ここんとこ、週末の天気はいただけない。
絶景三昧だったしっぺ返しが来ているとも、言える。
ま~、しゃ~あんめい。
・・・婆さん、ヤギになっとるで!
87でも、澄まして自分はまだまだ大丈夫だとほざいてる顔のアゴの部分に、白いヒゲが4本5本。
鼻毛シェーバーで剃ってやったがよ。
・・・爺さん、赤城山の麓に、鼻毛石という地名の村があるが、あんたそこの出身か?
眉間に皺を寄せて機嫌悪そうな顔して睨んでおる92歳の鼻の穴から、長い鼻毛が1本びよ~ん。
おなじように鼻毛シェーバーで、剃ってやったがよ。
これがおいらの父だ母だと思えばこそ、笑いもとまらなくなるがよ~。
我が国の政治や、大企業の動きは、そもそも西洋の人間が常にシナリオ・ライターで付いておって、その対抗馬やライバルまでも用意して、見世物として間抜けな国民を興奮させる仕組みが、戦後から出来あがっている。
テレビや新聞、ネットのニュースですら、訳もわからずにそれに歩調を合わせて報道を続ける訳だ。
な~んも、驚くような報道がなくなってる。
退屈な、お里が知れてる報道ばかり。
それでもあんたらは、新鮮な野菜でも喰ってるつもりで、興奮してるの??
変態か?
面白いことを言う奴は数多いるけんども、オモシロイことを書く奴も数多いるけんども、言うだけ、書くだけ、その日常生活は閉塞感満載、旧習にカビの生え腐った価値観で日々を送り、退屈このうえないチンケな愛や恋で誤魔化してる。
言動一致する大人が、あんまりにもいなくなってるから、おら山へさ出掛けるべ~、ということになる。
面白い生き方を続け、オモシロイ価値観で生きてる人間同士は、相通ずるモノがあるが、そんな相手すら、いなくなってきてるがよ~。
この休日は関東近県で唯一晴れるだろうと考えておった尾瀬の近くまでは行ったが、赤く実ったリンゴに囲まれた古い石仏の寺を散策して、そこから金精峠を目指し、粉雪の降る中を歩いて来た。
気温は2度だった。
虹を見て、粉雪にも降られて、素敵な一日だった。
粉雪の中、湯元から中禅寺湖の方に降りていったが、スイスイ空いておった。
帰路、姿を現した男体山や、戦場ヶ原は夕陽に染まっていたが、さすがに冷え込んでいた。
龍頭の滝も紅葉していたが、寒かった。
温泉に浸かって・・・とも思ったが、帰りの渋滞を考えて、とっとと戻って来た。
行きは関越、帰りは東北、混んでくりゃ~あちこちの下道で、遊んで帰る。
半世紀も遊び惚けておりゃ~、幾らでも楽しいことはある。
みなさんが混雑して集う観光地はこれから秋本番でも、原生の山々は冬を迎えている。
歴史まで創作して弄り倒して観光ゴッコ、昔は講だの神社詣でと称して神や仏を飾り物にして、金儲けに励んで来てる人間の世界の秋なんざ、薄っぺらいお笑いだな。
そこで染められた童謡の感性で感傷に浸ってるなんて、猿芝居の極地でもある。
幸せな人たちでは、ある。
何処に行っても混雑する観光地というワンパターン猿の集うメッカ、遠巻きにして通り過ぎる。
いよいよ山本番、紅葉と、見通しの良い森と、明るい雪、凍える感覚はたまらんわい。