父が大学の教員として初めて勤務した香川大学のゼミの卒業生の会があります。
タスク会といって、昭和50年からはじまり、東京、大阪、高松の三か所を順にめぐり毎年会が開催されています。
先日、父が教員となって60年、父母が結婚して60年ということで、高松の栗林公園の近くで、総会と60年を祝う会が開催されました。
長年にわたるゼミ卒業生の方との交流ですが、香川大学当時、官舎が大学に近く、学生の方が来られることが多い家庭でした。
家でゼミがあって、ゼミでもそれ以外でも学生の方が来られて、母が食事を出すなどということも、日常茶飯事でした。
香川からこちらに変わってきても、お子さんを連れてこられたり、出張のついでなどと連れ立って来られたりしていました。
さて、このタスク会ですが、私は、20年近く前から、挨拶をさせて頂く程度で、何回か出席させていただくことがありましたが、卒業生の方と会でじっくり話をさせて頂いたのはこれが初めてでした。
企業の最前線で仕事をされてきた方が多く、強烈な職業意識と、さらにそれを実現できる能力を持っておられる方が多く、最初にのぞかせていただいた時の、胸がどきどきするような、活気は刺激的でした。
年を重ね、現役でいる方はわずかになってしまいましたが、それでも、今回話をさせて頂いた何人かの方々は、仕事や社会に対する視線が鋭く、磨いたものは錆びないと強く感じました。
ゼミの会がこれだけ続いたことは、父の個性的なキャラクターによるものもあるとは思いますが、学閥のないなかで仕事に立ち向かった方たちの帰れる場所だったのではないかと、ふと、自分に照らして思ったり、羨ましかったりしました。
卒業生だけでなく、そのご家族や、父の転任で卒業までおつきあいできなかった方も来てくださって、家族として感謝に堪えません。
ありがとうございました。
なおこの会の記念号として、ゼミの会報「タスク10号」が、第1回卒業のタスク会会長のご尽力により出版されました。