オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

梅雨のひとときの、街での戯れに

2019-07-16 10:28:13 | オストメイト

 

 

 日本のあちこちの山々で遊び、日本のあちこちの海で泳ぎをしてると、人間の手では真似のできない絶景を見ることになり、不動産バブルの凄まじい浪費もうんざりするくらいに経験してきてると、都会に居て、面白いと想い、感動することが少なくなってる。

 唯一あるとすれば、水族館であり、動物園、そんな感じだ。

 人間が飼育してるというのは錯覚であって、ともに飼育されてる、そんな光景を見るのが面白い。

 地球に生まれて、生き物への興味は尽きない。

 だから俺は女が好きで、子供が大好き、そんな60年を送ってきた。

 梅雨時の過ごし方には、そんな水族館でのイルカのショーということもある。

 音響とプロジェクション・マッピングを用いた夜のイルカのショーは、特に面白い。

 山や海で遊び惚けて生きてきたジジィには、いきなりの雷雨に遭ってるような楽しさがある。

 そうして女性インストラクターとイルカとの触れ合いを見てるのも、授乳してる女を見てるのとおなじ、ほのぼのとした感覚になってくる。

 俺なりの錯覚なんだろうが、その錯覚のリズムが合ってしまう時間も、水族館であり、動物園にはある。

 

 ・・・雨の降る森を歩くのは楽しいよ・・・

 50も半ばになる古い山好きのオヤジが遊びに来て言っておったが、俺は眺望のない山には登らない。

 わざわざ天気図を1週間もの間、暇さえあれば眺めているのも、そんなエリアを見つけるためでしかない。

 森林限界超えるまでの熱暑に降る雨は心地いいが、そのあとに絶景がないのならば嫌だね。

 だんだん横着になってきてる。

 

 体力と精力を使い切ることもない梅雨時には、変な病に罹ってしまうことが多い。

 たっぷり汗をかかないからだ。

 仕事の合間に、プールでたっぷり歩いて泳いでくるかな・・・。

 


オストメイトは真っ赤な薔薇の花

2019-07-09 10:33:42 | オストメイト

 

 オストメイトとなって4年目になったが、腸中心の生活が当たり前のようになってる。

 それまでは度重なる腸閉塞でも手術を拒み続け、山に登り、海で泳いで鍛えておれば大丈夫だと、それだけで8年近く過ごしておったが、さすがにその腸が破れてしまって身動きが出来なくなってしまい、死にかかって緊急で入院して10日間、手術すら出来ずに水も飲めず、やっと手術が決まっても、生き残っても五体満足に生きておることは難しいだろうという酷い状況だった。

 1カ月以上の入院なんて初めてだったし、退院後は副作用や合併症とストマ周辺の肉の抉れた傷が治らず5か月間、生き地獄という言葉通りの激痛に苛まれ、さすがに生きて居て終わりにしたいと思ったのも、その頃のことだった。

 それでも毎日治療とパウチ交換を5カ月続けてる間でも、里山を歩き、温水プールでも歩きを始め、半年後にやっと2000mの山に戻り、海でも遠泳をできるまで回復させた。

 ジッと安静にしておったら、たぶん俺は駄目になっていただろう。

 薬もいっさい服用しなくして、ぜんぶ捨て果てた。

 いまではまた健常者どもよりは体力も精力も強靭になり、昔とおなじ行動範囲になっている。

 ただ、腹筋に穴を開け、腸の端を出し、パウチという袋が付いている。

 あとは普通だ。

 パウチを4日に一度交換するとき、真っ赤な腸の端くれと対面する。

 オストメイトになった自分の身体のケアをするとき、その腸の端くれを見て、真っ赤な薔薇の花だと書いた大学の先生をやってるお婆ちゃんがいたが、まさにその通り。

 きれいな色をしているが、これを丁寧に洗ってケアしてやり、まわりの体毛も剃ってやる。

 完全防水・完全防臭の強力なイタリア製のパウチは、その後に乾燥させた腹部に貼りつける。

 泳ぐとき、温泉に浸かる時は、スイムラップと言う腹巻に仕舞ってしまう。

 ただ自分で作ってるドレッシングテープで貼付部は強化している。

 海での遠泳や、温泉での柔軟体操や、たっぷり時間をかけるセックスでも、別に気にすることもない。

 いろんな工夫を自分で行っているから、脱衣・着衣も普通の時間だし、排便・ガス抜きなんて健常者よりも素早くなっている。

 食事も普通だし、行動も普通だし、仕事も普通にこなしてる。

 当初は、山に登ってパウチが剥がれたり、海で潜ってパウチが剥がれたり、いろんな支障が起きていたが、世界中のパウチを取り寄せて、一番自分の体型に合うモノを探したことで、すべての不安は解決した。

 最初の頃は予備のパウチや装具用具をいつも持って山に行っていたもんだったが、車内が暑くなると装具類が駄目になるからクーラーボックスも車に積んでいたりしたもんだったが、いまでは予備は持っていかなくなってる。

 その代わりに、ヘルニアベルトという腰痛ベルトのような腹巻で、パウチごと締めて押さえるようにしてる。

 寝る時いがいはずっと着用してる。

 腸、人体で一番大事な臓器、そう考えるようになったのは、オストメイトになってからだ。

 あらゆる人体の臓器は、腸から派生している。

 だからなんでも食べるが、消化には気を使っている。

 ガスの出具合や便の出具合や、細かな変化にも気を使うようになった。

 煙草はアイコスに代え、酒も飲んでいる。

 健康な身体はなによりも嬉しい。

 まわりの多くの者らはだ~れも俺のことを障害者だと思ってない。

 車はいつも俺が長距離運転するし、荷物だって俺がいつも一番重いものを担いでる。

 自意識から自分が障害者だという感覚はなくなっていて、4日に一度作業がある身体、そんな感じだ。

 ただね~、優遇されたり免除されたり、障害者手帳は年中あちこちで活用させてもらってるよ。

 

 これが自分の身体のこと。

 それだけで日常を生きて居る人間では、半端者。

 そこから相変わらず他人や社会に関わり合って、いろんなことの為に、日々を過ごしている。

 そこまで回復させれば、社会復帰、そう呼んでも良いんだろう。


オストメイト後進国の、情けなさ

2019-05-28 10:07:15 | オストメイト

 

 

 トランプがどうした、安倍がどうしたよりも、俺は山がどうした? の方に興味がある。

 そもそも、なんで政府のやることに国民がいちいち従う必要があるのか? 政府は政府、国民は国民だろう。

 おかしな奴隷踊りまで付き合う必要はない。

 安倍や黒田は御大尽にコケにされながら国民をコケにしてるキツネとタヌキ、悪いが俺は空を飛んでるから、生息域が違ってる。

 そういう国の筈だが? いつから北朝鮮になった? 

 今やこの国の政治家や官僚・役人は田舎の珍獣博物館のような惨状だが、国民は別だ。

 メディアではトランプ愛好家がワンサカ出て来て薄気味悪いばかりだし、俺はさ、この日曜日も山の帰りの高速で、首都高竹橋通行止めの表示に、寝不足もあって 安倍の野郎、ミサイル撃ち込むで!! と喚き返しておった。

 そのせいか良い塩梅に外環に入った頃に解除になったが、俺の自由の邪魔をするものは、すべて敵だ。

 それで相変わらずの紹介・リピーターがここんとこも続けざまにやってこられておって、仕事は忙しい。

 周旋屋だから不動産の話で来られておるのに、すぐに山の話になって、大笑いしてなにがなんだか・・・。

 エロ爺ィ、ここに健在、だな。

 

 60歳過ぎてくると、ハードな行動は続けてなければすぐに動けなくなる。

 気持ちの上でも・・・もう良いよ・・・やめとくか・・・後ろ向きな思案に終始するようになる。

 そういう時は無理してでも、出掛ける、行動を起こす、それ以外に健康の維持は無い。

 食いものや飲み物ばかり気を使って、栄養や消化について考えてたって、身体をどう動かして消費するかについて考えてない現代人は、そりゃ~栄養過多、消化不良、難病・奇病のオンパレードだ。

 

 山に出掛けると必ず愉しいアクシデントはある。

 この日曜日、休憩してた標高で1000mくらいの山の中の駐車場で、ポツンと止まってた一台の車から盗難防止装置の警報音がけたたましく鳴り響いた。

 ・・・ぷお~! ぷお~! ぷお~!

 俺の車とその車以外に、他に車はいない。

 う~む、難解な事件か? 俺の出番か?

 アイコス片手に煙を吐きながら近づいて行くと、運転席には泣きそうな顔のオジサンがひとり。

 ・・・音が止まらなくなっちゃったんだよな~、どうしたんだろうね~

 登山の格好をしておったから、コナンが推理するに、仮眠とって寝ぼけてなんか触ったんだろう。

 ・・・リモコンキー貸してよ

 とっとと正常な操作をしてやり、すぐに止めてやった。

 ・・・山の獣たちもいい迷惑だよな~、こんな夜明けに、びっくりしてみないなくなっただろう

 ・・・いやいやいや、ありがとうございます、助かった、獣たちに会ったら謝っておくよ

 ・・・なら、いいっぺよ

 大笑いしあって、俺はもっと奥へと出発した。

 

 我が国のオストメイトのケアは後進国だと何度も言ってるが、昨日もそんなことがあった。

 大腸癌から永久オストメイトになった80歳の爺様が京橋の顧客におって、自営の印刷屋をいまでも現役でやってるわけだが、その使ってるパウチ(腹につける袋)や付着させるときに使う粘土、剥がし液、温泉や泳ぐときに使うスイムラップ、補強に使うドレッシング・テープ・・・すべてが遅れてる。

 情報貧乏と言ったほうが良いか。

 現代社会とおなじ、どうでも良い情報は氾濫してるが、まともな情報はメディアには無い、そういうことだ。

 大病院に付属してるWOCや看護師のケアを鵜呑みにして、頑なにそれを守って暮らしてる。

 実際にこうやって毎週山に登って、夏は延々と泳いでる俺の経験談よりも、そっちを優先する、どうかしてるぜ。

 それで上手くいかないと昨日もほざいておったから・・・脳みそにリボンでもついてんの? 俺の言ってることナニも試してないじゃんか? ずっとお医者様・神様・仏様とやってるしかないだろうね~・・・悪態ついたった。

 これで善良なる庶民だとほざいてる訳だから、チャンスをいつも自分で逃してる独身男女とおなじことだ。

 幸せは自分で作ってゆくもんだという基本が解ってない。

 生きることが、すべて与えられること、言われる通りにすること、そんな痴呆な大人は仰山おるがな。

 やってらんね~よ。

 癌だアレルギーだのも現代社会が生んでる病だと、言っても理解しね~んだろうな。

 闘病とは、医者や看護師の言う通りに生き、病院に通うことではないんだがな・・・。


2週続けて寝ないで山歩、絶景さ

2019-05-27 10:44:18 | オストメイト

 

 2週続けて、仕事を終えてそのまんま、少しの休憩で深夜に車に飛び乗って、高速走らせた。

 関越から上信越、降りてからの未舗装路の険しい山道が長いから、上里ではとっとと地紛うどんをかき込んで、またハンドルを握った。

 一人前の量がコシがあるだけに多いから、同行者に半分は喰わせてやった。

 ・・・あんたも60過ぎたんだから、単独登山はそろそろ怖いからやめておきなさいよ

 土曜日に、80歳過ぎた八丁堀のビル・オーナーのお婆ちゃんにそう言われた。

 大学や教鞭をとった都立高校では登山部の顧問をして、日本だけでなく世界中の有名な山は登って来てるお婆様。

 すでに有名でない山ばかり登ってる俺の話を聞くのが唯一の楽しみになってるが、今週は有楽町で個展を開くからその話に出掛けて、口が酸っぱくなるほど言われたばかりだった。

 従妹の70過ぎのオバハンが、山梨に山菜採りに旦那と出掛けて、静脈瘤の体質だったために山の中で意識を失って、ドクターヘリで山梨の病院に運ばれたが、意識に障害が残ったらしい。

 ・・・同行者がいたから、死なずに済んだのよ

 俺は、すでに障害を負ってるから、これ以上の障害を負って生きるくらいなら山で死ぬよ・・・そう言い放ってると・・・母親のようにこっ酷く怒られた。

 都会の痴呆で阿呆な人間の中で死ぬくらいなら、山の獣の餌になってやったほうが、よほどにマシだろうな。

 くも膜下出血か・・・俺は、雲の上にいることのほうが、多い。

 

 信州の2000mを超える山々は、想った通り、当たり前のように絶景だった。

 人もいないし、360度の展望、雪を乗せた妙高から南・北アルプス、八ヶ岳、御嶽山、妙義に日光の山々、谷川連峰・・・金峰の向こうに富士山まで、みなよく見えておった。

 シャクナゲはまだ蕾すらなく、残雪もあちらこちらにあったが、昨日は暑かった。

 風が吹けば山頂や尾根は気持ち良く、どうしても長居してしまい、風がやんでる森の中は蒸し返した土瓶にいるようだった。

 下世話なピークを4つか5つ、えっちら越えてやった。

 

 2週続けて寝ないでの山歩、帰りも空いてるとはいえさすがに眠くて、休み休みのんびり戻って来たのが、真夏日の東京。

 広島・巨人戦には間に合ったが、さすがに連勝ばかりじゃ~ね、たまには休んで、貯金15にでもなればそれを維持して4連覇だろう。

 体力・精力に余裕のある人間と、目いっぱいの人間、なんでもその後に違いが出るわな。

 そんでもってなんだかんだ夜までそのまんま起きておって、バイクで銀座の店に出たり・・・寝る前にパウチの交換を風呂でやってたら、うつらうつら、さすがに爆睡した。

 そのまんまあの世へゴーでも満足マンゾクな毎日だけんども、キッチリカチカチの朝立ちで目が醒めて、まだまだ男よの~。


まいにち毎日、お祭り騒ぎだぜ~

2019-05-02 11:55:30 | オストメイト

 

 

 元号が変わる前から、当社は書類の日付を西暦に変えてしまってる。

 商取引では世界でも通用する西暦、これだけで充分だろう。

 いちいち国家に振り回されて、お祭り騒ぎして、狭い世界に集まって、お祝いなんてやってるのは、踊らされてるタコの衆。

 メンドクサイことばかり、奴隷の衆は奴隷のまんま、奴隷同士で競い合ってる。

 コケにされて弄ばれてる、どうして自分でその日々に意味を作らないのか?

 俺なんざ、日々が新しい興味ばかり、毎日まいにちお祭り騒ぎだぜ。

 

 生シイタケが美味い季節だ。

 あちこちの山で採れたての奴をいただいてきては、焼いて喰ってる。

 腸が閉塞のときは喰えなかったが、オストメイトになってからはよく噛んで味わって喰ってる。

 ガスの出も良くなるし、便通も頗る良くなる。

 予防医学だとか、現代医学というまやかしにうつつを抜かして居ると、本当のことは解らないまんま、ロボット・サンプル・モルモットとして命を弄ばれて、要介護。

 100年も歴史の無い医学の、ナニを信用しろと言うのか?

 自分の身体のことなのに、なんで医者や他人の意見で対処してるの?

 病や傷の対処は、その時々で自分なりにやっておればエエがな。

 健康な時に健康な時間を、病になった時のことを考えて無駄に費やす、阿呆か?

 好きに生きて居ればエエがな。

 たかだかそれで10年長く生きたとしても、そんな日常では意味などない。

 

 毎週のように山に登って、海で遊んでると、その行き先については前日まで決めない。

 各方面の天気図を1週間かけてぼんやり眺めておいて、直前に行き先は決めている。

 当たり前のことでもある。

 ・・・来月は長野のどこどこの山に登るのよ~ って聞いても、黙って笑ってる。

 残念なこったな、俺は新潟まで車を走らせる。

 大自然で遊ぶとは? 地球や宇宙の動きに常に同化することでもある。

 人類ごとき、永遠に敵わない相手だ。

 なのに半年前から予約を入れてる、そんな間抜けな話を聞いてると、会話も終わってしまってる。

 

 田舎の情報の少ない連中が、ネットを駆使して情報収集。

 都会に居ても出歩かない、人との関わり合いをたいして持たない連中もまた、ネットを駆使して情報収集。

 それらの間抜けな大人たちを管理する奴らもまた、朝から夜までネットと睨めっこ。

 すでに20年も前から言って居るが、ネットなんて小さな世界の箱庭ゴッコ。

 本当の愉しい情報は、俺なんかは細かくは他人に話さない。

 本当に愉しんで生きてる奴らとは、ほんの少しの会話で意味は通じ合う。

 いつも現場にいるからだ。

 

 ほらほら、愛する者らがあんたの傍から離れて行ってるよ。

 口だけ、能書きだけ、知識だけ、そんな大人にはなんの魅力も無いと、みな気が付いている。

 すでに子供らの時代だと想って生きてる俺なんかには、笑えもしない愚かな群衆。

 そんなことより秘密のプライベートビーチで、静かな釣りとバーベキュー、チョイと冷たいだろうが泳いでみるかな・・・。