「好久不見。身体好ma?」お相手はおが屋常連さん勿論日本人。
週3回の過酷な人工透析をなさって、命をつないでいらっしゃる。最近ようやく
喫煙は卒業なさって、けれどもお酒は止められい御仁。
その半生は、映画の中のお話みたいにドラマティック。ちょっと周りにはいない。
なぜ、その方に中国語で?台湾でお仕事をしていらしたこともあって、
「ああ、俺 もう一度学校へ行って中国語を勉強したいなあ」って言っていらし
たのでね。1年ぶりくらいにお目にかかった方です。げっそり痩せられて、決して
体調が優れてはいないというお姿です。でも、私が続けて言った言葉は
「まだ病気ごっこをしてらっしゃるの?失礼ですよ、ご自身のお身体に」
「・・・・・」
「なぜ自分の身体をお医者さまであっても全部委ねちゃうの?2回も頭を切った
女は、体調不良を誰かに直してもらおうって思ったら、アッそう、自分は何も
しなくていいってことね?って、身体はすぐ怠けるって知ったのですよ。
定期的に検査をしなさいって、言われましたけど、それは私が決めるのであって、
お医者様が決める事じゃないって。ですから、1度もその後病院へは行ってない
ですよ。精神は肉体を支配する、これは本当に!」
「そうかもしれないね~」
「ええ、でも、ホンのわずかでも疑ったら働かない、揺らがない信頼がなければ
す~ぐ身体は怠けるので、でも、しかし、もう、なんて思ったらそれは自分を
捨ててることって思わなきゃならない」
「そうかあ・・・」
偉そうに、言ってしまいました。
そこへ、又毎日のようにお越しのオオタサンも合流。なるべくニュートラルにしてから
家へ帰りたいからねえって、ご家族を大事に思っていらっしゃる彼の生き方。
お2人とも経営者。
そこで、ハタと気付いたのよ。
世のお父様方は、仕事の何やかやの垢を落としてからご帰還なさってらっしゃるって。
ああ、そうだったのねえなんて、遅きに失するけれど、仕事に打ち込む男達の現実を
知ったってね。
生きるには、家の中に人の気配が必要って話になって、オオタサンが
「そうか、もう君はいないんだっけって、言ったのは?」
「城山三郎よね?」
そこから、奥様の存在が彼の心を大きく熱く占めているお話etc.
やむなく昔々に離婚のヤマウチサンは、奥様から帰ってらっしゃいよって。
「でもなあ、不自由になっちゃうしね~」
ボロボロの身体でも一人の生活を続ける彼は、いわゆるサラリーマン諸氏が経験しない
派手な、タイトロープを渡ってきた波乱万丈の人生にまだ生きているのよ。
もう、映画みたいねえって生き方を。
オオタサンもヤマウチサンも2男1女の父上。色々な意味で優秀なお子さん達。
どうやって生きてきたかを、子ども達はちゃんと見ているのです。
「俺、このオオタサン嫌いだったんだよ。でも、ここで何回も会ってしゃべってる
内に、純粋ないい男だってわかってね」
愚息その①が、
「ヤマウチサンもね」
「お母さんもでしょ?」
「ええ、それがない人は近づかない。計算ばっかりって、心根が卑しい人は嫌い。
じゃあ、ここに3純が揃ったってことね」
オオタサンが参加してから、話は飛ぶ飛ぶ、世界へ宇宙へってね。
今日の垢も払い落として
「じゃ、お先に失礼します」
って、オオタサン。
その後もヤマウチサンとオシャベリが続いて、
「だんだん、女の質が落ちてきてね~」
「そりゃあ、身体がちゃんとしてないから。どこかで自分の質も落ちてきてるのよ。
だから、どんな不愉快なことが身体の中で起きても、これはウソなんだって、
認めない事。まず、病気に負けなくなったらいい女が手に入るわ」
「そうかも知れないねえ」
男は幾つになっても女を求める。これになんだかんだ言っても始まらないし、それが
本能なんだから、まあ、せいぜいいい女に巡り会うことだわね、がはなむけの言葉よ。
昔、何かで読んだ、ある純粋培養のような若い作家がポツリと言った(書いた?)
「ああ、世界中の女とやりたい」というセリフに、彼を知る仲間は仰天したけれど、
正に男の中に居座る本能が言わせたセリフって。男になったことがないから感覚的に
はわからないけれど、多分そうなんでしょうねぇって。
ま、尻尾を出さずに頑張んなさい。本命にばれるような遊び方は厳禁よ。それは
思いやりがないってことですもの。思いやりは、誰でもいつでも必要なものよ。
タクシーでお帰りって彼に、
「私は電車を乗り換えてですもの、もう帰るわ。絶対に忘れないでね、身体の
あちらこちらで起きる、起きている不具合は、ウソだって思い続けることを。
金曜日は、夕方5時頃中国語のレッスンが終わりますので、いつか金曜日に
ふらっと来ます。又、お会いしましょう。お大事に、・・しないでね」(笑)
「うん、わかった」
本当に、精神は肉体を支配できるのです。そして、誰よりも誰よりも持ち主に
愛して欲しい、信頼して欲しいって望んでいるのです。
お医者様は、単なるサポーターよ。 ・・・・・ って、私は思っています。
週3回の過酷な人工透析をなさって、命をつないでいらっしゃる。最近ようやく
喫煙は卒業なさって、けれどもお酒は止められい御仁。
その半生は、映画の中のお話みたいにドラマティック。ちょっと周りにはいない。
なぜ、その方に中国語で?台湾でお仕事をしていらしたこともあって、
「ああ、俺 もう一度学校へ行って中国語を勉強したいなあ」って言っていらし
たのでね。1年ぶりくらいにお目にかかった方です。げっそり痩せられて、決して
体調が優れてはいないというお姿です。でも、私が続けて言った言葉は
「まだ病気ごっこをしてらっしゃるの?失礼ですよ、ご自身のお身体に」
「・・・・・」
「なぜ自分の身体をお医者さまであっても全部委ねちゃうの?2回も頭を切った
女は、体調不良を誰かに直してもらおうって思ったら、アッそう、自分は何も
しなくていいってことね?って、身体はすぐ怠けるって知ったのですよ。
定期的に検査をしなさいって、言われましたけど、それは私が決めるのであって、
お医者様が決める事じゃないって。ですから、1度もその後病院へは行ってない
ですよ。精神は肉体を支配する、これは本当に!」
「そうかもしれないね~」
「ええ、でも、ホンのわずかでも疑ったら働かない、揺らがない信頼がなければ
す~ぐ身体は怠けるので、でも、しかし、もう、なんて思ったらそれは自分を
捨ててることって思わなきゃならない」
「そうかあ・・・」
偉そうに、言ってしまいました。
そこへ、又毎日のようにお越しのオオタサンも合流。なるべくニュートラルにしてから
家へ帰りたいからねえって、ご家族を大事に思っていらっしゃる彼の生き方。
お2人とも経営者。
そこで、ハタと気付いたのよ。
世のお父様方は、仕事の何やかやの垢を落としてからご帰還なさってらっしゃるって。
ああ、そうだったのねえなんて、遅きに失するけれど、仕事に打ち込む男達の現実を
知ったってね。
生きるには、家の中に人の気配が必要って話になって、オオタサンが
「そうか、もう君はいないんだっけって、言ったのは?」
「城山三郎よね?」
そこから、奥様の存在が彼の心を大きく熱く占めているお話etc.
やむなく昔々に離婚のヤマウチサンは、奥様から帰ってらっしゃいよって。
「でもなあ、不自由になっちゃうしね~」
ボロボロの身体でも一人の生活を続ける彼は、いわゆるサラリーマン諸氏が経験しない
派手な、タイトロープを渡ってきた波乱万丈の人生にまだ生きているのよ。
もう、映画みたいねえって生き方を。
オオタサンもヤマウチサンも2男1女の父上。色々な意味で優秀なお子さん達。
どうやって生きてきたかを、子ども達はちゃんと見ているのです。
「俺、このオオタサン嫌いだったんだよ。でも、ここで何回も会ってしゃべってる
内に、純粋ないい男だってわかってね」
愚息その①が、
「ヤマウチサンもね」
「お母さんもでしょ?」
「ええ、それがない人は近づかない。計算ばっかりって、心根が卑しい人は嫌い。
じゃあ、ここに3純が揃ったってことね」
オオタサンが参加してから、話は飛ぶ飛ぶ、世界へ宇宙へってね。
今日の垢も払い落として
「じゃ、お先に失礼します」
って、オオタサン。
その後もヤマウチサンとオシャベリが続いて、
「だんだん、女の質が落ちてきてね~」
「そりゃあ、身体がちゃんとしてないから。どこかで自分の質も落ちてきてるのよ。
だから、どんな不愉快なことが身体の中で起きても、これはウソなんだって、
認めない事。まず、病気に負けなくなったらいい女が手に入るわ」
「そうかも知れないねえ」
男は幾つになっても女を求める。これになんだかんだ言っても始まらないし、それが
本能なんだから、まあ、せいぜいいい女に巡り会うことだわね、がはなむけの言葉よ。
昔、何かで読んだ、ある純粋培養のような若い作家がポツリと言った(書いた?)
「ああ、世界中の女とやりたい」というセリフに、彼を知る仲間は仰天したけれど、
正に男の中に居座る本能が言わせたセリフって。男になったことがないから感覚的に
はわからないけれど、多分そうなんでしょうねぇって。
ま、尻尾を出さずに頑張んなさい。本命にばれるような遊び方は厳禁よ。それは
思いやりがないってことですもの。思いやりは、誰でもいつでも必要なものよ。
タクシーでお帰りって彼に、
「私は電車を乗り換えてですもの、もう帰るわ。絶対に忘れないでね、身体の
あちらこちらで起きる、起きている不具合は、ウソだって思い続けることを。
金曜日は、夕方5時頃中国語のレッスンが終わりますので、いつか金曜日に
ふらっと来ます。又、お会いしましょう。お大事に、・・しないでね」(笑)
「うん、わかった」
本当に、精神は肉体を支配できるのです。そして、誰よりも誰よりも持ち主に
愛して欲しい、信頼して欲しいって望んでいるのです。
お医者様は、単なるサポーターよ。 ・・・・・ って、私は思っています。
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