みんなの気持ち(水の気持ち)(2)

2015-11-03 09:12:38 | 童話
『僕の家で飼っている犬と小鳥にもお水をあげているんだよ。』
『そうかい、君はやさしいんだね。』
『うん、僕はやさしいんだよ。お水をもらうと、みんなうれしいから、水さんもやさしいんだね。』
『ああ、私もいっぱいやさしいんだよ。』
『僕と一緒だね。』
『そうだね、一緒だね。』
『それからね、夏になるとお家や遊園地のプールで遊ぶのも好きだし、お家のお風呂に入るのも大好きだよ。お風呂もお水が温かくなったんでしょ。』
『そうだよ、お風呂も温かくなる前はお水だよ。みんなみんな友達なんだよ。』
『水さんは友達がいっぱいいるんだね。』
『そうだね、友達がいっぱいいるね。生きている動物も植物も、みんなお水が無いと死んでしまうんだよ。だから、お水はみんなと友達なんだよ。』
『だから、僕とも仲良しなんだね。』
『そうだね、大の仲良しだね。』
『僕と水さんとは、これからも、ずっとずっと仲良しだね。』
『そうだよ、ずっとずっと仲良しだよ』

               おしまい