火星ネズミ(3)

2016-03-06 13:18:54 | 童話
それから僕は、みんなが宇宙の勉強をしている教室に入って行き、テーブルの隙間から勉強の様子を見ていた。

そうか、地球の空気が無い宇宙では、宇宙に飛んでいる宇宙線や、太陽からの太陽風が直接当たるので体を悪くするのか。

宇宙船はその影響を少なくするようになっているが、太陽の爆発が大きくなった時は、それでも防げない場合が予想されるので、その時は安全な宇宙服を着るんだ。

そうすると僕も宇宙服を作らないといけないね。

だけれど、僕は機械が使えないので宇宙服が作る事ができない、どうしようか?

そうだ、倉庫に有る宇宙服用の布地を少しもらってきて、ロケットに乗り込む時に持って行こう。

もし宇宙で危険になった時に、宇宙服用の布地にくるまっていればいいや。