山岳部だとか、ワンダーホーゲル部だとか、学生時代にそんなとこで山に接しておった連中は俺の周囲にもたくさんいるけんども、ある意味で山の優等生な訳だが、俺のようなガキの頃からナンデモありで山や海で遊び呆けてた爺ィは、やっぱり人間の社会ではアウトロー、不良なのよね。
八丁堀に当社が管理しているビルがあって、そこのオーナーでもあるお婆ちゃんは先生を長くしておって、高校・大学の山岳部の顧問をしてたから、日本中の山を泊まり歩いて来てる。
・・・あんた本当に馬鹿ね~
これが口癖になってるが、80過ぎた婆様にそんなことを言われてる60過ぎた爺ィ、なんだろうかね~。
・・・でも、あなたの話を聞いてるのが楽しいのよ、懐かしくってね~、でも、意味はちょっと違うかも・・・
その 意味がちょっと違うかも!? って~意味が、あっしにはいまだによく解らないんでござんすよ。
ま~、良いか・・・女性を心地いい母にさせてあげるのも、オスの務めさ。
オストメイト後進国の日本では、少ない情報だって前向きな情報などほとんどないと言っても良い。
障害者はおとなしく世の中の隅っこで生きてろ!! と言うような扱いばかりで、あとは自意識過剰なオストメイトらが懸命にその大変さを訴えてるか、同情し合ってるか・・・そんな感じだった。
普通に、愉しく、あれも出来る、これも出来る、それすら出来る、なんでも出来る・・・そういう情報が俺は欲しかったが、ナニもなかった。
相変わらずやらせやサクラや又聞きオツムでっかちばかり多くて、それが普通でもあるかのようなムード作りは薄気味悪いだけのこと。
自作自演のアベノミクスとおんなじだ。
癌や難病、身体障害・・・こういうモノをすぐに生真面目にタブー視するメディアは時代おくれも甚だしいし、ならばその張本人がもっと自由自在に笑って生きてやらんとナニも変わらないだろう。
こういう馬鹿もいると。
だから俺はすべて自己流、60年それで生きて来てるから、愉しんでどんどん自由にやっている。
いまではオストメイトだから・・・という自覚すらなくなっておって、山を歩けば他の奴らの荷物も背負って居るし、運転も俺、銀座のガキどもを温泉に連れて行けば先頭になってどやしておる。
最初はみな珍しいものでも見るように俺の腹のパウチを見ておったガキどもも、今では別に普通だよ。
これで、良いのだ。
そうして口コミで広がってるおなじオストメイトの人たちに、それを全部そのまんま、伝えている。
オストメイトになって聞きたいのは、どこまで健常だった頃のように生きれるのか? の一つだけ、俺は全部こなして健常者とナニも変わらない状態にまで戻った。
店で俺のパウチを見せてあげたり、ドレッシング・テ―プの作り方や貼り方まで実際にやって見せてあげたりもしてる。
温泉に浸かったり泳ぎたいのならスイム・ラップも見せてあげてる。
気になるなら肌色のものにすれば目立たない。
オストメイトとして自意識過剰になってるだけのことで、普通にしておれば普通だと、笑って教えてあげてる。
トイレだって、俺は店の和便でも普通にこなしてる。
出来合いのモノを欲しがるよりも、そこにいる自分が工夫する、それが生きるということだろう。
ただね~、俺のまわりにいる健常な連中は、女性でも、平気で豪快にオナラをするようになってる。
俺のは制御できなくて仕方なく出てるオナラなんだが、それに甘えてんじゃね~よ、障害者を利用してんじゃね~よ。。
・・・だって我慢すると身体に悪いから・・・
あのね~、それが癖になったら、日常の街中でも出てしまうって言ってんだよ。
天気図はどこの方面も悪い。
さ~、どうすんべか・・・。