僕の順番(3)

2015-11-28 11:59:06 | 童話
そして、葉っぱから落ちた僕は、小川に流れ込んで行き、やがて、僕は川の水になって、みんなで小川を下流へ進んで行きました。

『やあ、魚さんがいっぱいだ。』

僕達はたくさん集まったので川が段々広くなり、流れが速くなりました。

大きな岩がいっぱい有る所では、あっちこっちの岩にぶつかりながら進んで行きました。

右の岩にドスン。
今度は左の岩にドスン。
次から次からぶつかりながら進んで行きました。

そして、急に前が何も無くなり、勢いよく下に落ちて行きました。

『あっ、これは滝だ。』

一番下の滝壷に落ちて行き、上か下か分らなくなりました。
『ブクブクブク。』

僕は滝壷の中で一回転してから上に上がって来ました。
『ブァ。』