メディアの天気予報など気にせずに、雪山に向かおうといつものように自分で高所天気図を頭に描いていたら、今年90歳を迎える独り暮らしの婆さんが発熱してるという情報が飛び込んできた。
介護認定からケアマネージャーをつけ、緊急時の対応セコム設置から通院・リハビリ等の筋道をつけてやって、あとをすべて任せた義弟からの連絡だったが、本人が来なくて良いと言ってるから行ってないとの事務的な話だった。
早く母親を西新宿の一戸建ての自宅で死なせて、地所を売って、なんの面倒も見ていない女房の実家の近くに家を建てたいらしいが、あまりにも無責任な放置が酷いので俺が動いた経緯がある。
歩行器が無ければ外出すら出来ない状態になっている。
介護に相続人の醜い我欲が少しでも入り込めば、高齢者は心を閉ざす。
万が一に備えてハードな雪山は止め、栃木の修験の山に行き先を変え、仕方がないから痕跡の少ない日光開山の勝道の足跡を辿っていた。
珍しい蝋梅を地元の80爺さんに見せてもらいながら色々と話をして、次に向かう道を聞いたりしてる夕方に、一度婆さんに電話を入れたが自宅も携帯も不通だった。
その後暗くなって源泉に浸かり腹拵えをして高速に乗ったが、まだ電話は繋がらず、義弟にその旨を伝えると他人事で、近くにいるケアマネージャーやセコムにも連絡してなくて、俺がセコムに安否確認を頼んでおいて西新宿に向かった。
認知も進んで、なるべく話をする機会を作るようにと俺の婆さん含めて正月3日にも孫らを集めて賑やかに一緒に飯を喰っていたが、早く死にたいとそればかりだった。
息子は独り娘の嫁の実家のそばに居座ったまんま、無責任に放置している。
途中セコムから安否確認はできたと連絡が入り、すぐに電話をすると意味不明なことを言っていた。
とりあえず向かうとだけ伝えて、夜の10時過ぎに買い物をして届けに顔を出した。
孤立した日常に認知が進んでいたから、義弟には毎日連絡とるように伝えておいた。
電話一本するのに手間はかからない。
いつも他の高齢者と一緒に連れ出している俺といる時は、賑やかに昔話を笑ってして正常になっているのは以前からだ。
しかしながら本来は相続人の息子のやることで、俺がでしゃばる話ではないからと引き継いだのに、相変わらずに放置では死にたい病は治らない。
俺は親や家の負債まで肩代わりしてキレイにしてやった自立している自営の爺だから、別にゼニカネ目当てでやってる訳ではないが、無責任でナニもしない身勝手な連中ほど歪んだ思考に終始して、高齢者に対して集中しようとしない。
それこそが高齢者の孤立感を酷くさせる訳だ。
そう育てた親に一番の責任はある訳で、親が介護に走り回っている姿をキチンと見せてないからこそ、ナニをすれば良いのかすら解ってない。
大人は社会にはウジャウジャいるが、自信が無い癖に無知な大人と欲ボケな大人ばかりでは、子供や若者たちが腐り切って行くのも仕方の無いことだろう。
軽井沢や那須や、甲府盆地や草津なんてエリアは、毎週の日帰り登山での途中通り道にある観光地だから、帰路にはその辺の良い源泉に浸かることは普通の行動になってる。
とうぜんにメディアなんぞでは紹介しない良い湯ばかりに浸かっていたり、仲の良い山好き同士で口コミでしか話さないし、入り方も違うのさ。
メディア洗脳猿がウジャウジャ集まっていたりすると、ゆっくり肺に摂り入れる作業の妨げになるから俺は別の源泉へと移動する。
この国には火山がたくさんあり、地殻変動の忙しい島国だから、湯に困ることはない。
いまだに新しい良い湯をみつけて独り湯船でほくそ笑むなんてことは多い。
そのエリアに入ると放射能を身体が感じ、大気を吸うと肺が喜び活性化し、湯に浸かる前にすでに笑いがこみ上げてくる。
冷え切った山から降りて来て、汗だくになって疲れた身体を湯につけると、天国だ。
そのまんま逝っても良いといつも想っている。
ところが微量の良い放射能を肺から摂り入れた身体は反応し、地球から湧く毒性に対抗しようと活性化して、自然免疫や自己治癒能力が増大して、元気になってしまってる。
ここに医学や宗教はナニも無い。
地球に産まれ地球の土に還る獣の本性だけがある。
ところで、年末年始も体調を崩していながらもアチコチの良い湯には浸かって身体のメンテナンスと自然免疫を活性化しているが、いまだに同じオストメイトと温泉で出会ったことがない。
身体障害者でも毎週のようにアチコチの源泉に浸かって大笑いしている俺から見ていると、この国の民は恰好や能書きばかりを気にして、他人や社会には偉そうだが自分のこととなるとまるっきりダメで、話にならんがな。
オストメイトこそ良い湯に浸かっているべきだろう。
腹筋に穴を開けて腸の端くれを出して袋を付けて生きて居るオストメイトは、見てくれは普通ではないが、俺なんざ10年もこんな愉快な生活を続けて居ると別に周囲の目などぜんぜん気にならない。
遠泳用の腹巻で飛び出した腹を押さえた俺が賑やかに露天に入って行くと、みな居場所をあけてくれるわいな。
なんでも自信の無い大人では、いつの時代も愉しく生きてはおれんだろうよ。
切腹して腸を取り出して生きて居る凄まじい傷痕は、皆に見せてやるべきだ。
日本の歪んだ後進国化はメディアによるものばかりで、日本人が安全だと信じて選んで食べている無農薬や自然食や安全加工食品ですら、海外へ輸出すると水際で引っ掛かり危険食品扱いをされることが多くなっている。
メディアなど最初から無視して報道規制をかけているが、自分の判断で生きてなければ、目隠しされて世界の動きから取り残されてしまっている。
怖ろしい島国の現実があるが、メディアはいっさいを封印してしまってる。
一生懸命努力しておれば、人殺しや詐欺行為も許される猿の島国らしい。
人材派遣業、就職斡旋業、転職応援、これらは人身売買業という括りに入る怪しい仕事だが、メディア広告でオシャレな宣伝をしていると素敵な商売に見えてしまってる。
反世界勢力の悪さよりも酷い、人間の命を弄ぶ商売だろう。
俺は昔からそう見ているが、よくもま~皆さんは引っ掛かって騙されて給与を中抜きされて、平気なもんだわさ。
家畜、養豚場の豚だと自分たちでブ~ブ~言っているようなもんだ。
オランダが覇権を握ってチューリップ1本で家が買えた時代から、英国が覇権を握って侵略という航海によってキリスト教の布教と奴隷・植民地拡大を進め、北米大陸を舞台にしてたかだか建国200年そこらの米国が世界の覇権を握った。
裏には英国王室と、キリスト教大本山と、それらに金を貸して母屋まで牛耳ったユダヤの資本が脈々と存在し続けて居る。
資本の力こそ、世界を押さえ込む力、なんでも自由に出来る力、そんな自惚れが絶頂を迎えたところで、宇宙や地球の大変動が起き始めている。
しょせんは人類という地球の表層にしがみついて生きて居る小虫の世界の話であって、宇宙や地球にはなんの関わり合いも無い。
油断して、隙だらけになって、緊張感を失ってしまった人間には、耐え生き延びる工夫も知恵もなくなってしまってるだろう。
これを淘汰、という。
人間が創ったモノは財産にはならず、ただの老朽化してゆく負債でしかなく、そんなモノにゼニカネを使ったところで、ただのゴミが増えているだけだという現実がある。
長く関わり合いを続けて居る人の命こそ唯一の財産と言っても良く、ただ身勝手な生き方をしているとその財産も一瞬にしてゴミとなる。
自分の生死、身近な者の生死、関わり合った者の生死に何度も関わり合って生きて来ると、信用を得て、それを維持することの責任感は半端の無いものとなる。
当社は2月から新年度となるが、すでに高級賃貸や売買の案件も契約予定がどんどん入って来ている。
アチコチの介護に看病、そうして毎週末の登山、仕事の合間にも多くの難題やトラブル・アクシデントの相談は舞い込んでおって、オツムもボケてられないくらいに忙しい。
メディア奴隷でボ~っと生きて居る日本人とは会話など成り立たんわいな。