カエルの僕が月へ行った話(11)

2014-09-02 20:56:57 | 童話
僕はお父さんとお母さんに『行ってきます。』と言うと、
お父さんは『ガンバレよ。』と言い、
お母さんは『気を付けてね。』と言った。

僕はお父さんに作ってもらった飛行服を背負って、ピョンピョンとエベレストに向った。

九州から荷物と一緒に貨物船に乗って韓国に着き、韓国から鉄道を乗り継ぎ、旅を続けた。

そして、3ヶ月経ってエベレストの有るネパールという国に着いた。

それからエベレストに登る人の荷物の中に入って山頂にたどり着いた。

お父さんに作ってもらって温かい飛行服を着ているので寒くはなかったが、周りには僕達カエルの仲間は誰もいないのでチョッピリ寂しかった。