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子どものこころの発達を知るシリーズ⑦
性別に違和感がある子どもたち
──トランスジェンダー・SOGI・性の多様性
性別に違和感がある子どもたち
──トランスジェンダー・SOGI・性の多様性
編著:康 純
発行:合同出版 A5判ソフトカバー(112ページ) 定価:1,500円+税
発行:合同出版 A5判ソフトカバー(112ページ) 定価:1,500円+税
20年くらい前から「性同一性障害」という言葉が知られるようになりましたが、今でも家庭や学校などで、ほとんどの大人はその受け入れ方に戸惑っていることでしょう。
しかし、江戸時代までの日本では性別に対する違和感をもった人に対して寛容な社会だったようです。
2018年に改訂予定のWHO定める診断基準では「性同一性障害」から「性別不調和」へと変更され、自分のジェンダー・アイデンティティは自分で決める時代になってきています。
それでも、性別に違和感をもつ子どもたちと接していると、学校や社会のなかでとても傷つき、不安に押しつぶされそうになりながら生活していることに気づかされます。問題は子どもにあるのではなく、社会の受け入れ方にあるのです。
性同一性障害診療の専門家として豊富な臨床経験をもつ著者からの渾身の呼びかけです。
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