいいのですから。それにこれからの暑いシーズンには道路の東側が山の斜面となり道路を覆う木々が直射日光をやさしく遮ってくれます。
ここが二本松市南トロミ、本宮市和田江口と隣接する場所です。新しい道路が出来て自転車通行可の歩道も標準装備です。ここからは新道でも旧道でも好きなほうを走ってOKです。新道のほうが上りがゆるやかで、下りが長いのでいいかもしれません。でも余裕があるならスロープの頂上付近で旧道側に出て西側のこれから向かうほうの阿武隈川の全貌や、もう少し北側へパンして安達太良連峰、吾妻連峰のパノラマを是非ごらんください。
ここが新道の終点です。道路が複雑に交差しています。そしてこの看板どおりに真っ直ぐの道へ向かってしまうと急な上り坂をふうふう登った挙句、訳の分からない場所へと入り込んでしまいます。右の橋(菅田橋)は決して渡ってはいけません。左が迂回路として利用可能な道ですが上りのロングロングスロープとなります。進むべき道は斜め右方向への道です。
ここで旧道とガチンコします。当然左折「本宮」方面へ。
「二本松~金屋線」本宮まで6キロと表示があります。阿武隈川を右手に見ながらひたすらこの道を進みます。
途中から道のセンターラインが消え、かなり狭くなるのですが全然問題なく走れます。勿論、並走は論外ですけれど。
途中には疲れてきたあなた達を誘惑するような甘い標識がありますが、これに乗ってはいけません。罠なんですから。「全ての道は郡山へ続く・・・」といいますからどんなふうに道を選択しても行けない事はないのですが左(東)方面に待ち構えているのは上り、ひたすら上りなんですから。多分、県道73号線の川沿いの細い道路からいくらかでも車両の往来を減らすための自動車専用迂回路だと思われます。
前方に大玉村と本宮市和田地区を結ぶ「安達太良大橋」の高い橋脚が見えてきます。阿武隈川のこの付近は水面に大きな岩がごろごろと現れていてなかなかの景観です。梁(やな:魚を獲る仕掛け)をかけたあとなどもあります。
曲がりくねった道なので随所にカーブミラーが設置されています。
安達太良大橋の高い橋脚をくぐると、もとみやクリーンセンターの煙突が見えてきます。
ここが一番道幅の狭い箇所かもしれません。でも前方さえ見ていれば問題なく走れます。
一車線の道路から本宮市高木へと入り阿武隈川と平行して大きく蛇行して進むと阿武隈川の向こうに本宮市の街並みが見えてきます。さらに進むとリオンドールやTSUTAYA等のショッピングモールも進行方向の左側に見えてきます。
TSUTAYAの先の交差点を直進です。この交差点を右折し昭代橋を渡り直進すると「みずいろ公園」へ行くことができます。余裕のあるときは是非立ち寄って欲しいものです。水がテーマのとてもきれいないい公園です。
さあ続く交差点も直線です。とにかく阿武隈川と並走すればいいのですから分かりやすいとおもいます。どうでしたか、あとは多少まちがったとしても地図とニラメッコすれば文字通り“道は開けます”。ここまでくればみちのく自転車道入り口まではあと8キロぐらいです。頑張ってください。ファイト~ッ!!
<編集後記>
結果的には迂回路を使用する必要は全くないように思います。一本道で分かりやすく阿武隈川の川音を聞きながら走る。時々は止まって阿武隈川の景観を堪能しながら走ってください。まさに本来は自転車のためにあるような道路です。しかしながら自動車はいつくるか予想しがたいですから常に前方に対する注意は怠らないでください。また景色を見るときは必ず止まってからにしてください。
それでは良いサイクリングを。
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二本松を通るよりも、上りも少なくスムーズに走れそうですね。
参考になります。
今度、挑戦してみます。
福島から「みちのく自転車道(乙字ケ滝)」だと往復で140キロぐらいになるようです。前回の郡山行きからプラス40~50キロぐらいになるのかもしれませんね。