海から山に戻る時節になって来た。
この時期が一番にキツイ訳で、泳ぎまくって膨らんだ身体を2カ月くらいかけて絞り上げて行くことになる。
とにかく重い登山靴を履いて、重い荷物を担いで、ひたすらゆっくりと柔軟体操をするように慣らして行くしかない。
猛暑が続いている時期から徐々に慣らしてゆくには、急登のほとんどない無い山道を辿るように、這うように、のんびり無理せずに始めて行く。
そういう山の、そういう道を選ぶ。
幸いに足の指の傷も治って、潮水をたっぷりと含んだ身体は元気いっぱい、この週末から始めるつもりでいる。
・・・海には怖いサメがいるでしょ??
こういうメディアにカブレた、初心者みたいな幼児のセリフを吐かれると、無視する。
ガキの時分はフカが泳いでいる海で遊んで居った。
滝つぼの横を毒蛇が泳ぎ渡る川で遊んで居った。
クラゲが! 海藻が! 毒虫が! ・・・というガキっちょとは会話が成り立たない。
それでも俺は別にさ、こうやって今でも自由気儘に笑って生きて居る。
ギャ~ギャ~喧しいんだぜ。
海で泳ぐ時は、20年物のダイバーウオッチはしている。
これは電波を発信するもので、海の生物が嫌がる信号を発信している。
という話は、あちこちでしているが、本当か嘘かは、俺が死んだ時に解る。
山に登る時は高度計や気圧計やがついている常に最新のウオッチはしている。
四季のある島国で、山や海でいろんなモノを使って来て、一番に自分の行動に合うモノになっている。
凄い霧の中、氷点下何十度の極寒でも、豪雨・雷雨でも、電波を受信して少しの明かりでも充電する。
これは山の大型の獣たちが逃げて行く電波を発信している。
という話は、あちこちでしているが、これも本当か嘘かは、俺が死んだら解る。
いずれにしろ、その辺の時計コーナーで売ってるような高額の外観・ブランドだけの安っぽい玩具は使わない。
自分の生き方や日常で必要なモノ・役に立つモノは、いつも世界中にアンテナを立てて真っ先に手にしてみるが、コマーシャルや話題ほどの良いモノは、たいして無くなった。
そういう生きることに役に立たない研究や開発は、要らないモノだ、くだらんね。
きっと、研究や開発をしている連中が、山や海で遊ぶこともなくなったからだろう。
対人関係で鍛え上げることもせず、広い社会で生きて居ない猿が、籠って遊んでる猿が、新しい時代のことが解らないのとおんなじさ。
免疫を作らずに、先に安全・保障を用意してワクチンで予防する現代の人間社会の、哀れなザマだろうな。
情報が無い、知識が無いと携帯片手に呑気な言い訳や弁解をする奴らは、最初からメディアだけがその収集活動の狭い舞台になっていて、日常の他人や社会との幅広いコミュニケーションがまるで無い。
経験を積み上げた者同士で、目を見て会話する、これが一番の情報収集だ。
画面や書面を見て独りでコソコソやってる猿は、それを待っている仕掛け人の餌にしかならず、あくまでも受け身で楽して手に入れようとする情報には、猛毒が入っている。
第二次世界大戦の後、戦勝国でもある米国は世界経済を牛耳る為に、米ドルを世界の基軸通貨に据えた。
それまでの世界覇権国は英国だったが、ともに共同作業で世界経済を牛耳る方策を進めた。
米国の米ドルだけが世界中で使えるようにし、原油の貿易ですら米ドルを使うことで貿易を有利な形にして、世界を牛耳っていった。
敗戦後の植民地や後進国は米国に商品を買ってもらい、米ドルを手にして、それで経済を成り立たせるような歴史が作られた。
米ドル・米国債を持ってなければ世界では通用しない、そんな時代を作りつつあった。
軍事力でも米国は世界一を誇り、日本で流される米軍の映画やドラマでは常に旧ソ連や中国は悪者として描かれていた。
すべてが米国、日米安保・日本国憲法まですべてが米国の為のものだった。
そんな流れがここに来て、ロシアと中国を筆頭にした反米・英諸国・旧米・英・欧の植民地だった資源大国が集まり、BRICSという新しい枠組みを作った。
米ドルしか使えない世界経済はおかしい、すべて米・英が儲かり吸い上げるシステムには問題がある、搾取・強奪にも等しい貿易なんてやってられない・・・そんな歴史がある。
ここ数年、反米・英諸国だけでなく、米・英に従っていた西側諸国でも、米ドルや米国債を売って金(ゴールド)現物に代える動きが盛んになっているのは、すでに米・英の時代の終焉を読み切った世界の動きだとも言える。
金(ゴールド)は1オンス2500ドルを超えて来ている。
ここまで高値になったのは、BRICS諸国を筆頭に世界の中央銀行が投資ではなく自国を守る為に現物を買い漁ったことからだが、ここに来て欧州・西側諸国がその高値で買い始めている。
米軍はアフガニスタンから撤退して以降も、世界中の駐留地から撤退して行ってる。
その後は管理事務所だけを置いて植民地状態を維持しようとしているが、上手くは行ってない。
その後釜には常にロシアと中国が、現地から呼び込まれるように入って行ってる。
これは大戦をすることなく、世界覇権を移譲している動きなのではないのか?
俺は、ずっとそういう見方で観察している。
米国の世界覇権で暴利を貪っていた軍需産業や大企業、富豪、英・欧の王族たちやキリスト教大本山らは、失うことを怖れて無茶苦茶な抵抗攪乱を世界中で仕掛けているが、それがウクライナでありイスラエルであり、東アジアの台湾・北朝鮮周辺であり、アフリカの地でも仕掛けられている。
ところがロシアや中国はまったく相手にはせず、真正面からの衝突はしないようにと、上手に時間稼ぎをしている。
ウクライナ紛争はじきにゼレンスキー排除でロシアは領土を増やして終わり、イスラエル紛争も中東での中国の躍進に口実を与えている。
現場での破壊と殺戮を長引かせれば、人々が求めるモノは再生と平和になる。
この秋の米国大統領選挙で、いよいよ米国本体が国内分裂に向かうだろうと読み切って、それに歩調を合わせている。
自滅して行くと解っている相手に、わざわざ挑む馬鹿はいない。
偶然ではない必然なタナボタがある。
そうして日本からもいずれ米軍は撤退する。
自衛隊が日本軍となり、自立と称して軍備も整え核も保有して、核兵器をあちこちに配置することになる。
その為には日米安保や日本国憲法を大きく改正しなければいけない訳だ。
今回の岸田退陣による総裁選は、米・英大使館主導の操り人形となって、言われるがまんまに従順に動かせる人選が行われる。
新しい形の植民地として、遠隔操作される島国に生まれ変わる。
すべて外圧によって為すしかないくらいに、この国は与・野党・官僚役人・大企業から国民まで、受け身の奴隷根性が染みついてしまっている。
今から起こる日本国内の大転換、根無し草のようにメディアに翻弄されて生きる日本人は、昨日までの反核平和運動が攻撃的な対中露への防波堤となるにつれ、どう心境の変化をして行くのだろうか?
安っぽくとも儲かれば良い、今が良ければ良い、の群衆狂気な国民性は、都合の良い言い訳をくっつけて簡単に反転してしまっているだろう。
売国の徒という奴らは、まともなことを言いながら、一度は社会からはねられて、それでもメディアから離れない連中にも多いから、正義と勘違いしないことだ。
世界の価値の大転換、これは俺が30数年前の不動産バブル崩壊時に言っていたことだが、それが着々と進んで来ているだけの話だ。
良い悪いではなくって、米・英に従っていることが 幸せ! という旧態依然な日本人は、その米・英が衰退してゆく過程で、どう対応するつもりなのか? という話。
自立と称する猿芝居、俺は笑って高みの見物。
日本という植民地を管理する米・英大使館が奴隷の娯楽としてメディアを操って来たが、芸能・スポーツの興行も同じ発祥だ。
日本の敗戦後に大きくなったヤクザは、米・英大使館とは警察や司法を介して繋がっていて、日本管理を社会の裏や側面から手助けさせられていたのが本当の利用価値だったが、現場のヤクザにはそんなことなど解ってはいないから、やり過ぎるとしっぺ返しを受けて来た。
すべて日本を自立させない為の方法論だった。
これからは米・英の衰退によって自立してゆく形のショータイムが始まるが、まだまだ米・英が筋書きを描いているから、哀れなもんだ。
プロ野球の巨人をやっつける広島を応援するのも、米・英の作ったモノをぶち壊している痛快さに繋がっているし、ラグビーの南半球の強豪国らを応援するのも、英・欧の植民地だった国々が支配していた国々をぶち破ってゆくから愉快なんだよ。
米・英・西側諸国と金魚の糞の日本を先進国と決めつけているメディアの洗脳は音を立てて崩れ堕ち、現実の世界は着々と大転換を進めている。
良い悪いではなくって、俺はガキの頃から旧ソ連の戦車や戦闘機は好きだったな。
コンバットではいつも悪者敵国だった旧ソ連に、親近感を覚えていた。
だから暇があれば、のんびり眺めているさ。