彩図社
学生時代の友人から奨めてもらった本。私が猫背であるため、その矯正の参考になるというのだ。
体の歪みは腰椎に表れるというのが、この本の大筋だ(非常に乱暴だが)。
よくある整体の解説では、腰椎1番が悪いと膝が痛くなるという。この本では、腰椎は5つの骨が隣接しているのだから、それを取り巻く全体のバランスを調整することが大切だとしている。
局所ではなく、全体として捉えている所には好感が持てるのだが、なんでもかんでも腰椎というのは、いかがなものか。筋肉には2つの端がある。1つの端が腰椎に繋がっていて、他端は胸椎や大腿に繋がる。腰椎に歪みが出れば、逆端にも無理がかかっているはずである。この他端とその間の筋肉、そしてその筋肉とペアになる筋肉を意識する必要があるのではないか?(ペアになる筋肉とは上腕二頭筋と上腕三頭筋のような組み合わせ)
まぁ、腰椎が体の中心にあることに違いはないので、そこがバランス良い状態になるように、反らし、ねじり、開脚をしていこう。