昨日は高所の天気図がグダグダで、のんびり昼頃に銀座の店に登場した。
老いぼれ山馬鹿連は、ラーメン中本の北極を喰いに行くとみなで騒いでおったから・・・南極でペンギンに会うなら行くが・・・俺は興味ないから、じゃ~ね、となった。
春から相談を受けている母子、離婚するために子連れで別居する女性にお部屋を見せてまわることにした。
70歳半ばのお母さんの家に避難しておって、そのお母さんも一緒に車にのっけてワイワイやってきた。
その後に後輩の山馬鹿がひょこっと遊びにやってきて・・・ 山は? ・・・お互いに同じ質問。
・・・こりゃ~楽しくないね、やめといた
とうぜんのように、おなじ答えだった。
3週連続で無理して寝ないで山歩した甲斐があった。
こういう身体の休息のことを、俺の場合は お仕事 と言う。
・・・1年で100の山? 実際はその3倍か4倍は山頂に立ってるだろう?
・・・おなじくらいは登ってるかな、もういちいち写真も撮らないし、勘定してないから解らないけど、だいたい一度の山行で、4つ5つの山は乗り越えてるかな
・・・じゃ~、500くらいか?
・・・かける40年? 50年? 凄い数になるな~
・・・俺は今まで遊びで運転した距離が月への往復2回とまたまた半分くらいは向かってるぞ
・・・長く生きてると、とんでもない数字になってるね~
そんな笑い話に花が咲いて居った。
登山靴や飯を喰う道具の話や、アクシデントの数々が楽しかった。
・・・おまえ馬鹿じゃ~ね~のか?
・・・あんね~、考えられね~よ、阿呆だな
そんな大笑いする話をイロイロとしてるうちに、またまたうずうずしてきて、
・・・おい、今夜から明日朝の天気はどうだ? 一緒にナイト・ハイクするか?
聞いたら
・・・あんね~、休むと決めたら素直に休んだほうが良いよ
そうかそうかと、俺も笑って仕事を始めたわさ。
日本中の繁華街で、公園や遊園地・植物園や水族館・タワーやで、あちこちでライト・アップをするようになって、プロジェクション・マッピングが盛んに催されるようになって、面白い・綺麗だと聞けば必ず自分の目で確認しに出掛けてる訳だが、あんまりあちこちで色んなものを見てるせいか、この頃は・・・あ~~、ま~綺麗だな・・・で終わってしまうことがほとんどだ。
絶景の山の景色の帰りに、それを見ることが多いから、人間の作るものは、ま~、こんなもんだろう、となる。
高い山の上から、日の出・日の入りの海で、一年中自然の素敵な景色も眺めてるから、目が肥えてしまってる。
そんなとき、お台場でやってるチーム・ラボの体験型ミュージアムに出掛けてみたが、案の定・・・ほ~ほ~、ま~オモシロイな・・・で終わってしまった。
遊園地のわんぱく広場と、プロジェクション・マッピングをくっつけたような、別に感動することはなかった。
中国人や外国人も多かったし、観光客用の時間潰しか? そんな感想だな。
退屈なメディアの報道や、遊びをしらないお子ちゃまたちの調子の良い感動話や宣伝には興味は無く、俺の感想はそんなとこだった。
アナログ、人間の魅力という時代に、これからはまた戻るんだろうとすら想ってる。
30年前に今を予測し、30年後の未来も見えている。
そういえば、旧帝国大学の理学部を卒業する息子のひとりが、チーム・ラボとかに入れば良いじゃないか? という問いに、ただ笑ってるだけだった意味は、そういうことか・・・感性は俺譲り、なかなかに利口かも知れない。
さ、雨のなか、麹町の弁護士事務所へ出掛けてくるわさ。
喧嘩になるかな? 穏便に済むかな?
人間の世界では、退屈なことばかりさ。
自意識過剰な自作自演と、嘘と作り話と、都合の良い言い逃れ・・・。
なにもないのに、あるように見せかけて・・・愛想が尽くと言うもんさ。