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相模原事件から1年~「命へのまなざし」を 作家・雨宮処凛 〔huffingtonpost.jp 2017.7.27〕

2017-07-28 00:54:52 | 命 人権 差別

http://www.huffingtonpost.jp/karin-amamiya/sagamihara-murder-one-year_b_17594414.html?ncid=fcbklnkjphpmg00000001

相模原事件から1年

雨宮処凛 Headshot  作家・活動家

投稿日: 2017年07月27日 10時12分 JST 更新: 2017年07月27日 10時27分 JST
  
 

この原稿が更新される7月26日は、相模原の障害者施設で19名が殺害されてからちょうど1年という日である。

1年という月日が経っても、私たちはいまだに殺された人ほとんどの名前も顔も知らないままだ。人となりも、どんな生活をしていたかも、私たちには知る由がない。

あれだけの大事件であれば、どんな人だったのか、どんな夢や目標を持っていたのか、連日のようにメディアで報じられ、友人知人たちが涙ながらにコメントしたりするものだが、そのようなことはほとんどないまま、1年が経過した。その事実が、事件の特殊性と、この国に根強くある「差別」を嫌でも示しているかのようだ。

事件から1年という節目を前に、現場を取材した記者たちによって一冊の本が出版された。それは『妄信 相模原障害者殺傷事件』(朝日新聞取材班 朝日新聞出版)。地道な取材を積み上げたルポルタージュを、一気に読んだ。

仲間うちでは「下っ端も下っ端」だったという植松被告。入れ墨を入れ、薬物をしていた植松被告を友人の1人はこう称する。

「結局、自分に自信がなかったってことでしょ。酒だって弱くて、すぐつぶれるし。いきがって、ハイになって、人との差を埋めたかったんでしょ」

が、自分に自信がなく、いきがっている若者など掃いて捨てるほどいる。というか、この国の一般的な「若者像」でもある。そんな「普通の若者」だった被告はなぜ、あれほどむごい事件を起こしてしまったのか。

本書によると、植松被告が事件の舞台となったやまゆり園で働き始めたのは、2012年12月。当初は真面目な働きぶりだったというが、13年5月頃から変わっていった。

友人に、障害者を「生きているとは思えない」などと話すようになり、また、事件が起きた16年2月には「障害者が生きているのは無駄だ」などと書いたビラを勤務先の周りで配っている。

そうして同月14日、「障害者470人を抹殺することができます」などと書いた「手紙」を渡そうと衆院議長公邸に足を運んでいる。しかし、断られ、翌日、再び衆院議長公邸に現れる。

対応した職員は郵送を促したが、植松被告は門の前で土下座。2時間後、手紙は受け取られたという。その前々日の13日には、安倍晋三首相を訪ねて自民党本部に足を運んでいた。が、警備が厳しく断念し、帰り道にたまたま見つけたのが衆院議長公邸だったのだ。

それにしても、植松被告が3日間に渡り永田町に現れ、土下座までしていたとは初耳だ。

その後、植松被告が措置入院となり、退院したことは多くの人が知るところだろう。

そうして、事件前日。植松被告はホームセンターで結束バンドなどを買い、知人の女性と都心の高級焼肉店で食事をしている。女性と別れたあとはホテルで過ごし、派遣型風俗を利用したという。事件が起きたのは、それから数時間後のことだ。

「世界が平和になりますように。Beautiful Japan!!!!!!」

事件後、植松被告はTwitterにそう投稿した。

考えれば考えるほど、沈黙し、思考停止したくなる事件だ。

本書では、追いつめられる介助の現場についても触れられている。

自身も障害者施設で働き、燃え尽きて退職、現在は明治学院大学教授の深谷美枝氏は、植松被告も「バーンアウト(燃え尽き)を経験した」と推察する。深谷氏自身、過酷な勤務に、利用者を人と思えなくなるほど追いつめられたという。

施設での仕事は「内なるウエマツさんとの闘い」だったという彼女は、今も当時接した少女が夢に出てくるという。温かな記憶に癒される一方で、やはり現場は綺麗事では済まされない。

強度の行動障害があった少女は、テレビを棚から落として壊したり、他の利用者の耳を噛みちぎったこともあった。深谷さんの身体には常に少女に噛み付かれた歯形がついていたという。

教員を目指したものの挫折し、福祉の世界に入ったものの、おそらく勤務の中で差別意識を強めていった植松被告に対し、彼女は言う。

「専門性に乏しく人格も未熟な若者が、施設の仕事で燃え尽きた。その体験が病理性と結びつき、事件につながったように見える」

施設で働き始めた当初、植松被告は障害者を「慣れるとかわいい」と言っていたという。が、逮捕後の調べでは、勤務の中で憎悪を募らせていったと話している。入所者が粗相をして植松被告が片付けていた時のこと。

「上から勝ち誇ったような顔をして見ている入所者がいて、許せなかった」

事件直後も書いたが、私には知的障害のあるいとこがいた。20代のある日、風邪の菌が脳に入って急激に体調を悪化させた彼女は、家族が救急車を呼ぶものの「知的障害の人は受け入れられない」と受診を拒否された。翌日に受け入れ先が決まったものの、あっという間に亡くなった。

そんないとこにも、「暴力」の問題はあった。

いとこの家に遊びに行った日、たまたまいとこが通っていた作業所の職員が来ていて、話を聞く機会があったのだ。その作業所の人たちに、いとこは時に居酒屋などに連れていってもらうことがあったようだった。職員の人たちが引率する形でそういう場所も楽しんでいたという。

そっか、もう20歳超えてるもんな。微笑ましく聞いていると、衝撃的な言葉が耳に飛び込んできた。いとこは酔うと、職員に暴力をふるうことがあるのだという。「結構、ひどいんですよね...」。

控えめに言った職員の言葉に、私は凍りついていた。いとこの家族も、ショックを受けていた。ただただ申し訳ないと思いつつも、何をどう思っていいのかわからず、その上、なんて答えていいのかもわからず思考停止した。いとこの家族もただ言葉を失っていた。結局、その場で打開策などは語られず、沈黙が続いた。

いとこの場合、酔った時の話だったので、お酒を飲まなければいいという解決策があった。だけど、その時、思った。もし、自分が作業所や施設の職員として働いていて、いつ暴力をふるうかわからない人のケアをしなければならない立場だとしたら。

やまゆり園の元職員の男性は、入所者の暴力などの問題に対して、こう語る。

「入所者は施設を出ても居場所がない。暴れても警察を呼ぶわけにはいかず、職員が自分でなんとかする。毎日がその繰り返し」

彼らは守られているのに、自分は守られていない―――。植松被告の中には、そんな思いがあったのではないだろうか。

自身も脳性麻痺の後遺症があり、車椅子生活を送る東大准教授の熊谷晋一郎氏は、このように語る。

「明日にも自分が価値のない存在とされてしまう不安が広がっている社会では、悪意は障害者のような、より不要だと思われている存在に向かいやすくなる」

また、ダウン症の娘を持つ和光大名誉教授の最首悟氏は、以下のように語っている。

------

現代は『私の存在価値は何か』『社会に役立っているのか』という存在証明が難しい。終身雇用が失われ、弱者はいつ切り捨てられるかわからない。これは誰でも、とてつもなく不安なこと。不安が解消されないから、まぎわらすしかありません。

まぎらわす相手として通常は人と交流しますが、植松被告が存在証明を求めた先は、国家による勲章だったのでしょう。衆院議長公邸に持参した手紙に『日本国が大きな一歩を踏み出す』と書いています。日本のために正しいことをした、だから英雄として認めてほしいと思っているはずです。その意味で、彼は精神異常者でも快楽殺人者でもなく、『正気』だった。ネットでは共感する声もあります」

------

「誰でもよかった」のではない。「死刑になりたかった」のでもない。自分の行為が「称賛」を受けると思い、大量殺人事件を起こした植松被告。

しかし、彼もまた、教員という夢に挫折し、一時は生活保護を受けるほど生活が困窮するという「弱者」の一人でもあったのだ。

本書で興味深いのは、事件に対する世界の反応だ。

事件後、追悼集会には世界各国から多くのメッセージが集まったという。アイルランドの国立大学教授は「私たちは人を有用かどうかで判断しません。そうした発想を支える功利的な考え方は、歴史のごみ箱に投げ込まれました」と書き、インドからは「高齢者と障害者をどう扱うかに、市民と国民の性格が表れます」という言葉も届いた。

相模原事件から5年前、ノルウェーではアンネシュ・ブレイビクという30代の男が77人を殺害するという事件が起きている。狙ったのは、移民受け入れに寛容な人々。彼自身は「欧州をイスラムの支配から救う」と事件を正当化していた。

ネオナチサイトに参加していたブレイビクと、「ヒトラーの思想が降りてきた」と語った植松被告。自らにとって「不健康な要素」を取り除き、社会を「純化」したいという意図。そして、挫折と孤立。2人には多くの共通点がある。

そんな事件を受け、ノルウェーでは何が起きたか。

「ノルウェーは国を挙げて犠牲者を追悼し、首相が『さらに寛容な社会をつくる』と宣言した。事件の生存者の中には、『テロを機に監視社会ができたら、彼の思うつぼだ。そうさせないのが、生き残った僕らの役割だ』と地方議会選に出馬した人もいた」という。

翻って、日本ではどうか。首相や政権から「障害者差別は許さない」という力強いメッセージが発されることはなく、逆に事件を受けて元都知事の一人は「やまゆり園事件犯人の気持ちはわかる」と公言。精神障害者の措置入院や予防拘禁ばかりが語られ、「危ないやつは排除・隔離しろ」と、突き詰めれば植松被告の主張と重なり合うような意見ばかりが支持を得ている気がして仕方ない。

効率や、生産性ばかりを重視する社会のあり方と、決して無関係ではない相模原事件。

あの時、「かけがえのない命」「命は大切」と繰り返したメディアは、今日も「高齢者福祉にこんなに金がかかって財政難」、という「お荷物」感たっぷりの報道を繰り返している。

常にお金と天秤にかけられる、命。

見直すべきは、障害者への差別とかそんなことよりずーっと手前の、私たちの「命へのまなざし」、そのものだと思うのだ

(2017年7月26日「雨宮処凛がゆく!」より転載)

 

 

 


PKO日報問題 防衛事務次官と陸上幕僚長が辞任へ 〔テレ朝ニュース 7/27(木) 10:30配信〕

2017-07-27 12:19:15 | 報道 NHK 民放

テレ朝 newshttp://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000106285.html

PKO日報問題 防衛事務次官と陸上幕僚長が辞任へ

7/27(木) 10:30配信

All Nippon NewsNetwork(ANN)

 
 破棄したとしていた南スーダンPKO(国連平和維持活動)の日報が実際には保管されていた問題で、防衛省の黒江事務次官と陸上自衛隊トップの岡部陸上幕僚長がともに引責辞任することが分かりました。

 日報の問題を巡っては、組織的な隠蔽があったかなどを調べる特別防衛監察の結果が28日にも公表されます。防衛省の事務方トップである黒江次官と陸上自衛隊トップの岡部陸上幕僚長はこの問題の責任を取って、ともに辞任する意向を固めました。
 岡部陸上幕僚長:「(Q.大臣に辞意を伝えたのか?)コメント控えさせて下さい。監察結果について我々は知っていないし、今、コメントは控えさせて頂きたい」
 稲田防衛大臣も来週の内閣改造で交代になる見通しで、事実上の更迭になります。日報の扱いを巡っては、黒江次官が2月の時点で「公表しなくても問題ない」という方針を示していたとみられ、これを稲田大臣も認識し、了承していたかが焦点となっています。

最終更新:7/27(木) 10:51
テレビ朝日系(ANN)

 

 

 


<大スクープ!> 近畿財務局と森友学園 売却価格めぐる協議内容判明 〔NHK 2017.7.26〕 ~ 菅野完さんコメント

2017-07-27 02:04:14 | 森友学園疑惑

想田和弘‏認証済みアカウント @KazuhiroSoda
うおー、これは重要なニュース。財務局側が学園に「いくらなら払えるか」と値段を打診したと関係者が証言。佐川理財局長が全否定してきたことを覆す内容。

 
菅野完 @noiehoie
はい。NHKようやくこれを報道しました。これが籠池のオッサンがずーっというてたこと。近畿財務局、背任やねんて/近畿財務局と森友学園 売却価格めぐる協議内容判明

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<菅野完さんコメント>

引用元:https://www.facebook.com/gomizeromirai/videos/1757412010965595/

このニュースのポイント①:16年3月24日の近畿財務局と森友学園の交渉で、「国が指し値を言ってきた」ということ。無茶苦茶やろ?

このニュースのポイント②:で、「16年3月24日の近畿財務局と森友の交渉で国が指し値で言ってきた」ってのは、僕も各社もあちこちで書いてたこと。この報道は「その裏がとれた」って報道。でそこが重要。なぜ重要かは次tweetで

このニュースのポイント③:16年3月24日の近畿財務局と森友学園の交渉の「裏」がとれてるってことは、論理的に考えて「財務省側の証言がとれた」ってこと。つまり、財務省からも「政権に不利な情報のリーク」が始まったってこと
で、NHKが「土地取引では近畿財務局の背任が濃厚」と報道をした以上、ガサ入れて聴取すんのが「籠池のおっさんだけ」やったら片落ちやわな。そんなかっこの悪いことせんよね?大阪地検特捜部はそんなことせんはず。近財も強制捜査するよね?ね?ね?

在阪メディアがセンス悪いのは前からわかってることだが、とりわけ読売テレビは地面掘り下げたほどにレベル低いな。
「さっき流れたNHKのニュースの内容を確認するためにも、籠池さんに取材したいんですけど」
ってアホちゃうかw
あのNHKの原稿読んでみいや、おっさん「知らん」言うとるがな

各社の記者、あのNHKのニュース流れたあとに、相談とか電話来るけど、だいたい「いやぁNHK、すごいな。さすがですね」って言う話だけ。
「NHKのニュースみて、籠池さんにも直接話ききたんですけどぉ」とか、笠屋の丁稚みたいなアホなこというの、全国のメディアで読売テレビだけ。程度低すぎ

日本全国のメディア「NHKに抜かれた!我々も財務省のコメント取りに行こうぜ!」

読売テレビ「NHKのニュースみてぇ、籠池さんに話聞きたいんですけど…」

 

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NHK NEWS WEB http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170726/k10011075411000.htmlより転載

近畿財務局と森友学園 売却価格めぐる協議内容判明

大阪の学校法人「森友学園」に国有地が8億円余り値引きされて売却された問題で、去年3月に近畿財務局と学園側との間で売却価格をめぐって行われた協議の内容が初めて明らかになりました。関係者によりますと、財務局は学園側にいくらまでなら支払えるのか尋ね、学園側は上限としておよそ1億6000万円という金額を提示していました。実際の売却価格は学園側の提示を下回る金額に設定されていて、大阪地検特捜部は詳しい経緯を調べています。

去年6月、近畿財務局は大阪・豊中市の国有地についておよそ9億5500万円だった鑑定価格から地中のゴミの撤去費用などとしておよそ8億2000万円を値引きして森友学園に売却していました。

この売却価格をめぐって学園との間でどのような協議が行われたのか、これまで財務省や財務局は「記録を廃棄した」などとして説明してきませんでしたが、協議の詳しい内容が関係者への取材で初めて明らかになりました。

森友学園の籠池前理事長は去年3月11日に国から借りていた国有地で地中から新たなゴミが見つかったため、建設中の小学校の開校時期が遅れることを心配し国有地の買い取りを希望したということです。

関係者によりますと、3月24日、籠池前理事長から交渉を一任された学園の当時の弁護士が財務局に対して土地の買い取りを初めて打診し、この日のうちに双方が具体的な金額を出して協議していたことがわかりました。

この場で財務局の担当者はいくらまでなら支払えるのか購入できる金額の上限を尋ね、学園の弁護士は当時の財務状況を基におよそ1億6000万円と答えたということです。

一方、財務局の担当者は国有地の土壌改良工事で国がおよそ1億3200万円を負担する予定であることを理由にこれを上回る価格でなければ売れないなどと事情を説明したということです。

この協議の6日後の3月30日、財務局はゴミの撤去費用の見積もりを民間業者ではなく国有地を管理している大阪航空局に依頼するという異例の対応を取り、値引き額はおよそ8億2000万円と決まりました。
この結果、学園側への売却価格は1億3400万円となり、3月24日の協議で財務局と学園の双方が示した金額の範囲内に収まる形となりました。

この問題をめぐって、大阪地検特捜部は、近畿財務局が大幅な値引きによって国に損害を与えたとする市民グループからの背任容疑での告発を受理しています。特捜部は財務局の担当者から任意で事情を聴いて売却価格が決まった詳しいいきさつについて調べを進めています。

近畿財務局と森友学園の協議の内容について、財務省はNHKの取材に対して「承知していない。事前に具体的な数字をもって金額の交渉をすることは考えられない」とコメントしています。

去年3月から売却契約までの経緯

去年3月11日、森友学園が国から借りて小学校の建設を進めていた大阪・豊中市の国有地で大きな問題が生じました。基礎工事の最中に地中から新たなゴミが見つかったのです。

3月14日、現地に籠池泰典前理事長や工事関係者、それに近畿財務局や大阪航空局の担当者が集まって対策を協議しましたが、結論は出ませんでした。

籠池前理事長は、翌15日に妻の諄子氏とともに東京・霞が関の財務省に出向いて理財局の田村前国有財産審理室長と面会し、迅速な対応を取るよう求めました。この面会のやり取りは籠池前理事長が録音していて、近畿財務局の対応が悪いと籠池夫妻が強い口調でなじる様子が記録されています。
この場で田村前室長は、近畿財務局が責任を持って対応すると伝えましたが、関係者によりますと、籠池前理事長は、財務局の動きが鈍いと感じていたということです。

近畿財務局は、対策を検討するためにはまずゴミがどの程度あるのかを確認する調査が必要だという考えだったということです。その一方で、当時は年度末だったため土地の貸し主の大阪航空局に予算がなく、新年度にならないと調査を行うのは難しいとも伝えていたということです。

籠池前理事長は、このまま国に任せていたらすでに1年予定を延ばしていた開校の時期がさらに遅れてしまうと焦りを感じ、土地を買い取ることで事態を打開できないかと考えたということです。そして土地のトラブルなどの問題に詳しい弁護士に相談し、国有地の買い取り交渉を一任したということです。

3月24日、籠池前理事長から財務局との交渉を一任された学園の当時の弁護士が近畿財務局に対し、土地の買い取りを初めて打診しました。今回、明らかになったのはこの日の協議の内容で、関係者によりますと、財務局の担当者が学園側にいくらまでなら支払えるのか購入できる金額の上限を尋ねるなど具体的な額を出して話し合いが行われたということです。

6日後の3月30日近畿財務局は、地中のゴミの撤去・処分費用の見積もりを豊中市の国有地を管理している大阪航空局に依頼するという異例の対応を取りました。こうした見積もりは通常、公正さを保つために民間業者に委託しますが、航空局に依頼したことで、国会の論戦では恣意的(しいてき)な見積もりが行われたのではないかとの指摘が野党から出ています。

大阪航空局は、2週間後の4月14日、ゴミの撤去などの費用をおよそ8億2000万円と算出し財務局に伝えました。財務局は、このあと民間の不動産鑑定士に土地の評価を依頼し、およそ9億5500万円という鑑定価格の報告を受けました。

そして6月1日、航空局が見積もったゴミの撤去費用およそ8億2000万円を差し引いた1億3400万円を売却価格として学園の弁護士に提示しました。
籠池前理事長は、弁護士から伝えられた売却価格が想定していたよりもはるかに安いと驚いたということで、国会の証人喚問では「神風が吹いた」と表現しました。

そして6月20日、学園は財務局が提示した売却価格を受け入れて、契約を結びました。

財務省のこれまでの説明

国有地の売却をめぐる森友学園との協議について、財務省は、売却価格を決める前に具体的な金額を出しての交渉はしていないと強調してきました。

国有財産の売却手続きでは、相手の意向や経済的な事情に沿って価格が設定されたという疑念を持たれないよう、価格が決まる前に国有財産の購入希望者との間で金額交渉が行われることは通常ありません。

財務省の佐川前理財局長は、5月18日の参議院財政金融委員会で、野党の議員から事前に金額交渉があったのではないかと質問された際、「先方に、あらかじめ価格について申し上げることはございませんとずっと答弁してきているところです」と答えるなど、国会では具体的な金額を出しての学園との協議を一貫して否定していました。

国有地をめぐる時系列

大阪・豊中市の国有地が森友学園に売却されるまでの時系列です。

平成25年9月、籠池泰典前理事長が小学校の建設予定地として国有地を取得する要望書を近畿財務局に提出。

平成27年1月27日、大阪府の私学審議会が条件付きながら小学校の設置について認可適当の答申。

5月29日、近畿財務局と森友学園が売却が原則の国有地の10年以内の買い取りを条件に賃貸契約を締結。

7月末から12月、国有地の地中のゴミを撤去する土壌改良工事を実施。貸し主の国が負担すべき工事費、およそ1億3200万円は森友学園が立て替える。

9月5日、安倍総理大臣の妻の昭恵氏が森友学園で講演し、開校を目指す小学校の名誉校長に就任。

平成28年3月11日、国有地に建設中の小学校の基礎工事の最中に地中から新たなゴミが見つかる。

3月15日籠池前理事長夫妻が東京・霞が関の財務省に出向き、理財局の田村国有財産審理室長(当時)と面会。

3月24日、森友学園が近畿財務局に対し、国有地の買い取りを初めて打診。学園の弁護士が近畿財務局の担当者と協議。

3月30日、近畿財務局が地中のゴミの撤去・処分費用の見積もりを豊中市の国有地を管理している大阪航空局に依頼する異例の対応。

4月14日、大阪航空局がゴミの撤去などの費用をおよそ8億2000万円と見積もり近畿財務局に報告。

5月31日、民間の不動産鑑定士が鑑定価格をおよそ9億5500万円と近畿財務局に報告。

6月1日、近畿財務局が鑑定価格からおよそ8億2000万円を差し引いた1億3400万円を売却価格として森友学園に提示。

6月20日、森友学園と近畿財務局が売買契約を締結。

 

 

【関連記事】

 

森友学園への国有地売却 財務局が異例の分割払い提案 | NHKニュース

【森友問題】土地払い下げ根拠のごみ、存在しないこと示す証拠公開…財務省の背任が決定的

 

 

 

 

 


7/30横浜市長選 【動画】「権力側」対「市民側」の闘いです:カジノより給食を!がんばれ、伊藤ひろたかさん!

2017-07-26 23:36:39 | 都知事選 県知事選 市長選

 2017年7月30日 横浜市長選
【「権力側」対「市民側」の闘いです:カジノより給食を!】1分45秒映像

もし、伊藤ひろたか候補が勝ったら…
1年近く前の新潟県知事選を思わせる今回の選挙構図と流れ…彼は米山隆新潟県知事同様、しっかりと市民側に立った市政を行うはずです。

現職の林文子市長は2014年年頭会見で早くもカジノ誘致を表明しています。自民党が進めるカジノ推進法に関して、完全な賛成者です。

カジノ誘致反対の伊藤ひろたかさん、そんな林市長に対抗する姿勢を明確に打ち出した街頭演説、積極的に行っています。...
「皆さま、気付いてください。林市長がやって来た事、これからやろうとしている情報を知ってください」
彼は繰り返し、道行く市民の方々にこの事を訴え続けて、今日も横浜市内を走り回っています。
そして、彼が思い描く横浜市構想。
「20年後、30年後を見据え、横浜の歴史と文化を活かした再開発を行うべき。カジノは全くそぐわない」
子供たちの未来を演説中でも強く訴える彼の周り、小学生の子供たちまで寄って来てハイタッチしたりする風景がよく見かけられます。
これ、他の候補では見られない風景と思います。

カジノより給食を!
頑張れ、伊藤ひろたかさん!

そして、横浜の方々はもちろん、GO VOTE!        (黒川敦彦氏FBより)
             

■Twitterをやってる方、リツイートをよろしくお願いします。
https://twitter.com/100_govote/status/890106700417683456

  

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メイベリン(こんな人)7/30横浜市長選 @savepeoplepiece

さんのチラシ。「政策4つの柱」…とても良いのだから、この4つはもっと言いまくって欲しいな。もったいないって凄く思いました!残り時間…頑張ってください!!!応援し続けます!!!✨

 

 

 


【カジノか学校給食か!】 7/30投開票!「市政に若い力を!横浜市長選」 =伊藤ひろたか勝手連

2017-07-26 13:41:30 | 都知事選 県知事選 市長選

市政に若い力を!横浜市長選

横浜は20ある政令都市のうち、唯一中学校給食がありません。

伊藤ひろたか勝手連伊藤ひろたか勝手連 @hirochansupport

7月21日

 

 

7月25日

 

 昨年7月の参院選で当選した民進党の真山 勇一さんと次点に泣いた共産党のあさか由香さんが、共に応援!!

 

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江田憲司認証済みアカウント @edaoffice 7月21日