☆ こにゃんこのケセラセラな毎日 ☆

人生なんてケセラセラ
♪なるようになるさ 先のことなど分からない♪

いつかきっと笑い話に・・・ *-* 1か月健診② *-*

2007年05月26日 | 子育て思い出話*-* コナン編 *-*
私は疑問に思ったことをすぐに質問できちゃう人です
なので、1か月健診の時も医師に質問しました。
「あのぉ・・・。ちょこっと早めに生まれて小さく生まれたから
遅めちゃんってことは考えられませんか?」
『そういうこともあり得るけど、早目って何週目で出産したの?』
37週目です」
『・・・・・出産時の体重は、と(母子手帳を見て)2442g・・・』
またもや、医師の顔が曇っちゃったよ・・・
『これ、37週で陣痛来たの?』
「いいえ。破水が先です。まだお腹も下にさがってなかったんですけど・・・。
破水して3日後に出産して・・・。赤ちゃんの首にへその緒が2重に巻きついてた
らしいです。」
きちんと診断してもらうために、正直に私は出産時の状況を説明しました。
私の話を聞きながら、母子手帳を見、一呼吸置いて医師が話し始めました。

『産婦人科でなんて言われたか知らないけど、小児科の世界で”正規産”って言うとね
①38週以降の出産
②出産時の体重が2500g以上
③陣痛→破水→出産
この3つがクリアできて”正規産”って呼ぶんだよ。
で、このどれか一つでも当てはまってたら心配しないんだけど、
この子、3つの条件のうちの1つも満たしてないよね
しかも、お腹が下に降りてこないうちに破水だなんて・・・。
このまま、お腹にいたら、死んじゃうって状態になったから、
赤ちゃん早く生まれたいって破水させて知らせたんだよ

へその緒が2重に巻きついて生まれてきたっていうのもね・・・。
お腹のなかで相当しんどかったんじゃないかな?
こんな生まれ方したんじゃ、
脳かどこかに異常があってもおかしくないんだよ

脳かどこかに異常があってもおかしくない・・・
  脳かどこかに異常があってもおかしくない・・・
        脳かどこかに異常があってもおかしくない・・・


                   
私の頭にこの言葉がエコーして返ってきました・・・
思ってもみない医師の言葉を
『だから、ボクは来月もこの子を診たいから、連れてらっしゃい』
「・・・・・はい。ありがとうございました」

頭がフリーズ状態で診察室を出た私を母が出迎えてくれました。
「どうだった~?」
今の話を話すわけにはいかない
まだ、はっきりと診断が出たわけではないのに、
不安材料を与えてどうする
と思った私は、「正規産」以外の話を母にしました。
「なんかね。やっぱり大きな音にびっくりしないところがひっかかるから
また1ヶ月後にいらっしゃいってさ・・・」
えっ
たったこれだけのことで顔色が変わってしまう母に、とてもさっきの医師の話なんて
できませんでした。
「まぁ。えぇやん。1か月後に『大丈夫』のお墨付きをもらえればさ
1ヶ月後には笑い話になってるよ
1か月健診の後は4か月健診なのに、2か月続けて見てもらえるなんてラッキーじゃん
もともと、ポジティブな人間なので、ほんとにそう思っていました。

この時から数年間ず~っと思い続けていたこと・・・
いつかきっと笑い話になる日が来る
だって、このままじゃ危ない、この世に生まれてきたい
そう思って生まれてきた赤ちゃんだもの
「あの時診てもらったお医者さんも見当違いなこと言ってくれたわよね~
って、きっと笑い話にしてくれる
そう自分に言い聞かせました・・・。

残念ながら、この件が笑い話になる日がくることはありませんでした
でも、思うのです。
私の性格から言ったら、コナンの発達のことはショックを受けても受容できたでしょう。
でも、この日の医師の言葉が頭の隅に常にあったからこそ、
私のショックは最小限に食い止められて、周囲のみんなが感心するほど
コナンのことを難なく受け止められたのだと思います。
そういうイミでは、今となってはこの時の医師に感謝しているのです

すべてはここから・・・。
私の、見えない不安を打ち消しながら、その割りにノンキな子育てをする日が始まったのでした・・・
コメント (6)
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