Voicyのbook cafeに著者が対談で来ていて、手に取った本。
著者ががん闘病中に、書かれたこの本。設定が、職場で「能力がない」と言われて悩む息子に、幽霊になった母が対話する、というもの。自分なら、何を伝えられるのか?と、この設定だけでもどきどきする。
測定できない「能力」を、人材開発コンサル会社が如何に商品化しているか、そして人はその「能力」を元に評されることに弱い構造が説明される。
では、どう生きるのが良いのか。簡単な方法がないことを受け止めて、関係に生きること。簡単さに逃げないこと。
才能には発動条件がある、とたかちんが話すことに通じるものがあった。
それでも、色々できる方が良いよねと思い、本を読み続けよう。
これまでは「自分のできることを増やす」ことばかりに目を向けがちだったが、人との関係についても働きかけよう、と思えた。