日々の生活から

毎日の生活で感じたこと・考えたこと

<叱る依存>がとまらない/村中直人著/紀伊国屋書店

2023-06-27 21:47:30 | 

どうしても子供に怒り過ぎてしまう。

言い訳や居直り、いじけの反応に、その場で言い聞かせて行動を直させたい。

そのために、その態度がネガティブな未来につながることが分かれば修正するだろうと考えて、言葉を重ねてしまう。

でも、それが効果を発揮している手ごたえはない。

であれば、行動を変える必要がある。

本書でもネガティブを相手に与えても、行動を変えることはほとんどないことが語られる。

望ましい行動がとれない原因が未学習か誤学習かで、対応を分けろと書いてあった。

子供の望ましくない行動を変容させるために、何ができるのか。その道筋は見えていない。タイプ別の話し方が必要なのだろうが、自分と異なる「楽観家(エニアグラム)」に響く話し方がイメージしづらい・・・。


パチンコ/ミン・ジン・リー著/文芸春秋

2023-06-21 17:45:38 | 

土方奈美さんのvoicyで紹介があって読んだ。

紹介の中では、小説なので在日韓国人に対する差別が糾弾とは異なる視点で読める、というような話だった。

日本がした差別はやはり重い。世代によって、のしかかり方は異なるが、重いことに変わりはなく、変わらずに今も続いている。

ヘイトスピーチが問題になったのは数年前で、現在、そうしたニュースはあまり聞かないが、なくなったわけでもないだろう。

多様性に向き合うコストは高く、自分も遠ざけてしまいがち。

アメリカでこの作品が人気になったというので、こうした差別や生きにくさがあるのは日本だけではない、というのが自分の救い。

ちょっと前に、ちきりんのvoicyで、人口減の日本で日本語を話せる外国人を排除することはとてももったいないこと、という話があり、納得した。

多様性に向き合う強さを身に着けよう。


人生の経営/出井伸之著/小学館新書

2023-06-14 21:41:21 | 

my book cafeでお薦めになっていた本。

自分の人生を経営する、という視点を求めたが、ん-、自分に何ができるのかの手掛かりはつかめなかった。

ヒントとして、アジアに目を向けることが自分に残った。

平行して読んでいる「パチンコ」で舞台になっている戦中、戦後の大変な時期を、他人事ではなく、自分事として捉えて、定年延長にNoと言えるような強さを身に付けること。


ナラティヴ・セラピーの会話術/国重浩一著/金子書房

2023-06-08 21:39:36 | 

他社と働く」が薦めていた本。

ナラティヴ・セラピーの実践に触れることができた。

常識(ディスコース)から離れて、主体性(エイジェンシー)を持った生き方を探るための会話例に触れられた。相手が求めている物が常識的価値観から来るものなら、もっと掘り下げたり幅を広げて考えることで、主体的に目指せる道を見出せそうだ。

ただ、このような会話はとても時間がかかり、ビジネス現場では難しそう。

不登校の子供たちとの会話例もあり、現段階で子供たちが学校に行ってくれていることに感謝しつつ、自分がこうした話ができるか、自信はない。