中川水循環センターの「全国最大規模『汚泥消化・バイオガス発電システム』の一般見学」の募集を偶然発見して行ってきました。
メタンガスの有効活用について知ることができると思って参加しました。
入り口が分からず右往左往して、説明の最初から聞くことができなかったのが残念でしたが、工場見学好きとしては、現場で説明を聞けたので良かったです。
バイオガス発電としては、畜産糞尿からの発電、食品廃棄物からの発電などがありますが、下水汚泥からの発電ならではの工程もありました。
消化ガスは、バイオガスの一種で、下水汚泥の嫌気性発酵により発生するものとのことで、構内のパネルの汚泥消化タンクには、「微生物の働き(嫌気性消化)により、汚泥中の有機物質をガス化・液化・無機化し、安定化・減量化します。滞留時間20~30日程度、内部汚泥温度35℃程度での消化(中温消化)の後、消化汚泥を引き抜き、脱水皇帝へ送ります。発生した液化ガス(主成分:メタン60%程度、二酸化炭素40%程度)は4号焼却設備、消化ガス発電設備の燃料や、汚泥消化タンクの加温熱源として利用します。」と説明されていました。
ガスの硫化水素を除去する工程は、畜産糞尿でも、食品廃棄物でも必要ですが、下水汚泥にはヘアケア商品を由来とするシロキサンが含まれていることから、発電の前にその除去工程がありました。
やはり、現場を見ることは、情報が上滑りにならなくて良いと改めて感じました。
団体での見学を申し込めば対応してくれるようですので、興味のある方は一度ご覧になると良いと思います。
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