日々の生活から

毎日の生活で感じたこと・考えたこと

旅をする木/星野道夫著/文春文庫

2023-11-26 17:31:38 | 

voicy FESで緒方さんと安宅さんの対談で安宅さんが薦めていた本。

日本で生活していては知ることのない生活、命、自然の話。

良い本だとは思ったが、何故、安宅さんがこの本を薦めているかはよく分からなかった。

魂の言葉を、自分が感じたものを語れ、感じる自分こそが他者ではない自分だ、と安宅さんは話した。

自分とは何かを振り返りを通して見つけよう。


貯金兄弟/竹内謙礼・青木寿幸著/PHP文庫

2023-11-12 10:17:42 | 

職場の元上司が紹介していた本。三千円の使いかた/原田ひ香著/中公文庫が面白かったので、同様の話と思って手に取った。

義父に虐待されたという共通の経験を持ちながら、兄はお金を使うことに喜び、弟は貯金することに喜びを感じる。

貯金、保険、持ち家/賃貸の考え方を2人のやり取りにのせて解説される。

お小遣いをぱっぱと使ってしまう息子たちに読んで欲しいが、読み終えてもらえるかな?


三千円の使いかた/原田ひ香著/中公文庫

2023-11-04 16:05:34 | 

長男が中学校から借りてきた本。彼のお気に入りのようで、何度も借りている。

独身時代、結婚後、定年、年金生活、の各ステージが描かれていて、それぞれのリアルとお金の使い方の入り口がある。

終盤の奨学金と結婚相手の話は、緊張感が高まり、物語としても楽しい。

まずは、家計簿から。


ADHDの正体/岡田尊司著/新潮社

2023-11-03 16:17:04 | 

次男が、部屋を片づけず、宿題もいい加減、朝は遅刻ギリギリという生活が続き、親の話が伝わらない。ADHDを疑い、この本を読む。

臨床現場での例が10数例書かれていて、著者が診察する際、小学校の通知表に多動やコミュニケーションのしにくさなどを確認するなど、流行の解説より信頼できる本。

この本の例のような深刻さではないことから、もう少し対話を続ける覚悟を持てた。


正欲/朝井リョウ著/新潮社

2023-11-03 16:04:26 | 

不登校に始まり、LGBTQ、フェチ、・・・、マイノリティの生きづらさが切実に語られる。

それに対する視点として、不登校児の父親から見た世界に共感していたが、その世界が行き詰まる所に、リアルと苦しさが重なった。

最終局面の一つ前で描かれている「繋がり」の希望が救いであり、それが性から来ていることが嬉しかった。