仕事から帰ったら、87才の母が、「このぬいぐるみ見て!驚いた」と。
「思わず目を見て話しかけたくなった」
「話しかけたくなる表情をしているから、目の位置とか完全に計算しているに違いない」と。
「角度とか、この1ミリが違うとか、そんな研究をしているのだろう」と。
私も顔を見てみると…確かに。
夢の国の海に行かないと買えない熊?のぬいぐるみを抱き上げた感触なんか、まるで0歳児を抱き上げたようだし、ぬいぐるみの進化は止まらないよう。
たぶん三次元CADとか使っているに違いないとか、CG技術が成熟したからできるんだろうなどなど、普段はぬいぐるみなど興味を示さない母と、見つめられてつい買ってしまったという娘と、一緒に会話が盛り上がってしまった。
動物の形と言ってもどこか歪んでいたものを想像力で楽しんでいた昔のぬいぐるみ。
今は、ぬいぐるみが、言葉の無い言葉を投げかけてくる。
認知症に介護用ロボットのぬいぐるみが・・・などと技術の進歩がニュースに出てくるけれど・・・
言葉が離せなくても、形が動かなくても、ぬいぐるみだけでコミュニケーションが取れているような気がする。
2次元画像でも、コミュニケーションができればそれはそれで心が豊かになる。
多機能の価値もあるけれど、これからは単機能の上手な組み合わせが有効な問題解決も多いのではないか・・・そんな気がする。