☆ こにゃんこのケセラセラな毎日 ☆

人生なんてケセラセラ
♪なるようになるさ 先のことなど分からない♪

働いたら?

2007年12月23日 | 子育て思い出話*-* コナン編 *-*
この子育てに煮詰まっていた頃に、コナンの発達相談がありました。
発達としては、コナンなりの伸び方をしていましたが、
4歳の節をまだ超えられていない、と言われました。

『4歳の節』とはなんぞや???と思って後で調べたら、『「もう一人の自分」の形成』とありました。
『2つの世界の統一の時期』とも書いてあったので、他者と自分との区別がまだついていないのかな?
と思いました。
コナンは課題にぶつかった時に「ワカリマセン」が言えない、とも言われました。
「分からない自分」を相手に見せるのがイヤで、他の遊びをしたり、
相談員さんからの話を聞いていない風を装ってしまうそうです。
「『ワカリマセン』が言えるようになったら、『こうしたら良いのよ』って
次の指示が出来るのよ」と言われた記憶があります。

コナンの発達はそれなり、ということで、ではどうか、と聞かれました。
答えるのにとても躊躇したこにゃんこでした・・・
でも、一番にこだわることと、ギャーが激しいこと、ジナンとのやりとりは
これまた、気の休まらないもので、どうしたら良いのか途方に暮れている、と
深刻ぶらないように話したつもりでしたが、やっぱりワタクシの表情は硬かったんでしょうか?
話を黙って聞いていた、相談員のM先生、しばらくして、こうおっしゃいました。

「こにゃんこちゃん、ジナンくんを預けて、働くつもりはないの?」

えっ

思ってもみない話が出てきたので、びっくりしました。
そして、「1歳にもなっていないジナンを預けるなんて・・・、考えたことないです」
と答えました。
ただでさえ、子育てでいっぱいいっぱいなのに、これに仕事まで始めたら
両立できないこと間違いなし 仕事をすれば、また別のストレスは
溜まるだろうし、良いことなんて、これっぽっちもないように思えました。
M先生は続けます。
「そう。まぁ、まだジナンくん、小さいもんね。でもね、こにゃんこちゃん
ず~っとお母さんしているじゃない?
コナンくんが保育園にいる間もジナンくんの相手をして、コナンくんが帰ってきたら
それはそれで、大変でしょう?
コナンくんのギャーをかわすことが出来なくて、まともに食らってるじゃない?
それで、こにゃんこちゃんはしんどくなっているわけでしょう?
働くことによって、こにゃんこちゃんとしての時間を持った方が良いと思うの。
仕事と育児の両立は大変だから、たまには休んで、ママ友とランチとかして
気分転換できる時間も持てる仕事を探してみたらどうかしら?」

・・・・・そんな美味しい仕事があったら、みんなやっていると思うんだけど
と思ったワタクシですが、実際、後にそういう仕事に就いたワケです(笑)

「はぁ・・・。考えてみます」
とだけ答えました。

でも、「働く」ことにとても抵抗があったこにゃんこだったのです。
夫の母親も、自分の母親も専業主婦でした。
言わなくても「子供が小さいうちはにいて、子供の面倒は母親が見る」
という空気がありました。
2歳のコナンを療育センターに通わせる時も、自分の母親に
「コナンをちゃんと育てられなくて、他人さまに見てもらうのか?
育児放棄するつもり
と言われたことが、心の奥に小さな傷となって残っていました。
そんな環境を打ち壊して「子どもを預けて働く」ことはとても勇気のいることだったのです。

また、まだ小さなジナンを保育園に預ける、ということが、ジナンを
コナンの犠牲にしてしまうようで、すごい罪悪感も感じました。

でも、でも・・・・、「ジナンを預けて働いたら?」のコトバはその時のワタクシには
「あなたには、この子たちを育てていくことは無理なのよ」
と言われているように感じてしまったのです
M先生がそんなつもりで言ったのではないこと、ワタクシが心にゆとりが持てるように
考えてくださったことだと分かってはいても・・・・・
どうしてもぬぐい去れなかったのです

だけど、ワタクシが子育てに煮詰まっていたのは、事実・・・。
将来的に「働く」ことも視野に入れる必要もあるかもなぁ・・・と
ワタクシが「働く」ことを考え出したのはこの頃からです。

実際、ワタクシが働くようになるのは、これより1年以上も後のことになります。








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コメント (2)
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