木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

タマネギの畝立て

2022年10月23日 04時41分18秒 | 耕作放棄地

11月に入ると、タマネギの植栽、エンドウの種蒔き・・・・といった大仕事が待っている。直に植え付け・種蒔きをすれば良いとの単純なものではなく、それなりの下準備が必要なのだ。基本線は土作り、引き続いて畝立て、最後に支柱等の準備であろうか。こういった下準備は前もって段取りしておくのが常識で、今がその時期だろう。そう思って眺めていたら、例の「百姓候補生」氏が早々と準備作業にはいったようだ。まずもって行うのが土作り、夏野菜の栽培で予定地は固まっており、しかも残滓の根っこなどが取り残されている。こういったものを除去し、攪拌していくのが最初の仕事。耕耘機の出番だ。我々の保有するのは微弱なミニ耕耘機、パワーは無い。しかしながら小回りが効くので畝単位の作業には打って付けである。

程よく攪拌して柔軟な土壌となったら、次は「元肥の仕込み」。仲間達が頻繁に使用するのは、石灰、米ぬか、籾殻、鶏糞などである。こういった資材を攪拌した土中にすき込んでいくのが次なる仕事だ。籾殻は元肥とは言わないだろうが、便宜上一緒に括っておこう。彼も同様資材を準備したようで、画像では黄色い場面が登場する。米ぬかや籾殻の色合いである。蒔き終わったら、再度ミニ耕耘機を使用して再びの耕耘作業を続けていく。投入した資材が攪拌されて程よく土中に含まれていく。再度の攪拌で土はかなり柔軟となっており、どうかするとミニ耕耘機がのめり込んで前進しない程だ。

予定地がかなり柔らかくなったので、後はレーキやスコップを使って「畝立て」を始めて行く。上述の作業で土が軟らかいので畝立てはラクチンだ。基本線は高畝の設置、野菜類で水浸状態を好む物は少ない。高畝状態として水はけを良くするのが基本だろう。最低でも20センチ以上位の畝高を目指す。彼は作業が丁寧で、畝を立てた後、畝壁を手作業で固めていた。眺めると直線上の畝の表面、畝壁がみられ、まるで芸術品のような印象だ。

時間的な都合もあって本日の作業はここまで、次なる支柱等の準備は後日の作業だ。彼も子狸も同様だが、肉体条件に恵まれた状況では無い。仲間達のように長時間の継続作業は困難、速い話が短時間でへたばってしまう軟弱タイプなのだ。少しづつの歩みしか出来ないが現状、可能な手段を取らざるを得ない。まあ、プラス思考で参りましょうか。

 

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