木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

野焼きの煙たなびく

2024年07月11日 05時01分05秒 | 耕作放棄地

農作業で草刈りや草抜きを行うと残滓が発生するものである。家庭ゴミと違って回収車が回ってくれるわけでも無い。自己処理だ。通例は乾燥させて焼却処分だろう。我々もその手の処分法に則る。かくして農園においては、屡々煙がたなびく事になる。何とも牧歌的な光景で、遠目に眺めるのは子狸も好きな場面である。幸い、近隣には民家も少ないので迷惑を掛ける恐れもほぼ無い。安心して焼却が可能だ。今は梅雨の合間、中休みと見え好天の日々が続いている。例の「百姓候補生」氏もチャンスと捉えたようだ。其処彼処で点火を始めた。

主な対象はナス科の野菜畑、存じなかったが雑草類を刈りとって積み上げていたみたいだ。結構乾燥してるようで焼却には十分な条件かもと。雑草は乾燥が不十分だと燃えにくい。燃焼材である古竹や木材等があれば別だが、青い雑草だけを燃やすのは困難だ。

眺めていると結構白煙が立ちのぼっている。焼却材である雑草類の乾燥が十分では無いようだ。乾燥しきった雑草だと、ほぼ煙無しで燃え上がる。最も子狸的には良く燃える材よりも白煙たなびく状態の方が好ましい。何とも言えない、まさに絵になる光景なのだ。変態趣味なのかも知れないが、立ちのぼる白煙を見上げて一人悦に入っている。

子狸が野焼きを行う場合にも、完全乾燥は目指さない。腹八分ではないが、完全乾燥寸前で焼却に回すようにしている。狙いは無論、白煙だ。おかげで十分にたなびく白煙が望まれ、暑苦しい草刈りも多少は面白味が出てくる。要は目の前の物で如何に楽しむか、視点の持ち方によるものであろう。

噂の「百姓候補生」氏も結構楽しんでるみたいだ。白煙がお好みかどうかは存じないが、汗びっしょりになりながら、畝間を走り回っている。積み上げた雑草類をかき集めているのだろう。素材あってこその焚き火、その前には草刈りの業務が控えてまっせ。

 

 

 

 

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