ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

あの古事記の?

2009-10-10 22:34:52 | Weblog
稗田阿礼(ひえだのあれ)が元明天皇に語り、太安麻呂(おおのやすまろ)が
書いたと言われる「古事記」日本最古の歴史書。

中国語教室。今日は、3回続けて宋先生の授業。横山先生はお忙しいようです。
いつもはセニョール・ダンへ送ってもらうのですが、今日は寄りたい所が
あって、彼の出番はありませんでした。あと数分で始まるという時間に
お教室へ入ってみれば、---どうしたの~?---という混み様。
9月から、2クラスが合同になって1つのクラスへ。けれども今日はかつてない
人数になってて、いつもの席はもう空いていません。
「こっちこっち」というお誘いで、やっと着席でした次第。フ~~
教科書に沿ってではあるけれど、以前より会話の時間を多く作られます。
隣りの方との会話は、「教科書は見ないで!」という厳しいもの。初見ですぐ
暗記など無理ですが、なんとか頑張りました。フ~~~

あと20分、というところで、
「では、ヒエダさんにご旅行のお話をしてもらいましょう」
ー-ン? ヒエダ? もしかして?---
ボードへ少し古びた中国の地図を貼られます。76才とおっしゃる男性。
3月~9月、1人で中国南方を気の向くままの旅行をなさったのでした。ワォ!
就労ビザ(を取得されて)、向かった先の大学に短期留学、個人レッスン。
ご自分で撮られた写真を4枚載せられた旅行行程。半年は世界旅行に当てられ
ているとおっしゃる方です。何もかもご自分で。移動に24時間列車なども。
「費用は?」「そのエネルギーはどこから出るの?」「怖くなかった?」
「言葉は?」etc.
今迄24カ国を一人旅行され、その海外旅行のために残り半年は体力作りを
なさるそうで、しかもベジタリアン。ハァ~~~

放課後、
「もしかして、あの古事記の稗田阿礼のご子孫でいらっしゃいますか?」
「はい」
素直にハイっておっしゃられて、こちらがちょっとドギマギ。
「お名前を伺った時に、もしかしてって思ったのですが、本当なのですね?」
「傍流かもしれませんよ、もう、大昔の話ですから」
「いえ、それはそれとして、まさか古事記のあの稗田阿礼のご子孫にお会い
するなんて、すっごく感激です。ぐっと古事記が身近に感じられます。
今日はありがとうございました」

グァテマラでじっくり読んだ古事記です。そして、日本人が経営する民宿へ
置いて来たそれです。日本を離れると日本が見えます。21世紀に1300年以上
も前(奈良時代初期)に書かれた最古の歴史書を外国で読む。
あたくしの旅は読書がメイン。観光は極力しません。大勢の人を見に行くよう
なものですから。
家に居てもよく読みますが、家事やら何やらで、集中が難しいので、長期旅行
は絶好の読書タイムなのです。特に長編ものを携えます。(重い!)

稗田さんという方と知り合えたからって、別になんていうこともありません。
ただ、少し心が豊かになったような気が、そう、ただそんな気がしたのです。
幸せ感て、個々人が心の中で感じるものです。他者には窺い知ることの出来な
いものなのですから。幸せって、ほわ~~~って全身が暖かくなるような感覚
です。今日も大声で笑いました。農家の方々が利用するような園芸店で、肥料
と土中の害虫を駆除する薬剤が買えました。古事記に繋がる方と会えました。
授業はどうにかクリア。SONGちゃん(宋先生)とゆっくりお話が出来ました。
暑くも寒くない日でした。オクラがもう少しで食べられるほどに育っています。
今日も健康でした。あ~~幸せ~~~~~~~な1日でした。