☆ こにゃんこのケセラセラな毎日 ☆

人生なんてケセラセラ
♪なるようになるさ 先のことなど分からない♪

フクザツな胸中

2011年08月18日 | 今日のボヤキ
仕事中、パート仲間に声を掛けられた。

「見て。あの人。なんか、商品見て、ブツブツ言ってるんやけど。なんやろ?」

彼女が目で合図したその先を見てみれば・・・
30代くらいの女の人が、商品を見て、ブツブツと独り言を言っていた。
一つ一つ商品の前に立って、近くにいないので、なんと言っているか分からないけれど、
視線はずーっと一点集中って感じで、おそらく、聞き耳を立てて言ってる内容を聞いても
ワタクシたちには理解出来ない内容だと思われた。

いぶかしがるパート仲間に、冗談っぽく
「きっと、商品と会話して、商品の声が聞こえてるんだよ
と笑い話にして、2人で笑って、その場を済ませた。

ワタクシの心はフクザツだった・・・

そのパート仲間が、他のパートさんにも同じことを言っているのを見て、再度、彼女にこう言った。
「真面目な話。あの人、自閉症さんじゃないかな?」
「そうやろな。そうやと思うわ。」

結構長いこと、商品を前にブツブツ言っていた女性は、しばらくして、母親も一緒だと言うことに気付いた。

その母親が、「トイレはどこですか?」と尋ねてきたので、答えると
「Aちゃん。こっちよ。」と女性に声を掛けて、トイレへと連れていった。
しばらくすると、トイレから、「もう、いいでしょ。それくらいで。ほら、行くわよ。」と
母親があれこれ世話している様子が窺いしれた。
そして、母親に連れられて、女性はトイレを後にした。
30くらいの女性が、母親にトイレで世話を焼かれる姿は、ちょっと違和感があったのだろう。
パート仲間が「ああいった、障碍を抱えている人は、仕事なんてどうしているのかしら?」
と、ワタクシに話しかけてきた。
「ご近所に、ダウン症の人がいるんだけど、その人は働いているのよ。
でも、自閉症の人だと、働くのは難しいんじゃないかしら?」
「・・・・・。自閉症って言っても、色々あるからね。働いている人もいるけれど
さっきのお客さんみたいな人は、ちょっと、就労は難しいかもね。
作業所で働いているか、あの感じだと、親がずっと面倒見てるかもね。」と答えた。
「そっかぁ。大変だね」とパート仲間。

ワタクシの心はフクザツだった・・・。

今の職場で、コナンが支援学級に在籍していることをまだ話していなかった。
話すタイミングを逃し、今日に至っている・・・。

コナンのことを知っていたら、ワタクシに、その女性のことで話しかけたりしなかっただろうな・・・。

彼女は直接コナンに会ったことはないけれど、職場にコナンを連れて行ったことはあるので
他のパート仲間は、コナンを見たことはある。
その時、言葉遣いが丁寧すぎる所があるコナンの挨拶に、パートさんたち、「しっかりしてはるわぁ
と褒めてくれたっけ・・・。
一見、ちょっと見ではコナンは変わったようには見えないから、誰も、おかしいとは思っていないが
実は、コナンも、場合によっては、その女性のように、ブツブツ言う時がある。

今は見た目もお子ちゃまで、ちょっとおもしろいコ、と思われる程度だが
大人になったら、ちょっと異質な感じに取られるのだろうな・・・。

コナンが大人になった時の様子を、その女性にダブらせて、ワタクシの心はフクザツになったのだった・・・。








人気ブログランキングへ人気ブログランキング参加中ポチッ♪とクリックをお願いしま~す
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする