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2019年8月29日 佐佐木信綱は、童謡「夏は来ぬ」を、20代の時に作詞した

2019-08-29 | これから大きくなるひとへ
190829_佐佐木信綱は、童謡「夏は来ぬ」を、20代の時に作詞した

2019年8月28日 産経新聞 p.7
 
 童謡「夏は来(き)ぬ」は、1900年(明治33年)、初めて歌唱集に掲載された。

 作曲は、小山作之助(さくのすけ)。
 小山作之助は先に、曲を作った。
 この曲につける歌を、佐佐木信綱(当時20代)に依頼した。

 佐佐木信綱の歌、「夏は来ぬ」

一、
卯(う)の花の匂う垣根に
時鳥(ホトトギス)
早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす
夏は来ぬ

二、
五月雨(さみだれ)のそそぐ山田に
早乙女(さおとめ)が
裳裾(もすそ)ぬらして
玉苗(たまなえ)植うる
夏は来ぬ


卯の花


時鳥(ホトトギス):渡り鳥。夏に日本に来る


忍音(しのびね):ほととぎすが、その年、最初に鳴くころの鳴き声。声をひそめて鳴く。

五月雨(さみだれ):田植えの時期に降る長雨。梅雨。

早乙女:


裳(も):腰から下に巻くもの

玉苗(たまなえ):


以上