マルコおじさんに「ドン」と名付けられて、宝物になった犬は……。
捨て犬ドンとおじさんの命のものがたり
著:今西乃子 絵:くまおり純 発行:合同出版 A5版ハードカバー(96ページ) 定価:1,600円+税
子犬のころは可愛がってもらっていた「白い犬」は、新しい子犬がやってくると、庭につながれっぱなしで「灰色の犬」になってしまい、挙げ句の果てに河原に捨てられてしまいます。
でも、捨てられたおかげで、マルコおじさんと出会うことができました。
マルコおじさんは、その犬に「ドン」と名付け、家族としてとても大切に育てます。
それでもマルコおじさんは、一番幸せなのは「命の大切さ」を教えられた自分だと言います。
この本は、多くの動物たちを救ってきたマルコ・ブルーノさんと愛犬ドンの本当にあった出会いをもとに作られたお話です。
マルコ・ブルーノ(Marco Bruno)さん略歴
1945年オーストリア生まれ。父はイタリア人、母はオーストリア人。20歳のとき来日。アメリカの大手企業の日本支店で経理部長を務めた後、作詞・作曲に挑戦。アガサ・クリスティ原作の映画 「ナイル殺人事件」の主題歌の作詞を手掛ける。コーラストリオ、パッショナータの 「卑弥呼」 「ルナ・ルナ」のヒットでゴールデンディスク賞を受賞。映画シリーズ 「男はつらいよ」のドイツ語の字幕や、写真家・ノンフィクション作家としても活躍。1997年、日本のペットたちの悲惨な現状を見て、「動物愛護支援の会」を設立。捨て犬や捨て猫の里親探しの活動を開始。動物たちの悲鳴を伝えた本 『マルコの東方犬聞録』 (ハート出版、2000年)をはじめ多数出版。無責任な飼い主に捨てられた動物の目線で正しい飼い方と、人間と動物の安心な共存の方法を伝える。
主な著書:『ペットはぼくの家族』 (ポプラ社、1998年)、『幸せな捨て犬ウォリ』 (ハート出版、2001年)、『犬に尊敬される飼い主になる方法』 (ハート出版、2003年)、『女王犬アレックの夢』 (ハート出版、2000年)など。
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