カピバラさんの2泊3日(3)

2015-02-21 14:10:43 | 童話
お父さんの
『出発するから起きなさい。』
の声に起こされましたが、外はまだ真っ暗です。

僕たちは、リュックの中から水筒を取り出し、水を入れて再び水筒をリュックに詰込んで、みんな頭とお尻に懐中電灯を付けて、暗い道を歩き始めました。

僕たちカピバラは、飼い主さんと一緒でなければ電車に乗れないので仕方なく歩くことにしたのです。
そして、飼い主さんと一緒でも、カートの大きさ制限が、長さ77cm以内で、タテ・ヨコ・高さの合計が90cm程度ですので、お父さんやお母さんはそのカートには入らないので仕方がありません。