・・・わたしの部屋の鍵を誰かが勝手に替えたみたいなんです!
40代になる独り暮らしの借主女性から電話をもらった貸主は、すぐに警察に言いなさい!! と伝えた訳だ。
警察が来て、その女性から預かった鍵を使って玄関ドアを開けると、すんなり開いたらしい。
・・・誰かが部屋に入っているんですよ!!
今度はそんな電話が入ったらしい。
・・・どうして? ナニがあったの??
貸主が聞いたという驚きの答えを、俺は黙って聞いていたが・・・
・・・誰かが侵入して、わたしの洋服をぜんぶ小さなサイズに替えてしまったんです!!
これは実話だ。
単にあんたが太っただけでしょう!! とは、言えなかったらしい。
コロナワクチンズボズボ接種後の、長い自粛引き籠もりテレワークによって、独り暮らしの人たちのオツムがイカレテ来ている話は不動産の同業からも色々と聞くが、キリが無いくらいに毎日どこかで起きていて、警察よりも神経・精神科は儲かるんだろうな~、と、素直に感心してしまってる。
・・・無断で出社しないから様子を見て来て欲しい
そんな近所の社長の頼みで社宅の賃貸マンションの部屋に出掛けて行くと、若いお兄ちゃんが真っ暗なワンルームで壁に向かって座り、壁紙を千切って食べていた、ということもある。
・・・上の階の人に盗聴されてるんです! 盗撮もされているかも!! 変な光の渦が部屋の中に湧いて来る!
警察に行ったらしいが、病院に行ってみた方が良いと言われたからと、俺のところに来る人もいる。
上の階は空室だったから連れて行き、誰も棲んでないんだよ、優しく解決してやったり、風呂場の排水口にペットボトルの蓋がたくさん流れて溜まってるとか、有り得ない話が色々と相談でやって来る。
だいたい、30~50歳くらいの独り暮らしの女性に多い。
真剣な相談者に対して、俺はいつも笑って聞いてあげることにしている。
否定はせずに、まずすべてを聞いてあげて、現実に連れ戻してあげる、そんな対応になる。
現場で起きている社会の異変は、これが対人への暴力へと変わる時、大問題となって行くんだろうが、いまはまだ、そんな笑い話で済んではいる。
おかしな社会が目の前にあるのに、おかしいと誰も言わない社会では、みな狂い果てるだろうよ。
俺はいつも大笑いして、そんな話を、みんなに話してあげているよ。
コロナ騒動から始まっている右往左往の閉鎖社会、そりゃ~おかしくもなるわさ。
山での山座同定と同じ360度を常に向いて、縦割りではなく横すべて、ありとある社会に関わり合って生きて居ると、その異変には早くから気づくことになる。
自分がおかしいと思うことすらなくなっているからこそ、ワクチンを何度もうって、殊勝な顔して生きて居る。
生きること、死ぬこと、なぜ生まれ、どう死ぬのか、一番に大事な話が曖昧なまんま、一芸馬鹿な歪んだ社会でも、金さえ持てば楽が出来る、これは心まで貧しい者の考える自慰でしかなく、そんな猿らが運良く金持ちになると、自分や他人の生命の重さなど石ころのように考えるようになり、安易な日常に堕ちて行くだけの話だ。
性を売買の対象にし、貧困でワンパターンな知恵しか持たないからこそ同性愛や近親相姦に溺れ、金で解決するエクスタシーに流され、猿の小島でゼニカネ競争に明け暮れる、短絡的で単細胞な獣の暴走を繰り返すようになる。
セックスのことだけではなく、なんでもそう、独創性の無い洗脳された日常だからこそ、退屈で行き詰まり、またまた洗脳されようと過ごす。
弱く卑しい守銭奴な人類は、空っぽなのはオツムの中だけではなくなり、生きていること自体が無意味になり果てて、その集大成は現代社会の至るところに、災難を生んでいる。
すなわち、叫んでることと、やってることの乖離分裂、別人格の日常的な同居を許す形での自己解放、そんな現代人の歪んた弱点が狙われている喜劇。
その手の幼児な相談には、ホンモノの変態な俺はいっさい関わらない。
40年以上も、日本中で不動産業のいろんな営業をやって来ていると、地方地方の地域性や、環境による人間性の違いも解って来るが、この国の財産家や資産家という金持ちの人々の日常生活にもたくさん関わって来ていると、たいした大人もいないと、そういう笑い話ばかりになっている。
金を持ってるだけ、使い方の違いだけで、人として凄いと感心するような人物には出会ったことがない。
だから俺みたいな独立独歩でも、悠々と自由自在に生きて居れる訳だ。
金がなければナニも無い人間では、どうしようもないがな。
金がなくとも大笑いして愉快に生きて居る、俺はそんな日常を65年も送っている。
金が使い道のない場所ばかりで、と言った方が良いか。
そこでは一匹の獣として、生きて行くことになる。
それで充分に愉しめる日々がある。
経験ばかりの話には、終わりがなくなり、誰とも違う自分の話が、笑って出来る。
先輩や先生や師匠、同僚や後輩や知り合い、そんなものなど俺の話には出て来ることもない。
組織や所属するチーム、団体での話も、ナニも無い。
増して退屈なメディアの受け売りや覗き見話など、興味も無い。
今日も、こんなオモシロイことがあった、それだけ。
会話の中身が違うから、社会ではすでに孤立すらしているだろうが、別になんの問題も、無い。
毎日そうやって生きて居ると、キリがないくらいに動き回ることになってるから、夜は瞬時に爆睡する。
酒や薬やギャンブルにも、すでに興味は失せている。
自営の金儲けも、これだけ長く無借金・負債なしで続けていると、別に何も困らないし、世界恐慌に向かっていたって、準備はとうの昔に終わっている。
1年少し前に、いきなり大腸癌ステージ4を宣告された古女房の、根治後初の内視鏡検査と超音波検査やらに同行して来たが、腸の画像はキレイなモノで、くっつけた傷痕すらほとんど解らない状態に回復していた。
抗がん剤治療などの後遺症や副作用の残る治療はやってないので、ナニも問題は無し、言うことを聞かずに2回うっていたワクチン接種も1年以上前に止めさせた。
その後は自然免疫を鍛え上げることだけを続けている。
俺も、ナニも問題なし。
毎週まいしゅう2000m前後の奥山を歩き回っているから、体調の変化は極度に身体を追い込んだ時に自分ですぐに解る。
だから検査の結果も解ってはいた。
次は後発白内障の治療を行う婆様と、緑内障の治療を勧めている婆様に付き添い、別の婆様は人間ドックへの申し込みをやってやったり、介護の申請なども俺がやっている。
御徒町の古い付き合いのメガネ屋の社長には、いろんな対応ができる高齢者用のメガネを相談して作ってもらったり、ありとある可能性を追求して動いている。
病院やケアマネージャーとの打ち合わせも含めて、これだけで毎日が多忙になってるが、古い付き合いの女優さんが膝のお皿を割ってしまって、リハビリ専門病院に転院しているので、そっちの動けないオバサンの日常の対応も早朝から出掛けて行って、やったりしてる。
あちこちの女どもは、どんな我儘を言っても良い人、そんな感じでいてくれるのは嬉しいが、我儘が過ぎるのが女の厚かましさ。
その合間に、忙しい仕事をやってる感じで、これもなかなかややこしい話ばかり、売買の契約も大きいのと小さいのと・・・時々山の頂に逃げ出したくなるのが、本音だな。
すべてをこのボケの来ているオツムで常時整理してこなしている訳で、猿には真似など出来んだろう。
大笑いだが、旧帝国大学を出て魚釣りとキャンプばかりして、挙句に離婚していた息子の一人が、俺のいるおなじ銀座で、優秀なAIロボット開発の専門家集団の仲間入りをして、時代の最先端の仕事に取り掛かるらしいが、他人や社会の為に生きるという、責任をたくさん抱える楽しみを考え続けて欲しい。
担ぐ荷物を増やし続けていること、それだけが自分の足腰を強くする楽しみに感じれる生き方、実感できるにはまだまだ背中の荷物は小さいな。
こんな老いぼれの障害者をこき使うなんざ、お前ら、エエ加減にせいよ! だが、みなちゃんと生きてくれればそれでエエか。
エロ爺ィ、変態爺ィと呼ばれていても、残りの時間は少なくなってきてるだろう。