こめぞう長屋の井戸端で縁台に腰掛けながら、暫し四方山話に花を咲かせましょう!
美味しいコーヒー入りましたよ
朝日新聞 bより引用
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今回は「足し算」の効果を説明しま
す。同じ場所で同じ被写体を撮って
も、出来栄えが全然違ってくる場合
があります。。作例は同じ場所から
写しました。ビルの存在感をよく表
現しているのはどちらか一目瞭然で
しょう。手前に人や物をうまく写し
こむと、奥行きや立体感が出ます。
手前に花や人を入れれば季節感や躍
動感もでます。ほんの少しの「足し
算」で写真の印象が大きく変わりま
す。主題を引き立たせるため、大き
さ、色などが強すぎないようにする
のがこつ。何枚か撮り、よいカット
を選びましょう。デジカメは、たく
さん撮れて消去も簡単ですが、パソ
コンなどの大きな画面で見るまで画
像を消すのは禁物。カメラの画面で
失敗作に見えても、パソコンで見た
ら意外と良かったということがよく
あります。自分の写真をよく見るこ
とは、撮ること以上に上達への近道。
(麻生健)
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▼未だに忘れられないシーンがあり
ます。街道沿いにある古い民家をバ
ックに白い日傘を差した和服の婦人
が家の前を涼しげにゆっくりと歩い
ていく全身の姿を撮った写真です。
道幅もそんなにないと思います。特
に屋根まで写し込んでいてかなりの
ワイドレンズで撮ったと推測されま
す。モデルを使っていたのかもしれ
ませんが、ごく自然に撮れていて不
自然さを感じさせない、印象に残る
写真でした。婦人が通らなければ何
でもない風景でしたが、民家の黒と
白い日傘が対照的で見る人を引きつ
けます。足し算の撮影は意外に「待
つという」忍耐力が必要なのかも知
れませんね。
朝日新聞より引用
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「写真は引き算」と言われます。主題
を引き立たせる写真を撮るには、画面
になるべく余計な要素を写し込まない
方がよいという意味です。被写体をあ
らゆる方向から観察する習慣をつけま
しょう。背景にも気を配ると、きっと
上達します。よく失敗するのが被写体
の影が目立つケース。作例を見てくだ
さい。植木鉢と背景を少し離すだけで
すっきりします。背景を花と違う色に
すれば、より花を引き立たせる効果が
でます。
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▼比べてみるとよくわかりますね。少
し壁から離すとすっきりと写ります。
花の白い色を考えるとバックは黒い方
がより花を引き立たせるようです。影
を
「引き算」すると主題の白が引き立
ちます。デジカメになって露出補正が
簡単にできるようになりました。これ
はとても便利は機能です。あらかじめ
露出を見ながら計算できるわけですか
ら。世の中、便利になりましたね。
朝日新聞 bより引用
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「設定」で独自の表現を
ホワイトバランス
デジタルカメラには、光の種類の違い
で生じる色の変化を調整するホワイトバ
ランスという機能があります。(中略)
「太陽光」「日蔭」「蛍光灯」「電球」
などの設定も選べます。(中略)
でも、「オート」や状況に応じた設定に
しても、満足のいく仕上がりにならない
ことだってあります。そんなときあえて
設定をずらして写してみるのも一つの方
法です。↑青や白の電球が輝く夜の街を
撮ってみました。「オート」だと色のバ
ランスはいいものの、あっさりしすぎて
その場の雰囲気が出ません。=写真左。
ホワイトバランスをいろいろ変えてみた
ところ、「日蔭」で写したとき、青と白
の色を保てたまま全体が赤みがかり、いい
雰囲気になりました。=写真右
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▼デジタルカメラの出現でフイルムカメ
ラでは考えられなかったことが実に簡単
にできてしまいます。・その場で画像が
見れる。つまりラボへ現像に出さなくて
もいい。・色の調子を見ながら撮影でき
る。納得のいく色がその場で確認できる。
・フイルムカメラでは必需品だったフィ
ルターを使わなくてもいい。・いらない
画像は削除出来る。などいろいろありま
す。誰にでも簡単に使えるところがいい
ですね。そろそろ一眼レフを考えてもい
い頃でしょうか。でも贅沢は言わないよ
うにしましょう。