日々の生活から

毎日の生活で感じたこと・考えたこと

勝間さん、努力で幸せになれますか 勝間和代、香山里香 朝日新聞出版

2016-07-28 20:59:46 | 
佐々木さんが普段話をする「努力せよ」は、勝間の意見と同じだろう。
それに対して「疲れ」を感じて、努力しなければ幸せになれないの?成果が出せない人は幸せになれないの?と感じていた。
たまたま図書室で出会ったこの本。勝間の言う利益の再配分がされれば良いのだろうが、政治はそれを逆走しているように見える。
努力したくてもできない人も幸せになれるための余裕は、沢山の人が努力すると、益々なくなるように思う。勝間の離婚原因になった、夫からの「辛いなら努力を止めれば良い」が、象徴的だ。勝間は辛いのは努力が足りないから、と思い、幸せになろうとすることを否定されたと感じたから、離婚に至ったのだろう。自分も、その夫だったら「休め」と言うだろう。辛くならない範囲で、辛くならないような戦略を立てれば、努力は辛くない、と勝間いうが、それだけではないだろう。
香山の論点が、カツマーになること、なろうとしている人が陥る努力の方向性の違いや、頑張りすぎであった所に、自分が求めていた論点との違いがあるのだろう。自分が求めた論点は努力は成果を出すためのもの、成果を出せない人はダメなのか?という点だ。会社や社会から求められているのは努力ではなく成果。でも、成果を出せない人はいる。出せない人は居場所がないのか?
努力にしても、智詞さんが23時から4時の睡眠を、とても真似られるとは思えない。成果が出なければ努力しろ。俺と同じだけ努力もしていないくせにできないと言うな、と言われると何も言えなくなる。
勝間が結婚に受け入れてくれる人を今だに求めているのが、あれだけ頭の良い人でも幻想を持つのだなぁと、ちょっと感慨深い。
努力を辛いと思わないようにするのは自分に適用できる発見だ。

結果を出す人の「やる気」の技術/斎藤孝

2016-07-04 21:52:22 | 
斎藤孝の身体感覚に基づいたビジネス書は納得感があって好き。
この4月から、仕事で、特に「結果」を求められていて、色々と本を見ている。

自分は理不尽に思える要求があっても、できるだけそれを受け入れてきた。
「修行」だと思って、人が嫌がることもやれてきた。
でも、チームメンバーにその態度を求めるのは無理がある。自分は我慢というか受け入れることを主眼にしてきたため、メンバーにどう対応してよいかわからず吹き流しリーダーになってしまった。
あるべき姿に向かうことは必要だ。「何を受け入れ、何を変えるかを見極めること」の難しさにかわりはない。

現在の難しさも修行として捉えて、突破すれば良い。