カボチャの栽培にも各種の栽培法があるが、当地では「空中栽培」と呼ばれる手法が一般的だ。簡単に表現すると、カボチャのツルを地上数メートルの棚上に登らせ実らせる手法である.メリットは、地面とカボチャとが接触しないので綺麗な実を収穫出来ること。デメリットは栽培環境の構築に手間暇と資材とを要することだろう。元々は師匠が始めた手法で、カボチャの商品価値を高める狙いがあった模様だ。
優秀な弟子でもある仲間達はその系譜を引き継いでいる。一人子狸だけは手間暇がイヤなので、流儀に反しヤブ中栽培を続けている。ヤブ中栽培とは綺麗に表現すると自然農法の一種とも言えるかも。要は可能な限り手間暇をカットし、肥料や消毒等も控えめにしている。仲間内では手抜き農法だとの有り難き(?)評価も。
現場の画像を載せておきますが、数十センチに伸びた雑草が覆い隠してカボチャのツルは見えないでしょう。ツルを確認するには雑草を押し分ける必要性が。かくして受粉は可能なのか・・・・・・・そんな疑問も生じるでしょうが、不思議と受粉はしてるようで、まだ1個しか発見できてませんが、カボチャの姿もありました。
師匠のカボチャ畑は盛況で既に何回かは出荷されてるようです。空中栽培だけあってか、日照・通風等にも恵まれ成長も早いようです。ヤブ中栽培はどうしても環境的に不利、実りも遅めな模様ですね。メリットは省力化のみでしょうか。昨日は久方ぶりにカボチャ畑の草刈りを実施しました。ムッとする暑苦しさの中で刈払機を振り回すのですが、ツルの行方が解りにくく注意が必要です。どうしても控え目な草刈りで、ヤブ状態は変わらずでしょうか。
我を通さずに空中栽培に切り替えたら・・・・・・・そんな市井の声も聞こえそうですが、省力化を図って短い作業時間に留め置きたいのが本音、空中栽培の合理性は重々理解してはいるのですが。
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