木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

チガヤとの対決

2022年11月12日 05時28分05秒 | 耕作放棄地

農作業を妨害するものは様々あれど、当地では「害獣」と「雑草」ではなかろうか。害獣ではイノシシやアライグマに、雑草ではチガヤやススキそれにクズ・・・・・・・困り果ててるのが現状かなと思う。今回は雑草のお話、それも「チガヤ」を取り上げてみよう。ご存じかと思うが、チガヤはイネ科の雑草で、主に畦道等に繁茂する。地下茎で増えるようで、繁殖力が強く次第に耕地の中へと侵入してくるのだ。地下深くに伸びるようで、除去しようと思えば刈り取る位では対応出来ない。スコップで掘り下げ、地下茎全部を除去しないと、残った地下茎の一部から即座に再生してしまうのだ。何とも強烈な生命力で、イタチごっこが続いている。

子狸の畑でも畦道にチガヤが繁殖し、徐々に耕地の中へと勢力圏を広げている。上述のように手鎌で簡単に除去とはいかず、対応策はスコップでの掘り起こしとなる。しかも、少しでも地下茎を残さぬように除去しないと、再生してしまう。とりあえず畦道と耕地の間に緩衝地帯を設けることにし、該当部分を掘り起こす。画像でもお解りのように白い地下茎が地中から飛び出してくる。残さず抜き取るのがなかなか困難で、部分的な切れ端等がどうしても残りがちなのだ。こいつが種子みたいな働きをして、又々復活してしまうのが難儀。

今回はジャガイモの予定地周辺を対策することにした。畝の横で長さが20メートル程度、緩衝地帯は30センチ程度に設定、この部分のチガヤを堀り起こしていく。スコップでの力仕事で、腰に負担が掛かるため休み休みの作業となってくる。天気が良く、気温も程よい状態なので環境的には申し分無い。休息してると別荘地帯でのんびり休養してるような雰囲気で、農園での生活は鋭気を養ってくれる。

掘り出したチガヤの地下茎は畦道等に放置してはならない。必ず乾燥して焼却する必要がある。地下茎を完全消滅しないと、又々復活するのでご注意を。20メートル程の該当地を掘り起こしたら、画像のような分量となった。僅か20メートル程度でこんなにも繁殖していたのだ。乾燥には数日かかったが、焚き火を起こして「火あぶりの刑」、これしか方法が無いのだ。

「チガヤ」や「ススキ」それに「クズ」等には油断は禁物ですぞ、生半可な対応では侵略されてしまいます。心を鬼にして完全撲滅を図らないと、農園が荒れ地へと変貌するのは時間の問題かも。

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ローゼルの栽培 | トップ | イモ掘り体験へのお客様 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

耕作放棄地」カテゴリの最新記事