ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

ブロッコリーとスティーブン・キング

2005-11-15 21:16:54 | Weblog
久しぶりにスサーナとデート。その前に、西の畑に行って、5種類の種を一緒
に撒いた畝のそれが、大きくなっていて、その中のブロッコリーなんて、全部
出来たら誰が食べるの?というくらい、育ってたのよ何本も何本も。
それで、時々お会いするラムさんに3株。ご自宅の門柱脇に置いてきたわ。
スサーナに電話で聞けば、「欲しい」って。彼女に2株。
お会いするには時間があって、その前に"Corazon Latino"にビデオを返しに。
チビッ子4人が、アニメに夢中。従兄弟同士。マリアさんの妹さんの坊や2人
といつものユウキクンとユウヤクン。
マリアさんにお会いする時は、ブツブツ独り言を言いながら向かうのよ。
" Hola Maria,perdoname,este vez tambien yo estoy teniendo video,
tiempo largo.ハイ、マリア。ごめんなさいね。今度も又、長いことビデオ持っ
てて。"・・・わかった?ごめんなさい。”
"Si.no de nada."・・ううん、気にしないで。
奥からマリアさんのお兄さん。
「この前は、きちんとご挨拶しなかったわね、ごめんなさい」で、改めて
"Soy Reiko.Mucho gusto."・・・レイコです、よろしく。
彼が、セニョール・ダンもスペイン語を話すかって。
" No,mi esposo no puede hablar. Habla espanol sola.・・・いいえ、
夫は話せない。話すのは私だけ。
" Y, mi perra entiende espanol un poco.solamente ella en mi casa.
そして、私の犬はスペイン語がわかるのよ、少しだけど。ウチの中じゃ彼女だ
けね。
" Ah,si?"あそう?
なんてね。『正しい言葉を遣う前に、通じる言葉を遣う』が、モットーだから、
臆さずにしゃべる、よ。相変わらずね。
スサーナから電話で、帰ろうとしたら、マリアさんが、
「レイコサン、ちょっと教えて。妹の子どもは何て言うの?」
「男の子は甥、女の子は姪。マリアさんが言う時は、私の甥、私の姪だけど、
よそのお子さんの場合は、甥御さん、姪御さんて、言うのよ。今日はもう帰る
けど、今度は、やっぱり午前中がいいわね」
「そう、子どもうるさいからね」

スサーナのおウチへ車を向けて、お仕事からお帰りの彼女とほぼ同時に到着。
彼女は着替えて、今度は、彼女のおウチの傍の「サイゼリア」へ行って、遅
い遅いランチよ。3時はとっくに過ぎていたので。いくつ注文したやら、よ。
オシャベリしながら、ついでにスペイン語の言い回しをいくつか教えてもら
って。相変わらず、マリリンに向けて言う言葉なんだけど。
「お散歩途中で、犬に事寄せて、話し掛けられるのが苦手でね。そんな時は
スペイン語よ。止まらないで!私と一緒に歩かなきゃダメじゃないの、わか
った?ってね。
No para! Tienes que andar con mama, entendeste? って」
スサーナったら笑うのよ。
「目に浮かぶようよ。ハハハ・・。ヘンな日本人て、思うでしょうねぇ」
「日本人なんて思わないんじゃない?はあ、日系人か。よ」
それで、彼女は月1回の英会話。毎週のフラメンコ。忙しい人です。スペイン
語もほとんどボランティアで、3つのお教室を持ってるし。その上に、イタリ
ア語もお勉強しようかって。
「じゃ、次はBuon giorno.って?面白~い!」

お互いに、
「楽しくない事なんかやらないわよねえ」
なのよ。
「レイコ=飽きっぽいなのに、未だにスペイン語をしゃべりたいって、きっと
私にとって面白いんだと思うわ。言葉が好きなのね、何語であろうとも。理屈
はない、た~だ、オシャベリって事なのよ。フフフ・・ね?
だけど、英語とほとんど同じ言葉があるじゃない?例えば、大事なって。イン
ポルタンテがインポータントなんて。グジャグジャにならない?」
「なるわねえ。アルゼンチンで、ポルトガル語とフランス語を習ったんだけど、
こんがらがっちゃったりしてたわね。でも英語は続けようって思うわ」
「韓国語には濁音がないから、彼等は濁音の発音は苦手ですって。そうそう、
ラウラは、ザ行の発音は、まだ出来ないわ。Zは、サ行発音ですものね。やっぱ
り外国語はむずかしいって事なんだけど、楽しいわよね」
「お互いに1度、死んだ身だから、楽しく自分のために生きるのよね」
って、スサーナ。
彼女はガン、私はくも膜下出血で、奇跡的な生還を果たした2人だから。
「そう、その通り!」

そして、今日は、1日中、ケイコサンから回ってきたスティーブン・キングの
長編本と親しんで。始まったばかりの長編物語。分厚い上下2巻。
タイトルは、和訳なしでそのまま。日本語で言えば「必需品」という題です。
必需品じゃあ、つまらない。それで原題そのまま。最近の映画の題も、必ずし
も邦訳するわけじゃない。それのようにね。
ケイコサンからのメイル、「藤堂志津子の短編、面白かったのでお持ちします」
って、来週お会いする時に持ってきてくださるそう。藤堂の本は、幾つか読んだ
けれど、悪くはないわね。本も好き嫌いがかなりあるものなんだけど、ケイコサ
ンからの本は、新しい出会いを作ってくれるものが、かなりあるのよ。

相変わらずの乱読の私。
誰かが、1億冊は手元に置いて、をしてみたいだって。エーーッ!?よ。
まあ、馬専科も、5000冊は欲しいね、なんて言ってたからねえ。ちょっと桁
違いじゃああるけど。
でも、最近簡単な書棚を買おうって、思ってる私。通販ででも。2階がおっこっ
たって、話があったでしょう?ええ、なので、我が家の本も、もう2階には置け
ないものでね。階段も壁に沿って本棚が。それも満杯なのよ。

晩秋の日々。東西の畑で、必要なだけのお野菜を採ってきて、あとは読書三昧
なんて、悪いわねえ~(誰に?)。ブロッコリーは、今日は目にも鮮やかな、
熱々クリームシチューに登場よ。農薬なしの、嬉しい我が家の東の畑のそれが。
今から、手作り梅酒のお湯割りなんか片手に、キングの続きを読むことにするわ。
                 じゃあね。 Chau !