木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

地元の名峰

2025年02月17日 05時20分35秒 | 余話

地元には名峰金剛山が存在する。標高は1215メートル、無論、大阪府下で最高峰だ。但し残念な事に山頂は御所市の所属のようで、府下最高地点は少し手前の村内領域の模様だ。多くの登山者を誇り、毎日日参する猛者達も少なく無い。実は仲間の一人も取り憑かれたようで、駐車場まで契約して日々直行している。つまり登山の合間の農作業なんだ。村の中心部は役場付近だが、役場周辺からは山頂は望みがたい。少し場所替えが必要で、何処をポイントとするかによって風景が異なってくる。画像は子狸の通勤路からのワンショット。撮影位置はご想像にお任せしましょう。

農園からも望めたら有り難いのだが、見えるのは葛城山だ。こちらも名峰と言えるが、金剛山に比べると少し女性的かな。稜線の描き出すラインが優美で穏やかな曲線なのだ。山頂も平原状でツツジの名所でもある。金剛山と異なり山頂の宿舎も営業中で泊まり込みの山行きも可能だ.それとロープウエイも稼働中なので、足下が困難な方も登頂可能かと。

実は子狸も足繁く金剛山に通っていた。冒頭の仲間である「千早の忍者」氏とも山道で良く出会ったものだ。彼は現在も継続中だが子狸は途中でポシャってしまった軟弱児である。まあそれはともかく、金剛山や葛城山のおかげで良質の水資源に恵まれている。山の清水を母体として美味しい米が取れるのだ。米は水が命、新潟の魚沼産コシヒカリが高い評価なのも水のおかげであろう。ちなみに当地の産米はヒノヒカリと言うブランド、お試しあれ。

以前は金剛バスを利用して、近鉄富田林駅から役場前を経由して登山口へと言うのがメジャーなルートだった。金剛バスの営業中止で、南海河内長野駅から登山口へとメインルートが変わった模様だ。金剛バスに頼り切っていた者としては寂しい限りである。限界集落とまでは言わないが、村内も高齢者中心の構成だろう。人口も減少気味なようだ。未だ自治体消滅の議論にまでは至って無いので、多少はマシなのかも。名峰金剛山も地元民の存在あってこその名峰だろう。害獣中心の社会では名峰も廃れてしまうかも。

 

 

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